#38 バーベキュー
部屋を出ると梅田たちも向かうところだったようで「よっ」と巧人と秋に声をかけた。
「あれ? 秋、なんで目赤いんだ?」
目元の異変に気付くと、桐原は顔をぐいっと近付け秋を凝視した。まさか巧人に告白して振られたなどとは言えるはずがない。秋は言い訳を探し目を泳がせた。
「あー、えーっと……」
「秋、ずっと寝てたんだ。自習張り切り過ぎて疲れたからって。寝起きだから腫れぼったくて充血してるんだろ」
誤魔化そうとしている態度が見え見えであった秋に巧人は助け船を出す。「な?」と秋に同意を求めると「そ、そうそう!」と不自然なまでに激しく首を縦に何度も振った。
「もう部屋着いた瞬間即爆睡しちゃってさ〜」
「なんかめちゃくちゃやる気満々だったもんな、秋。バカ同盟だと思ってたのにどーゆー風の吹き回し?」
「将来のこと考えたら勉強しねーとダメだよなって思ったんだ」
「槙野の影響ってワケか。お前、ホントすげー奴なんだな。梅ちゃんの心動かしたと思ったら、今度は秋の心まで動かして」
桐原は振り返り後ろ歩きをして巧人を見た。笹森に「危ないぞ」と言われると「なんかにぶつかりそうだったら教えて~」と返し、へらっとしたまま後ろを向き続けている。
「槙野にはなんかそーゆー人の心を動かす力があんだろうな」
「人の心を動かす力?」
「そ。だから、もっと思ったこと正直にばんばん口に出せば良いのに。イヤならイヤとか、好きなら好きとか。お前ってずっと言いたいこととか抱え込んでそうじゃん?」
意図せず桐原の言葉が巧人に刺さる。巧人は今まで言ってしまいたいこと程、胸の奥に仕舞い込んで気付かれないようにしてきた。
教室に顔を出すと珍しいものを見る目で見られるのが嫌だった、まるで宇宙人が話しているのだと錯覚するくらいに理解が及ばない会話で溢れている教室の空気が嫌だった、ドラキュラなどと言って一人違う存在だと線引きされるのが嫌だった。身体が弱いだけであとはなんら他と変わらないのに。異質に扱われることに対して「やめて」とは言えなかった。
言ったところでどうにもならない、その諦めは誠弥への気持ちに対しても同じだった。「好き」だと言ったところでどうにもならない。そうやって隠し事をする度に、巧人は気疲れしていった。
「言いたいことは口に出しちゃった方が良いよ。梅ちゃんみたいに思ってもねーこと言うのは逆効果だけど」
「俺のことはどうだっていいだろ」
肩をつんつんとつついてくる桐原の手を梅田は邪険にし、腕を組んで歩く足を早めた。
「うんうん。巧人って何考えてんのか分かんねーって思われがちかもだけど、ちゃんと知ったら分かりやすいし黙っててもあんま意味ねーと思うからそうしろそうしろっ」
続けて秋は「センセーだって、心のどっかでは巧人の気持ち気付いてくれてるって」と巧人に耳打ちする。
「……じゃあ、そうしてみる……」
「では早速……。巧人さん、バーベキューへの意気込みをどーぞ!」
秋は「こほん」と咳払いをして
「意気込み……。秋に任せ切りにはならないようにしたいな」
「秋って焼肉奉行っぽいもんな、分かる」
梅田が巧人に同調し頷いていると、桐原が「はいはーいっ」と元気良く手を挙げる。そして秋の拳マイクを巧人から自分の方へ向け「俺は食べ奉行しまーす!」と宣言してみせた。
「今は巧人へのインタビュー中だぞ!」
「つーか、食べ奉行ってなんだよ。楽そうな役職だな」
「これ、インタビューだったのか……?」
五人で通路に横並びになって盛り上がりながらロビーに辿り着くと、別館にいた女子たちと合流した。巧人たちと同じように固まって歩いているグループから一人離れたところにいた楓が、騒がしくしている五人を見つけ駆け寄ってくる。
「相変わらず賑やかだねー」
「よっ。えっと、茜川さん! 茜川さんも俺と一緒に食べ奉行する?」
「何それー、鍋奉行の進化系? いや、退化しちゃってるかー」
楓はバーベキューも巧人たちに交ざっていいのか確認すると言って六組の担任の元へ行った。何言か会話をしたあと振り返り、指で小さく丸を作って歯を見せ笑った。
「食べ盛りの男子高校生を相手にするなら、僕は食べ奉行なんてしてらんないねー。美味しいお肉、いっぱい食べさせてあげるよー」
「じゃあ、秋と一緒に焼肉奉行班だな」
「奉行って程、詳しくないし厳しくするつもりもないけどー」
「よしっ! 茜センパイ、よろしくな! で、焼肉ブギョーって何?」
「焼肉奉行というのは、焼肉やバーベキューをするときに焼き方や食べる順を細かく指示する人のことをそう言うんだ。あいつらももったいぶらないで素直に教えてやればいいのに」
「オレそんなめんどいことしねーって! 美味くなる焼き方とかあったら言うかもだし、あんま食ってねー奴いたら皿に肉盛ってやるかもだけど」
「そーいうのを焼肉奉行って言うんだよー。まー、みんなで分担すればいー話だよ。僕たちも行こっかー」
楓の先導で三人もロビーから外へ出た。
空は夕陽が木々の生い茂る向こうへ沈みゆこうとしていて、オレンジ色が淡く後を引き夜の薄暗い青と混ざり合っている。建物のすぐ前にテラスがあり、そこだけは明かりが灯っていてバーベキューコンロが並んでいるのが見えた。テラスの外にいる人たちの輪郭がうっすらぼやけて見え、祭りが始まるのを待ち侘びるように生徒たちの胸が高鳴る。
三人は先に梅田たちがいたバーベキューコンロの周りに合流した。テーブルには肉や野菜が盛られた大皿が置かれていて、目にした瞬間秋は「うわぁ!」と声をあげた。紙コップには誰のものなのか分かるように名前を書くことになっていて、油性マジックも一緒に置かれてある。
名前の書き方にも個性が出る。シンプルに苗字だけを書いた巧人と梅田、平仮名で『あかねがわ』と小さく書いた楓、フルネームを書いた笹森、そして秋と桐原は名前を書かずに顔を描いた。
「ふっ、バカは考えることが一緒なんだな」
「いやいや梅ちゃん、秋と一緒にすんなって。俺のミスター・コップくんの方がイケメンだろっ」
「オレの紙コップ星人の方が強そうだろ! こっからビーム出るんだぞ!」
謎のキメ顔をする桐原と謎の主張をする秋に挟まれ、梅田は額に手を置き「はぁ」とはっきり声に出した。
「お前ら両方どうしようもねぇバカだ」
見捨てるように梅田は吐き捨てる。しかし、その言葉は届いていないのかあるいは気にも留めていないようで、秋と桐原はお互いにお互いの絵を褒め合い始めた。
「秋と桐原は仲が良いんだな」
「感性っつーか波長みたいなんが似てんだろ。アイツらがバカやってる間に俺らで準備しといてやるか」
「そうだな。梅田は火の点け方分かるのか?」
「ああ、ここに着火剤入れて周りに炭を立てて並べんだ。俺がやるから、槙野は他の準備を頼む」
巧人と梅田の息の合ったコンビネーションでてきぱきと準備が進んでいく。傍観していた笹森が「梅田と槙野もなんだかんだで相性良いよな」と呟く。隣にいた楓は「似た者同士、ツーペア。だねー」と対照的な二組を交互に見ながら返した。
「笹森もぼーっとしてねぇで手伝え。瑞樹ちゃんからチャッカマン借りてこい」
「え、笹くん、瑞樹ちゃんとこ行くの? 俺もついてく!」
担任の名前を聞き逃さなかった桐原の反応は光の速さで、ミスター・コップくんを雑にテーブルに置きひょこひょこと笹森に付き添った。相手がいなくなった秋は巧人のもとへ来て「オレも手伝う!」と身を乗り出している。
「じゃあ、秋はおにぎりを各自の席まで運んでくれ」
「りょーかいっ」
「僕は何したらいーかな」
「茜川は飲み物を頼む。リンゴジュースと麦茶のサーバーがテラスの前にあったはずだ」
「おっけー。みんな、どっちがいーとかある?」
楓が尋ねると真っ先に秋が「リンゴジュース!」と腕をぴんと伸ばして言い、巧人も続いて「俺も」と重ねる。梅田は少し間を置いて「……俺も」と喧騒の中でぎりぎり届く声量の低音を楓に向けて響かせた。
「……お子ちゃま達め。桐原くんや笹森くんもリンゴジュースで大丈夫かなー。みんなで仲良くお子ちゃまになろっかー」
楓は木炭の方へ意識を向けていた梅田の顔を覗き込みにやっと笑った。まだ火は点いていないのに顔が紅い。ツンデレのデレの部分を見て楽しそうに細いツインテールを揺らしながら紙コップをお盆に乗せ、オレンジジュースを汲みに行った。
楓と入れ替わる形で桐原と笹森が戻ってきた。笹森からチャッカマンを受け取った梅田が着火剤を目掛けて点火する。パチパチという音が微かにし、やがて木炭が淡く紅色に光りだした。
「おおー、点いた!」
「まだだ。ここに空気を送り込んでもっと燃焼させないと。うちわとかあるか?」
「うちわではないが、余った紙皿ならある」
「よし、それで大丈夫だ。貸せ」
巧人が紙皿を渡すと、梅田は灰が舞う程強くなく風か届かない程弱くもない絶妙な加減で炭に空気を送り込んだ。紅い光が強くなったり弱くなったりを繰り返しながら広がっていく。戻ってきた楓はその様子を見て「いー感じじゃん」と梅田の真剣な眼差しに感心した。
「こんなもんだろ。あとは十分くらい待ってたらだんだん表面が白くなってくるから、そうなったら
「えー、あと十分も待たねーといけねーの? 腹ぺこぺこだって〜」
「文句言うな。他の奴らもまだ誰も何も食ってねぇだろ」
秋が周りを見回すと、どこのクラスのどこの班もまだ火熾しをしている最中だ。険しい顔をしている者も多く、苦戦しているらしい。
「なにげに俺らが一番進んでんじゃね?」
「さっすが梅ちゃん! なんでもそこそこできるそこそこ良い男っ」
「そこそこうるせぇ。バーベキューは昔から家族とかでよくやるからやり方知ってただけだ」
巧人たちが余裕の表情で待機していると、巡回していた誠弥が足を止め声をかけてきた。
「おっ、タクたちの班もう点けられたの? すごいね」
「梅田の手際がすごく良くてな。兄さんは他の先生たちと一緒なのか?」
「そうだよ、六十八期担任団+俺のスペシャルチーム。みんな火熾しは不慣れでああでもないこうでもないってわたわたしてて、俺も役に立てそうにないから生徒たちの様子見てくるって言い訳して逃げてきちゃった」
眉を下げて情けなく笑う誠弥の顔が少し幼く見え、また巧人の心を
「そうだ、梅田くんに俺たちのとこの火熾しお任せしちゃだめかな?」
燃焼し続けている木炭の様子をじっと見ていた梅田は突然の指名に肩を上下させたり目に見える驚きこそしなかったが、意識せず鋭い目付きのまま誠弥を見てしまった。誠弥の穏やかな笑顔が引きつる。
「あ……だめ、だよね」
「いや、いいっすよ。そっち行きます。槙野、炭の表面がだいたい半分くらい白くなったら、トングで左右どっちかに寄せて強火ゾーンと保温ゾーンを作れ。網置いて温まってきたら先に焼き始めててくれ」
「ああ、分かった」
この後の工程を巧人に託すと梅田は誠弥の後について教師陣の元へ行った。
「はぁ……火熾しくらいマスターしときゃ良かったなぁ」
「俺も同感だ」
格好良いところを見せられたのに。矛先は違えど、声には出していない動機までそっくりそのまま同じである巧人と桐原は見合って互いに整わない笑顔を向け合う。
「槙野と気が合うなんて珍しっ。なんか頭良くなった気分」
「分かる! 巧人と同じこと考えてるってだけで天才になれた気がすんだよな〜」
「その発言がいかにもバカっぽいな」
「俺と意見が同じでも特に良いことはないと思うが……」
「でも、誰かと共感できるのはそれだけで良いことだと思うよー」
何気ない言葉でも楓が言うと途端に重みが増す。分かり合えないと勝手に決め付けていた相手といとも簡単に共感できていたことに気付き、巧人は胸の温もりをそっと抱き締めた。
「炭、そろそろじゃないかなー」
巧人は着火剤を囲むように積み上げられた木炭を確認する。高さを持たせてあったところが崩れかけていて、梅田が言っていた通り表面が白っぽくなっていた。
「そうだな。たしか、どちらかに寄せればいいんだったな」
「オレもやる。やることさえ分かってたらできねーはずねーもんな!」
「助かる。じゃあ、右側に寄せていってくれ」
巧人と秋がトングを使って木炭を移動させている間に楓は食材の準備をし、桐原と笹森は網を持って構えた。
「これでオッケーかな」
「よーし、網乗っけるぞ〜。せーのっ」
五人以上の大人数用となるとそれなりの大きさと重さで、桐原と笹森はバーベキューコンロのそれぞれ両端に立ち息を合わせ網を設置した。
「おおー、ようやく準備完了だねー。網が温まったら焼き始めよっかー」
「長かった〜! ホント、バーベキュー道のり長すぎっ。でも、こうやってみんなで準備するのやっぱ楽しいな!」
「ああ、ようやく学校の行事に参加してるって実感できた」
「あるあるだよな、文化祭とかも本番前の準備期間の方が『あ〜行事やってるな〜』ってなるの」
桐原と笹森が頷き「分かる!」と共感している中、巧人と楓は「そうなんだ」とどこか他人事のように返した。
「槙野、中学のときは文化祭とか参加してなかったもんな。俺はクラス違うかったけど、あーゆーの人一倍張り切る梅ちゃんがキレてたから覚えてんだ」
「なんで梅田がキレるんだ……。毎年文化祭の時期は季節の変わり目で体調を崩していたから参加できなかったが、俺一人がいないところで出し物や発表に影響はないだろ」
「いやいや、行事ってのはクラス全員で協力するからこそなんだよ。梅ちゃん、槙野にいじめも同然なことしてたクセにちゃーんとクラスの一員として見てて『一人でも欠けたら意味ねぇんだよ』って、当日まで来るの期待してたんだぜ」
「そうだったのか……。文化祭当日には体調は回復していたが、準備にも参加してないどころかクラスに馴染みすらしてなかった俺が顔を出しても仕方ないだけだと思い込んでた。悪いことをしたな」
詫びの気持ちを込めてかどうしようもない過去への罪悪感を紛らわせる為か、巧人は梅田に言われていたように温まってきたことを確認して牛肉をトングで掴み網の上に置いた。ジューと肉の中の水分が蒸発していく音が勢い良く響き、もくもくと上がった煙が視界を覆う。人数分置き、パチパチと炭に滴った脂が弾ける音に変わったところでとうもろこしやピーマンなどの野菜を周りに並べた。
「こんなものだろうか」
「うんうん、良い感じっ。肉と野菜のバランスも取れてるし、これなら梅田も文句言えねーな」
「誰が文句言うって?」
騒がしい声や網の上に並ぶ食材が奏でる音の下を
「うわっびっくりした……。梅田の声ってなんかこう内臓まで響いてくる感じしてぞわ……ってなんだよな」
「秋の声はよく通るから、先生らこっから結構離れてんのにお前の声だけはっきり聞こえてきたぞ」
「マジか、なんか恥ずいなぁ」
「梅ちゃん、俺の声は?」
「祐翔は別になんも。なんで?」
「いやぁ、聞こえてねーならいいんだけど。そんなことより、ぱぱーっと火熾ししちゃって瑞樹ちゃんの反応は?」
梅田から見て奥側にいた桐原はわざわざバーベキューコンロとテーブルの周りを回ってきて、目を輝かせ詰め寄る。ありもしない『拾ってください』と書かれたダンボールが桐原の周りに現れる。見えないはずの尻尾を振りながら見上げられ、何を期待しているのかと呆れ返って跳ね除けた。
「瑞樹ちゃんに限らずあっちからもこっちからも先生に感心されて変な気分だった。いつも教えてもらってる側の人になんか教えんのってくすぐったいだろ?」
「俺なら胸張ってドヤ顔すっけどな〜。で、そんだけ?」
「そんだけ」
「え〜つまんな〜」
桐原は肩を落とし八つ当たりするように梅田に「梅ちゃんの役立たず!」と吐き捨てた。
「たしかに、内申にちょっとくらいプラスされんのかなって思ってた」
「オレも赤点回避券とかもらえると思った……」
「んなわけあるかよ、なんでもかんでもギブアンドテイクってワケじゃねぇし」
桐原を元いた場所に戻るよう促し、梅田もその隣に位置取った。向かいに立つ巧人は焼きあがった食材をどう分配するかいつまでも決めかねているようで、トングを構えたまま固まっている。
「肉はもう焼けてるから各自取ってけよ、全部槙野に任せんな。槙野、野菜はまだ焼けてねぇだろうからしばらく様子見だ」
「! そうなのか、肉と違って色が変わらないから加減が分からなかったんだ」
「槙野にも分かんねぇことあんだな」
「当たり前だ、分からないことの方がずっと多い」
「つーことは、ここオレがドヤれるとこだったじゃん! もったいねーことしたぁ……」
肉を自分の紙皿に取り、秋は悔しそうに奥歯を噛み締めた。
「秋が料理上手なことはよく知ってる、だからそんな顔をするな。梅田も戻ってきたところで俺の役目は一旦終わりだ、ここからは秋に任せても良いか?」
「もっちろん! よ〜し、気合い入ってきた! 肉追加したらあとは何食いたい? おっ! 野菜だけじゃなくてエビもあるぞ、すっげぇ!」
巧人からトングを託され、秋は袖を捲り腕を鳴らす。「焼肉奉行の出番だ」と笹森が囃し立て、「エビ良いな」「ウインナー焼こうぜ!」「焼きおにぎりとかしちゃうー?」と梅田、桐原、楓が続けた。
要望を聞き入れ一通り網の上に並べ終えた秋が一息ついたところで、誰が音頭を取るわけでもなくでき上がっていた空気そのままに紙コップを六つ六人の中点でぶつけさせる。「乾杯っ」という声のハーモニーと乾いた摩擦音が広がる煙と共に溶けていった。
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