応援コメント

第2話 『怪盗コキア(仮)』としました」への応援コメント

  • 濃紅って普通深紅って言いません?

    作者からの返信

     ゆうすけ様、コメントありがとうございます。

     まず手持ちの色辞典で「濃」「深」の使い分けを取り出してみます。

    紫紅社『日本の色辞典』吉岡幸雄氏
     深緋(あけ)・深縹(はなだ)・深紫(むらさき)は「深」で「こき」ですね。
     こちらは「濃」を「こき」とは読ませないようです。

    主婦の友社『新版 色の名前507』福田邦夫氏
     濃色(いろ)は「濃」で「こき」ですね。
     深藍色(あいいろ)・深黄(き)・深支子(くちなし)・深縹(はなだ)・深緋(ひ)・深紫(むらさき/黒紫も同音)は「深」で「こき」ですね。

    東京書籍『色の名前と言葉の辞典888』では、
     濃色(いろ)・濃朽葉(くちば)は「濃」で「こき」と読みます。
     深支子(くちなし)・深緋(ひ)・深紅(べに)は「深」で「こき」ですね。

    視覚デザイン『定本 和の色辞典』では、
     濃色(いろ)・濃朽葉(くちば)・濃紅梅(こうばい)・濃二藍(ふたあい)は「濃」で「こき」と読みます。
     深緋(ひ・あけ)・深退紅(あらそめ)・深葡萄(えび)・深支子(くちなし)・深滅紫(けしむらさき)・深縹(はなだ)・深蘇芳(すおう)・深紫(むらさき)・深藍(らん)は「深」で「こき」ですね。
     で、こちらでは「濃紅」「深紅」はともに「こきくれない」だそうです。



     で、ここから私が「濃紅」が「こきあ」だと判断した手順ですが、これは早計でした。
     まずグーグル先生に聞いてみて、通販サイトで「濃紅」に「こきあ」と付いていたので、「これだ!」と飛びつきました。
     しかし、さらに個別の商品ページをチェックしたら「濃紅」に「こきあか」と読ませるのが本来のようです。

    ヤフーショッピング・イチネンネットPlus+
    重蔵窯:利休信楽 手洗い鉢 030-305濃紅(こきあ 信楽焼 手洗い 洗面 焼き物 030-305 濃紅(こきあか)
     https://store.shopping.yahoo.co.jp/cocoterrace/icn-kmo-00000242.html
    (URLは:を全角にしてリンクを殺しています)

     ここで先に出ている「(こきあ」が検索に引っかかったので飛びついたのですが、正確には最後まである「(こきあか)」が正しかったのです。
     どうやら信楽焼で「こきあか」を「濃紅」と書くものがあるようですね。


     で、ここからが思案のしどころなのです。
     おそらく商品名と思われる「濃紅」がまず使えなくなりますので、音の近い「深緋(こきあけ)」として漢字を変えて、読みを近づける手法をとることになります。

     ただ、個人のブログ記事に、

    『花熟里(けじゅくり)の静かな日々』
      https://blog.goo.ne.jp/kira2bapak/m/202008
     「ムクゲ(木槿)」20
     のところに、
      花色:白、濃紅、濃紫、青紫、ピンク。
      と、濃紅と書く方がいらっしゃったので、これをどう判断するかですね。

     最も穏当なのはやはり「深緋(こきあけ)」を使う方法かな。
     ある程度走り始めているので、今回はこちらを使うことに致します。
     色味が赤系から茜と紫を混ぜた色味に変わるので、派手さはなくなりますね。

     まあ、早とちりだったので致し方ないです。
     怪盗の名前からもう一度考え直してみますか。

     「しんく」は「真紅」と「深紅」でも分かれますから、物語のタネとしては弱いかな、と思います。


     ゆうすけ様、ご指摘ありがとうございました。

    編集済