第16話 暗黒の王、襲来
「…あのゲート結構大きくない…?」あれから異臭間、空に大きなゲートが現れた。そのゲートは今までにない禍々しさを放っている。そして…何か起きるかもしれない。そう思った矢先…
巨大な二本の角に筋肉質な体。見た感じ慎重は50Mはありそうだった。でかすぎる…そんな巨体が街に着地した時、なぜか街は揺れず。しかし地面はへこんだ。そしてそれは突然語り掛けてきた。
「ヴワハハハハ、夏希…ついに見つけたぞ…我は暗黒の王だ。ん?なんだ、その周りにいる剣士と魔法使い…その他の人間は。まあいい、約束通り貴様を取り込んでくれるわ…しかしいきなり取り込んでしまっても面白くない。まずは腕試しでもしてやろう」そういうとあたりは暗くなり、邪悪なオーラがあふれ出た。そして…
「…何をする気だろ。とりあえず…”フレイムレイン”」様子見で火の子の雨を降らせた。すると暗黒の王は少し怯んだ。その隙に…”マッスルブレイク”ふざけた名前に聞こえるかもしれないけど、これは激しい筋肉痛を起こす魔法。痛みで苦しめて動きを止めるだけの魔法。これを使うと相手はたいてい降参するけど…
「ぐおっ…貴様、やるな…筋肉痛が激しいわい…うおっ!?なんだ揃いにそろって襲い掛かってきおっ・・・」筋肉痛で動きが止まってる隙に私の仲間は一斉に攻撃を仕掛け、すべてヒットした。見た感じ相当なダメージが入っているみたい。
「どう?結構手ごたえあるでしょ?これで私を取り込もうなんて思わなくなるんじゃない?」私はそういった。しかし暗黒の王は笑ってこう言った。「ふふふ…確かに手ごたえはある。しかし忘れるな、我は暗黒の王、あらゆる魔法を使って貴様を取り込むなど簡単だ、ちょっと加減していただけだあ。だがもう少し様子を見ようか…これはどうだ…?」そう言うと暗黒の王は手から闇の球を…しかも紫の電気のようなものがバチバチなっている。当たったら痛そう…
「ヴワハハハハ…これをよけれるかな?」そう言うと球をこちらに投げてきた。回避しようとした。しかし…「っ!?足が…動かない…!!なんで…?」なぜか脚が動かない。拘束解除魔法を使っても効果はないみたい…まさか…そうこうしているうちに球が私に直撃した。「うわっ!?痛たたた…なんでさっきは…」疑問を感じていると、「今のは回避行動を封じる魔法だ。やろうと思えば全身の動きを止めて高速ることも魔法を封じることもできるぞ。それと貴様の拘束解除魔法をかき消すこともできる。」暗黒の王はそういった。そして私を巨大な手で握って持ち上げた。「っぐ…!離して…!じゃないと魔法で…あれ、発動しない…それに…取り込もうとしてない!?」私は抵抗したけど、それもむなしく体に固定された、それは暗黒の王の胸の位置。慌てて腕と足を引き抜こうそして書けど、全く抜けない、それどころか一体し始めた。「ぐっ…この…魔法も使えないし抜け出せない…!助けて!なんでみんな動かないの…?…!まさか…」まさかとは思たけどそのまさかだった。「ぐっ…なんだこれは…透明な何かに拘束されて動けない…私たちに何をしたんだ…?」すると暗黒の王は笑った後にこう言った。「貴様らの動きを止めてやった。これで夏希を助けることはできまい。あ安心しろ、それはしばらく…3時間経ったら効果が切れる、それにこの魔法は我の一生に一度しか使えんからな。ま、せいぜいそこでこの娘が魔力を吸われるところでも眺めておくんだな。」
そして私は思わず…「ちょっと冗談じゃない…‼早く離して…!ぐっ…この…!…だめ、力を込めてもビクともしないしだんだん腕と足が一体化してきてる…」さらに悪いことに、私の魔力は容赦なく吸われていくのを感じる。腕から、脚から…一体化してるところから魔力を吸い取られたせいか、徐々に力が入らなくなっていった…そして仲間は動けず、しばらく私が取り込まれる様子を眺めるしかなかった…
続く
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