第3話 彼女の思い出
その少年の名前も素性も伏せませしょう。それは意味のない事ですから。
私がその少年と会ったのは、彼が私の領地に彷徨い込んで来た時の事です。彼はすぐ近くの村に住んでいたのですが、森で迷って私の領地に迷い込んできたのです。
私はその少年を一晩館に泊めました。そしてその夜に私とその少年は結ばれました。勿論彼は初めてだったのでしょうね。随分と興奮しておりましたし、また精通したてだったのでしょう。それはそれは必死で頑張ってくださいました。今こうして思い出しても本当に健気で、可愛らしい少年でした。
少年は私と暮らす事を望みました。しかしそれには些か不都合もございます。私はここに来るのは構わないが、一緒に住むわけには行かないと諭して少年を帰しました。
少年のほうは目を潤わせてそれに同意しました。しかし私はいくつか条件をつけたのです。ひとつはここに来るのは週に一度だけ、もうひとつはその間に射精をしては行けないという条件です。もしそれを破れば二度と会わないと言いました。
この条件は実は私のほうには何の意味もないものでした。ですが少しだけ悪戯心が首をもたげてしまったのです。この可愛らしい少年を少し苛めてみたかったのです。
そうして一週間後にまた少年はやってきました。とても可愛らしい様子でした。その顔は上気して赤くなって、身体は興奮で震えており、その下半身はそれはそれは見事に滾っておりました。思えば少し可哀想ですね。うふふ。
私は少年を優しく抱きしめました。実はこれも悪戯心の為せる事です。勿論その時の少年はもう堪らない状態でしたでしょう。それを敢えて優しく抱きしめたのです。
そうして私は優しく、ゆっくりと少年と唇を重ねました。まるで初めての恋人同士がそうするように優しく。そうして彼の唇を舐めて、舌を、歯や歯茎を舐めました。
少年は必死に舌を絡めてきようとしますが、私は一度口を離してそれを窘めました。そうして少年は立ったまま、私の舌に翻弄され続けました。少年の震えやわななきはそれは凄いものでした。まるで電気でも通ったようでしたよ。うふふ。
そうして少年がもうとろんとした顔付きになったのを見て、私は彼の両肩を押して、彼を跪かせのです。そうして、私の脚の間に彼の顔を埋めさせました。
勿論私は服を着たままです。しかし少年はそれでも必死に口で私に奉仕をしてくれました。それはもう服も下着も全て濡れてしまう程の勢いで。そういえば彼は私の尻に手をやってしがみついて居ましたね。ああ、思い出しただけで陶然となりそうです。
私は優しく少年の顔を離しました。少年の口と私の脚の間は唾液で繋がっていました。少年は上目遣いで私を見上げていました。そうして私は少し屈んで少年に再び口づけをして、足で少年の脚の間を少し弄りました。
そうして少年を寝室に誘うと私はそのままベッドに仰向けになりました。少年は私に覆いかぶさってきます。少年は必死に唇を求めてきました。そしてその手は、その口は──私の胸や脚や脚の間を弄ってきました。
唾液というものは凄いものですね。私は唾液こそが生きていく上で最も重要なのではないかと考える事があります。私が見る限り、唾液が多い人間というのは良く食べるのですよ。恐らく唾液が潤滑油になって喉につかえるという事がないのでしょうね。
そして良く食べる人間は健全でもあります。消化が追いつかずに肥満になってしまう事もあるのですが、それでもまず食べれなくてはどうしようもありません。そして勿論、その唾液はご想像通りの効果ももたらします。
私の胸や脚はまるで水にでも浸かったかのようになりました。そして少年は、不器用に私の服を剥いでいきます。少年自身も不器用に服を脱ぎながら。
お互いに産まれたままの姿を見ると興奮はいやましました。特に少年のそれは、それはそれはもう滾っておりましてね。手で少し触っただけでも達してしまうのではないかと思われる程でした。それはそれで面白かったでしょうけどね。うふふ。
しかし私はなおも少年に奉仕をさせました。脚を開いて少年の頭をそこに誘い、そうしてゆっくりと女性の身体の事を教え、そうして指と舌で奉仕をさせました。少年は必死に私の言う事に応えてくれようとしていました。
私は少しだけ強く少年の頭を掴みました。それはお愛想ではありません。本当にそうしたかったのです。そうして少し頭を動かして、私にとって一番いい所を教え諭し、彼に奉仕をさせ続けました。少年はまだまだ経験不足でしたが、その必死さと熱意は素晴らしいものでした。私は何度も達し、声を漏らしました。
そうして一週間ぶりに彼を受け入れたのです。当然ですが少年の動きはただ激しいだけでしたが、私は敢えてそのまま受け入れました。その未熟な激しさもまた愉しみのひとつだったのです。少年は私に激しく腰を打ち付けて、そしてすぐに達しました。
私はあの時の少年の様子を思い出しただけで陶然としてしまいます。生命の継承とはこうあるべきだと逆に少年から学びました。少年は声を上げ、全身を激しく震わせながら、長い射精をしました。私は本当に嬉しくなりました。この少年は私に生命の胤を埋めたいのだと強く感じました。これは滑稽なように思えますが、しかし極めて真摯な行為なのです。万物を産む儀式の究極の到達点なのですから。
少年はぐったりとしましたがまだ収まりません。私が少年の身体に触れ、そしてその男性の象徴に手をやるとすぐにまた大きくなりました。しかし少し休憩は必要です。私は少年に優しく口付けをして、今の激しさとは違う方法を教え諭しました。もっと優しさと慈しみを以て、長く丁寧に、様々な場所を刺激しなくてはならない、と。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます