第4話 ゴム質の魔物

っはー、先週も大変だった…カエルが襲ってくるし脚が沼にはまって抜けなかったし…私一人ではどうしても抜け出せなくて助けられたし。もうあの沼地はこりごり…

 そう思っているうちに一週間がたった。つまり、そろそろ魔物が送り込まれるかの世が…

 …絶対、今私の目の前にるのが送り込まれた魔物だよね。邪悪な雰囲気がするし。そしてその魔物はいきなり口から何かを吐いた。それは黒く、光沢感があった。

そして近くにいた少女にあたり…「な、なにこれ…?くっついてるしゴムみたいに伸びて動けない…」その少女は困惑していた。

 「ゴムみたいに…?てことはこの魔物が吐いたのは…液体ゴム…?」伸びる性質、そして光沢感から、その可能性が高い。でもゴムって乾くのに時間がかかったような。

 それより、早くこの魔物を倒さないと。ゴムっぽいし絶対電気は通さないよね…

 「電気が無理だとしても熱なら…”ヘヴィフレイム”!」すると瞬く間に魔物が

青い炎でこまれた。そして魔物の悲鳴が聞こえる。怯みはしたみたい。しかし、炎が消えると、そこには焦げはしたものの魔物が動く姿があった。

 「あぁ、うん…ゴムって耐性とか付け加えれるみたいだからね。でもダメージは入ったはず。じゃあ容赦なく次の魔法を…」しかし、魔物はそれを阻止するかのように口からゴムを吐いた。そして私の足にヒットした。

 「うわっ!?しまっ…あ、あれ、動けない…まさか…ゴムが乾いてくっついてる…!?」そのまさか。すぐに乾くわけはないお思ったんだけと…熱で乾き明日くなってしまったみたい。そして魔物は次の攻撃をしようとした。

 「やばい、次のを食らったら…ん…ぐっ…このっ…!ぐぅ…!」足を引き抜こうとしても、完全にくっついたゴムはそれを許さなかった。…こうなったら、先週習得した変身と魔法で抜け出さないと…!そして私は胸の紋章に右手を当てた。その瞬間白い光に一瞬包まれ、目を開けると変身が完了した。

 「これで何とか…まずは…”拘束解除”」この魔法なら一部を除きほとんどの拘束から即座に抜け出せる。そして魔法は発動し、脚を包んで離さなかったゴムが消えた。

 「さっきはよくも…!まずは光で劣化させて…"ライトニングフラッシュ”」ものすごい光が放たれ、それは魔物を包んだ。ゴムは光で劣化するという性質からこの魔法なら効く

 ギギヤァァァァァ

 

 どんな鳴き声なの…と思っていると魔物は倒れていた。反撃をしてくる様子はない…討伐に成功したみたい。

 「にしても属性耐性持ちはなかなか大変だった…は物理攻撃行っちゃおうかな?でも剣もハンマーも重そうだし…」

 いろいろあったけど討伐はできたかすべてよしかな。…来週はどんな魔物が来るんだろ。

 …ところでさ、倒した後すぐ変身解除してその場を去ろうとしたんだけど…転んで魔物の残骸の溶けてる部分に手足が埋まって動けないんだよね。うぐぐぐ…魔法が弾かれてるし…どうしよう。


続く

 

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