第31話

僕とアニーさんは、グランド王国に行く事になりました。

季節は冬日となっているので、外は結構寒く感じるって感じです。

サーシャルランドを出た後、グランド王国へ向けて、歩く事にした。

歩いている途中、魔物に遭遇。

現れた魔物は、スライム状の魔物で、見た目が結構グロテクスだった。

確か名前がスラームって呼ばれている魔物だったっけ……

一応魔物なので、どうしようかと悩んでいると


「エフィー、どうやら……このスラーム一体だけみたいね? どうする……?」


「どうするって言われましても、襲ってこなければ無視しても大丈夫なんじゃないですかね?」


「確かに言われてみればそうよね、ちょっと観察してみましょうか? 襲ってきたら戦闘態勢を取るわよ」


「解りました」


アニーさんにそう言われたので、僕達は魔物の観察をする。

スラームは、その場にじっとしていて、動く様子が無かった。

数分経過しても、動く様子が無かったので、僕はアニーさんに


「どうやら……大丈夫みたいですから、無視してもいいんじゃないですかね?」


「そうみたいね……では、行きましょうか」


「ええ」


魔物のスラームを無視する事にして、移動する。

移動して数十分後、目的地、グランド王国に辿り着いた。

グランド王国の門番がいたので、その人たちに挨拶してから、国の中に入る。

グランド王国の国の中は、冬日だからなのかあまり賑わってなさそうだった。

地面に雪が残ってるので、この国……雪とか降ったのかな……と思う。

グランド王国の国の中を歩いて、目的の場所、冒険者ギルドにやって来た。

部屋の中に入ると、人がほとんどいなくて、全然賑わってなさそうに見える。

受付にコリンさんがいたので、アニーさんが話しかけるみたいだった。


「久しぶりね、コリン」



「あ、アニスじゃない、それにエルフィーも、久しぶりね?こんな冬日にやって来て、一体どうしたのよ?」



「何か依頼があったら引き受けようと思ったのよ、何かないかしら?」


「依頼ね……ちょっと待って?そうね

……今ある依頼だと、スノードラゴンの討伐ってあるけどやってみる?」



「スノードラゴン?それってドラゴン系の魔物って事?」


「ええ、詳しく説明すると、ここから北にある山の中にスノードラゴンが現れたらしいのよ、一応ドラゴン系だけど、それほど強くは無いらしいわ、けど……群れで襲って来たら注意が必要ね?一体だけだったらそれほど強くは

無いのだけど、数体の相手だと、結構危険よ、ちなみに火の呪文が弱点なので、火の呪文で戦う事をお勧めするわ?どう?やってみる?」


「スノードラゴンね、どのぐらい強いか分からないけど、やってみようじゃない、エフィーもいいわよね?」


「あの、それって危険なんじゃないですか?ドラゴンって強そうに聞こえるんですけど」


「危なそうだったら、私の転送魔法で逃げるわよ、それでいいわよね?」


そっか……確かに、エフィーさん、転送魔法使えたっけ?

危なそうだったら、エフィーさんの魔法、かなり便利なんじゃないかなって思う。

それにドラゴンね……一体どんな姿なのか、一度見てみたい気もするので、僕は



「解りました、僕はいいですよ」


「決まりね、コリン、私達はその依頼を受けるわ」


「解ったわ、じゃあ依頼内容をもう一度言うわね、スノードラゴンの討伐、スノードラゴンの角を5個以上で依頼完了とするわ、失敗だったらちゃんと私に報告してね?期限は特に決めてないけど、なるべく早めを希望するわ、成功報酬は10000ベニーよ」


「あら、結構高めなのね?」


「まあ、一応ドラゴン系の魔物だしね、危険度も高いから、そのような値段なのよ、もう一度言うけど、危なそうだったらやめるのもありだからね?」


「解ったわ、では準備してから、そのスノードラゴンがいると思われる山に行きましょうか?」


「解りました」


コリンさんに依頼の受理をして、冒険者ギルドを出る事にしました。

こうして、僕達の依頼が決まりました。

依頼は、スノードラゴンの討伐らしいです。

それにしても……ドラゴン系の魔物ですか……

僕がやってたゲームだと、結構強いモンスターだったんだよな……

一応スノードラゴンって呼ばれてる種族らしいので、氷系のドラゴンなのかな?

そんな事を僕は、思っていたのでした……


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