第8話 蛇頭の魔物
はあ、はあ、はあ…今は前回のあらすじとか言ってる場合じゃない…!これまでとは比べ物にならないほど危険な魔物が送り込まれてきたって聞いたから…急いで駆けつけてるところ…!その魔物の能力は…あっちょっと待って。
「見つけた…!って…え…ほんとにやばいじゃん…」何が起こったのか…蛇頭…というか神が蛇の魔物…いわゆるメデューサ。名前を口に出すだけでおそしっりい…だってその魔物は、”石化能力”を持ってるから。幸い私は変身しているから化石化は無効化できる。でもほかの魔法使いは…全員石にされて魔力を吸われてる。何をしてくるかわからない…
「とりあえず様子見を…ってあ、みつかった・・・!」そしてその魔物は私を見るなり、「石になれ…」と私の顔を見つめ、目を光らせた。一瞬私の体が動かなかったけど、石化はしなかった。すると魔物は不思議そうにした。「なぜだ…なぜ石にならぬ…こうなったら力づくで吸い取ってくれるわ…!」ひっ…恐ろしい。そんなことをされたら非常にまずい。なんとしてでも倒さないと…。先手
「じゃあこっちも力づくであなたを止めるからね!まず私が先手ね!”スパイクアイス”この鋭い氷が当たったらどうなるか…!」そしてそれは魔物に直撃した。するととても痛そうにし、私に話しかけてきた。「おのれ…そこまでの魔力を…!だがよい、そこまでの高威力なら莫大なエネルギーを秘めてるだろう…吸いつくしてくれるわ!」そんなに私の魔力を吸いたいんだ…でも絶対吸わせたくない…
「私の魔力はあげないからね!”ファイアートルネイド”この炎に包まれながらあきらめて!」しかし魔物はあきらめず、攻撃を仕掛けてきた。「熱いではないか…しかしこれはどうだ…?」すると蛇が触手のように伸び、私の魔力を吸おうととびかかってきた。しかし間一髪で回避した。「へえ、なかなかやるね…当たってないけど。ならこっちも…この威力に耐えれる?”ヘヴィトルネイド”竜巻の重い一撃なら…」するとその竜巻は魔物から伸びる蛇をすべて無力化した。これで何とか…
すると魔物は…「…そうか…そういうやつなんだな…己じかに我がかみついて吸い付いてくれる!」…あちゃー、激怒させちゃったかあ…ってそんなこと言ってる場合じゃない…!魔物は私の腕にかみついてきた。そしてそこから魔力を…ごきゅごきゅと音を立て、吸われ続けるのがわかる。「ぅ…ちょっと…離れてっ!魔力ガリルか心配だけど…”リーフカッター”」猛スピードで飛ぶ葉によって魔物に傷がつき、たまらず離れた。そしてだいぶ弱ってきたみたい。
「あれ…さっきまで魔力を吸いに来て体制はどこに行ったの…?もし足して怖くなったとか?でも容赦しないよ。とどめの…”クリスタルボルト”!」そして魔物は息絶えた。そして私は倒せたのがうれしかったのか…「非情な魔物には非常に強力な魔法がお似合いってね。なんちゃって…て、寒っ!」…思わず寒いギャグを言っちゃった。
とりあえず…あんな危険で非情なのを送ってくるって相当本気出してきてるね…はあ、ゆっくり休も…
この時の私は、まさか一週間後にこれよりもまだ危険なのが送り込まれるとは思ってもなかった。
続く
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