スズさんへ 私の母は明治の終わり頃の生まれでしたが、子供のいないお嫁さんには持たない子には苦労はかけられない、いなければその分の苦労はないさ、とよく言っていました。勿論、私にはやせ我慢だと分かっていましたが、義姉の心は幾分か軽くなれたのではと思いました。 母は母で、専業主婦であることに少し肩身が狭かった時がありました。何十年も昔の事、家にはいつも母親がいても全く不思議ではない時代に、漁師町の近所のお母さん達はお小遣い稼ぎに精をだしていました。長兄はよそはよそ、うちは堂々と家にいればいいと言いました。お蔭で私はいつも母にベッタリで、甘い人間になってしまいましたが・・母は兄に励まされ、その兄のお嫁さんは母に肩身の狭い思いをさせられることなく、お互いに良かったね、だったかも知れません。長くなってしまいましたが、昔の時代も今の時代でも仕事をするしない、子供を持とうが否かは「勝手なこと、かまわんでよ~」と皆が普通に思えればいいですね。 シンさんが良い人で良かったですね。
作者からの返信
@88chamaさま
ご自身の周囲の方々の人生模様を、パッチワークのように語っていただいた温かいコメント、心から感謝して拝読させていただきました。
この拙い作品の作者がいつも申しておりますように、文は人なりですから、@88chamaさまのお心根の清らかさ、お人柄の豊潤さがひしひしと伝わって来て、佳き人には佳きご家族が集まるんだな~と、しみじみ実感いたしております。
仰せのとおり、他者が、ましてや国家が個人の生き方に口を出すのはやめて欲しいです。
わたしのような思いをされている方が何百万人(偏頭痛患者だけでも)もいらっしゃるので、@88chamaさまのような方がうんと増えて欲しいなと……。 byスズ
温かくて優しくて、素敵なご家族のお話ですね(*^^*)
支え合う家族の形に優劣なんてあるはずないのに、何故専業主婦だとマウント取られるのか、意味がわかりません(-.-)
そんな場面に遭遇したことがあり、腹が立ったことを思い出しました。
年賀状も、難しいですよね。送る側はなんの他意も無いことがほとんどですし。
ご両親、義理のご両親の思いと気遣いも、スズさんにはかえって辛くなることもあったのかなぁと。
でも、リガルちゃんも逞しく生きているし(悪魔には天罰を!)、シンさんも本当に優しいし、気持ちが温まりました( ^ω^ )
作者からの返信
平 遊さん
拙い書き手の気持ちに寄り添うコメントと星まで、どうもありがとうございます🙏
両親や義父母に対するスズさんの複雑な思いまで汲み取ってくださって、さすがと驚きました(ぼんやりな作者自身、あ、そうかと💦)。
最近、政府広報(?)が流しているCMの無神経も気になっています。いろいろな人に配慮を……って、あんたが一番してないじゃんと🙄
じんわりと染みる、とても素敵な短編でした✨✨
女性はホルモンバランスによって体調が優れないことも多いですね。とてもよくわかります。しかも、このお話の主人公は相当に重い不調を抱えて……そういう苦しみを何とかやり過ごしながら家を守り、食事を作る。地味だけれど何よりも大切な仕事を精一杯やっていることが家族から感謝される瞬間は、この上なく嬉しいですね。
愛情深く素敵な旦那様、そして障害を持ちながらも幸せそうなワンちゃん。まさに尊い幸せですね(*´꒳`*)
作者からの返信
aoiaoiさん
とても温かいコメントと星まで賜りまして、本当にありがとうございます🙏
自分ではどうしようもない境遇のなかで一所懸命に生きている人たちが少しでも幸せになれますようにと、祈りを込めて書きました。佳き読者に巡り会えて、拙作も幸せです。😊
私の妹もかなり酷い偏頭痛持ちで
小説のなかで触れられている症状と
まったく同じ病状に悩まされています。
病のために働けず主婦でいること。
病のために子供をあきらめたこと。
社会的にも肩身の狭い思いをしてきたこと。
スズさんの悩ましい心の内は
同じ痛みや苦しみを経験した人でなければ
わかりませんよね。
でも、そんなスズさんに
優しく寄り添うシンさん。
スズさんの陰ながらのサポートに敬意を払い
感謝の念を忘れない。
シンさん、ちゃんと
解ってくれているのですね。
ジンときました( ; ; )
スズさんはリガルの悲しい境遇に
自分自身を重ねているところがあるのかな。
でも、リガルはどこ吹く風と
愛嬌を振り撒きスズさんの心を慰めてくれる
癒しの存在でもありますね。
優しいシンさんと愛らしいリガルに囲まれて
スズさん、幸せ者ですね💕
シンさんと啜る赤いキツネと緑のたぬき。
最高に美味しかったでしょうね!
ごちそうさまでした💕
作者からの返信
遥 彼方さん
涙が出そうに温かいコメントと星まで、本当にありがとうございます。
まったく同じ症状、境遇の妹さんのことを明かしてくださって、孤独なスズさん、どんなにか励みになることでしょう。
それに、リガルに自分を重ねていることを読み解いてくださって、さすがは人の心の機微に通じた遥さんと、感激で胸がいっぱいになりました。💦
この作品は書くべきかどうかずいぶん迷いましたが、やっぱり書いてよかった! と確信できました。本当に本当にありがとうございます。
犬の笑顔…うちの犬(ヨークシャテリア女子)も泣いたり笑ったりしますよ。家族にしかわかりませんが。
2週間に2日しか仕事をしていない私にとっても勤労感謝の日は辛い一日です。「一億総活躍」も無神経な言葉だと思います。上月さんのやさしい物語に、ちらっと顔をだす社会批判を楽しみにしている私も吹き荒れる野分に抗う一本杉なのでしょうか。
第一話4行 りがる→リガル ですかね。おしかけ編集者・紋屋
作者からの返信
Mondyon Nohant 紋屋ノアンさん
星とコメントをありがとうございます。
政治家もマスメディアも恵まれている人たちなので、痛みを抱えた人たちに思いを寄せる気持ちも神経も持ち合わせていないのでしょうね。友人の新聞記者が心ないコラムを書いたとき、よほど言ってやりたいと思いますが、やっぱり言えません。(笑)
変換違いのご教唆、どうも(人''▽`)ありがとう☆ございます。
とても素敵な家族の姿にホロリとしました。とても良かったです。
人間、自分のできることというのはそう多くないのですが、そんな小さな行動が周りの人の役にたったり、幸せにしたりするのだと思っています。
もちろんマイナスの効果を生むこともありますが、そこは信じて行動するしかないのだと。拝読していてそういうことを考えました。
作者からの返信
島本 葉さん
あたたかなお言葉にたくさんの星まで、本当にありがとうございます。
数年前に書いたものですが、自分の執筆の芯のひとつになっています。
こうして新たに掘り起こしていただくと、静かな勇気が湧いて来ます。
貴作『きら、きら』のような作品を目ざして精進いたします。(*'▽')