中二病はサイコパスやサディストに非常に憧れる。しかし書き手の頭が良くないと、例えその性質を持ち合わせていたとしても、魅力的なキャラクターは生まれないのだよ。馬鹿はただの狂人しか生み出せない。
サイコパスに告白されたんだが……
「
隣の席の
彩子は……顔は悪くないな。
だが、少し怖い。
『藁人形がお守り』とか言い出すし科学の実験では薬品をじーっと見つめている……
今思い返すと本当にヤバイ。いつからか彼女のあだ名は『彩子パス』になっていた。
そんな彼女が俺と付き合うなんて……俺までヤバイ奴と思われないか?
でももし校舎裏に行かなかったら……藁人形がお守りな女だしどんな事されるか分からない。行かなくては……
色々考えて校舎裏に着いた。彩子は見当たらない……早く来すぎたか……?
「……ふふっ」
笑い声……彩子のかな……そう思った瞬間。
バッ
「!?」
口元にハンカチがっ……何かの匂い……嗅ぐと意識が……あ……
バタッ
「よしよし♪」
彩子の声が聞こえた瞬間、俺の意識は……
…………
「……。彩子!」
目を覚ますと真っ白な部屋にいた。彩子がいる。
……彩子だけじゃない……倒れている人が2人いる。その2人は真っ赤に染まっていて……
「えええええ!?」
「ふふふふふ!やっと気付いたのねぇ?」
「な……急に呼び出して何だよ!」
「私はずっと前からあなたが好きだったの♪だからねぇ♪」
彩子は何かの紙と倒れている人を1人掴み、俺の足元に置いた。
「って!こいつは自殺したクラスメイトの……」
「そうそう♪よーく分かったねー!」
「何だよ……どういうつもりだよ……」
「告白って言ったよね?」
告白……?これが……?だって紙とクラスメイトの遺体……
この紙はラブレターか……?……いや違う。遺書と書いてある。
……待てよ?
「遺書に遺体……いしょにいたい……一緒にいたい……?」
「大正解!」
大正解じゃねーよ……人の自殺を馬鹿にするような問題を出しやがって……
「じゃあこれも分かるかなぁ?」
彩子は真っ白な部屋に目立つ血痕と倒れている人を指した。
こいつは死んでいる……血痕遺体……じゃないな。……ん?
「あれ……?血痕死体……けっこんしたい……結婚したい!?」
「ピンポーン♪」
「俺達まだ付き合ってすらねーじゃねーか……」
もう頭を抱えるしかなかった。
「ねーねー、最後に問題です。結婚って何でしょう?」
「はぁ?そりゃ好きな人とずっと一緒にいる事じゃ……まさか……」
「もう……遅いよ。」
次の瞬間、彩子は俺に花束を差し出した。
「……は?」
「結婚して下さい。」
そう言って彩子は俺に花束を突きつけた。
「……グハァ……!」
そうか……花束に……ナイフが仕込まれていたのか……
「あなたは私の家で永遠に一緒に暮らすの!あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
「……人に好かれて嫌になったの、これが初めてだy
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