これは、統合失調症を抱えるかたの世界観を垣間見せてくれる貴重な作品です。
人は誰もが自分の妄想を通してしか世界を認識することができません。問題は、その妄想がその人が所属する社会にとって多数派であるかどうか。そう言った意味で、作者さん体験した地獄は紛れもない現実であり事実である、と思います。
それでもまだ、世界に立ち向かいたい。持ちたいと思う。その想いこそが、タイトルの問いかけなのだ、と私は認識します。
神さまについて意見を持つかたと、隣にある見知らぬ地獄を見てみたいかたにお勧め。
1読/1完にてレビュー。