まず、正直なところ私は音楽のことについては全く詳しくないのですが、それでも心揺さぶれる熱量が伝わってくる作品でした!きっと音楽、バンドをしていた方ならもっと共感できる部分が多くあるのではと思います。音楽や小説以外の表現者共通の感覚ももちろんあります。登場人物の二人の掛け合いが心地良いですし、主人公の文の想いや思考に芯があってカッコいい。幸次のストレートさが熱いです。個人的にラストは悶えました。ぜひ、青春やバンドを感じたい方に読んでいただきたい作品です。