　今日Twitter界隈を騒がせた、にいにいの「マルチ商法（正確にはねずみ講とはちょっと違います）」。

　まさか朝ドラで「マルチ商法」を丁寧に解説までつけて放送するとは思わなかった。

　このドラマ、けっこう法律的にどうなんだ？　ネタを放り込むのが好きなんですかね。

　さすがに「マルチ商法」の手口を紹介するのは、「今からマルチ商法を始めろ」と示唆しているとしか思えないのですが。

　しかも今「旧統一教会」とやらがいろいろな悪徳商法で世間を騒がせているというのに。

　まあ収録時期としてはおそらく『ちむどんどん』制作のほうが先だと思うのですが、時代が悪いときには内容を差し替えてもよいのでは？　と思わずにいられない。

　しかし「悪貨は良貨を駆逐す」のか、視聴率は比較的良好らしい。

　これは「#ちむどんどん反省会」タグのおかげかな、と思うんですよね。

　「こんなシナリオ、ダメだろう」ってところを指摘するツイートが散見されるので、皆粗探しで観ているのでしょう。

　ＮＨＫとしてはそんな、法律的にどうなの？　とか母親の頭が悪すぎるんじゃないの？　とか新聞記者なのにマルチ商法を指摘できないのはなぜなの？　とか。いろいろ配慮してほしいんですけどね。

　アンチがいると視聴率が上がるというのは、ＴＢＳ日曜朝の『サンデーモーニング』が証明してしまったから、ＮＨＫも模倣しているのかな？

　「数字をとれるのがよいテレビマン」っていう数世代前の価値観のまま。

　今年の『紅白歌合戦』も物議を醸す選出をして悪目立ちするかもしれません。

　どうも最近のＮＨＫって利己的すぎるような気がする。

　昔のドキュメンタリー中心の構成のほうが好きなんだけどなあ。

　受信料で成り立っている放送局なのだから、視聴率を追うのではなく、「番組の質」で勝負してもらいたいところです。

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