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2022年10月22日 15:47
濃紅って普通深紅って言いません?
作者からの返信
ゆうすけ様、コメントありがとうございます。 まず手持ちの色辞典で「濃」「深」の使い分けを取り出してみます。紫紅社『日本の色辞典』吉岡幸雄氏 深緋(あけ)・深縹(はなだ)・深紫(むらさき)は「深」で「こき」ですね。 こちらは「濃」を「こき」とは読ませないようです。主婦の友社『新版 色の名前507』福田邦夫氏 濃色(いろ)は「濃」で「こき」ですね。 深藍色(あいいろ)・深黄(き)・深支子(くちなし)・深縹(はなだ)・深緋(ひ)・深紫(むらさき/黒紫も同音)は「深」で「こき」ですね。東京書籍『色の名前と言葉の辞典888』では、 濃色(いろ)・濃朽葉(くちば)は「濃」で「こき」と読みます。 深支子(くちなし)・深緋(ひ)・深紅(べに)は「深」で「こき」ですね。視覚デザイン『定本 和の色辞典』では、 濃色(いろ)・濃朽葉(くちば)・濃紅梅(こうばい)・濃二藍(ふたあい)は「濃」で「こき」と読みます。 深緋(ひ・あけ)・深退紅(あらそめ)・深葡萄(えび)・深支子(くちなし)・深滅紫(けしむらさき)・深縹(はなだ)・深蘇芳(すおう)・深紫(むらさき)・深藍(らん)は「深」で「こき」ですね。 で、こちらでは「濃紅」「深紅」はともに「こきくれない」だそうです。 で、ここから私が「濃紅」が「こきあ」だと判断した手順ですが、これは早計でした。 まずグーグル先生に聞いてみて、通販サイトで「濃紅」に「こきあ」と付いていたので、「これだ!」と飛びつきました。 しかし、さらに個別の商品ページをチェックしたら「濃紅」に「こきあか」と読ませるのが本来のようです。ヤフーショッピング・イチネンネットPlus+重蔵窯:利休信楽 手洗い鉢 030-305濃紅(こきあ 信楽焼 手洗い 洗面 焼き物 030-305 濃紅(こきあか) https://store.shopping.yahoo.co.jp/cocoterrace/icn-kmo-00000242.html(URLは:を全角にしてリンクを殺しています) ここで先に出ている「(こきあ」が検索に引っかかったので飛びついたのですが、正確には最後まである「(こきあか)」が正しかったのです。 どうやら信楽焼で「こきあか」を「濃紅」と書くものがあるようですね。 で、ここからが思案のしどころなのです。 おそらく商品名と思われる「濃紅」がまず使えなくなりますので、音の近い「深緋(こきあけ)」として漢字を変えて、読みを近づける手法をとることになります。 ただ、個人のブログ記事に、『花熟里(けじゅくり)の静かな日々』 https://blog.goo.ne.jp/kira2bapak/m/202008 「ムクゲ(木槿)」20 のところに、 花色:白、濃紅、濃紫、青紫、ピンク。 と、濃紅と書く方がいらっしゃったので、これをどう判断するかですね。 最も穏当なのはやはり「深緋(こきあけ)」を使う方法かな。 ある程度走り始めているので、今回はこちらを使うことに致します。 色味が赤系から茜と紫を混ぜた色味に変わるので、派手さはなくなりますね。 まあ、早とちりだったので致し方ないです。 怪盗の名前からもう一度考え直してみますか。 「しんく」は「真紅」と「深紅」でも分かれますから、物語のタネとしては弱いかな、と思います。 ゆうすけ様、ご指摘ありがとうございました。
濃紅って普通深紅って言いません?
作者からの返信
ゆうすけ様、コメントありがとうございます。
まず手持ちの色辞典で「濃」「深」の使い分けを取り出してみます。
紫紅社『日本の色辞典』吉岡幸雄氏
深緋(あけ)・深縹(はなだ)・深紫(むらさき)は「深」で「こき」ですね。
こちらは「濃」を「こき」とは読ませないようです。
主婦の友社『新版 色の名前507』福田邦夫氏
濃色(いろ)は「濃」で「こき」ですね。
深藍色(あいいろ)・深黄(き)・深支子(くちなし)・深縹(はなだ)・深緋(ひ)・深紫(むらさき/黒紫も同音)は「深」で「こき」ですね。
東京書籍『色の名前と言葉の辞典888』では、
濃色(いろ)・濃朽葉(くちば)は「濃」で「こき」と読みます。
深支子(くちなし)・深緋(ひ)・深紅(べに)は「深」で「こき」ですね。
視覚デザイン『定本 和の色辞典』では、
濃色(いろ)・濃朽葉(くちば)・濃紅梅(こうばい)・濃二藍(ふたあい)は「濃」で「こき」と読みます。
深緋(ひ・あけ)・深退紅(あらそめ)・深葡萄(えび)・深支子(くちなし)・深滅紫(けしむらさき)・深縹(はなだ)・深蘇芳(すおう)・深紫(むらさき)・深藍(らん)は「深」で「こき」ですね。
で、こちらでは「濃紅」「深紅」はともに「こきくれない」だそうです。
で、ここから私が「濃紅」が「こきあ」だと判断した手順ですが、これは早計でした。
まずグーグル先生に聞いてみて、通販サイトで「濃紅」に「こきあ」と付いていたので、「これだ!」と飛びつきました。
しかし、さらに個別の商品ページをチェックしたら「濃紅」に「こきあか」と読ませるのが本来のようです。
ヤフーショッピング・イチネンネットPlus+
重蔵窯:利休信楽 手洗い鉢 030-305濃紅(こきあ 信楽焼 手洗い 洗面 焼き物 030-305 濃紅(こきあか)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/cocoterrace/icn-kmo-00000242.html
(URLは:を全角にしてリンクを殺しています)
ここで先に出ている「(こきあ」が検索に引っかかったので飛びついたのですが、正確には最後まである「(こきあか)」が正しかったのです。
どうやら信楽焼で「こきあか」を「濃紅」と書くものがあるようですね。
で、ここからが思案のしどころなのです。
おそらく商品名と思われる「濃紅」がまず使えなくなりますので、音の近い「深緋(こきあけ)」として漢字を変えて、読みを近づける手法をとることになります。
ただ、個人のブログ記事に、
『花熟里(けじゅくり)の静かな日々』
https://blog.goo.ne.jp/kira2bapak/m/202008
「ムクゲ(木槿)」20
のところに、
花色:白、濃紅、濃紫、青紫、ピンク。
と、濃紅と書く方がいらっしゃったので、これをどう判断するかですね。
最も穏当なのはやはり「深緋(こきあけ)」を使う方法かな。
ある程度走り始めているので、今回はこちらを使うことに致します。
色味が赤系から茜と紫を混ぜた色味に変わるので、派手さはなくなりますね。
まあ、早とちりだったので致し方ないです。
怪盗の名前からもう一度考え直してみますか。
「しんく」は「真紅」と「深紅」でも分かれますから、物語のタネとしては弱いかな、と思います。
ゆうすけ様、ご指摘ありがとうございました。