エピソードゼロ 不死鳥


 「っしゃー!レベルアップだぜぃ!

なあ、俺は今何レベルだ?」


「今は、、、67じゃな!あと22で打ち止めじゃな!」


「99は越えないのか?」


「ああ、、次に進化したらまた1からじゃな

その際ステータスは半分にされる、、

じゃがそれを繰り返せば、、あとは言わずもがなだのう」


「なるほど、、進化するたびに強くなるな!

なあ、、俺はまだ進化出来るのか?」


「ウフフ、、熊雄さんは既に最終進化で生まれてきてるので無理なのですよ」


「なんでい、、つまんねーの」


「あっ!またそんな事言って、、むしろ進化する手間を省いてくれた創造神様に感謝をですね、、」  


「フンッ、感謝ってーなら俺にもあの収納って奴くれよ!カエルンドズリーだろソレ!後で村で宴会だぞ」


「あのな、、ワシ1人でこんな食える訳ないじゃろ

無論みんなで食うわい」


「ヘヘッアイツら喜ぶぞ!」


「まーったく、、食べ物の事ばっかりですね!

痛いっ!!もおー、、このウニっての棘が痛いですよー泣」


「本当にこんなの食えるのか??口が血だらけになるぞ?」


「俺に任せろ!ウニは最高だぜ!ああ、、礼文島のウニを思い出した、、」

ジュルッと涎が口の中に溢れたが

今は海の中に潜ってるので海水に混じって流れていった



カエルンドがレベル上げをしないとな、と言った後

各種族の隊長「最初から一緒にいたコンゴやギンガなど」を連れ出して

海でレベル上げと海産物の収穫に来た熊雄達一行


「海だとレベル上げ簡単なのか?」と熊雄が問うと


「海だとな!雷魔法で広範囲を1発じゃからな」と、、


竜の姿になったカエルンドの背中に皆んなで乗って

見渡す限り海のど真ん中で熊雄が撃てる雷魔法の最高ランクを放つと


こんなに魚がいたのか?と驚くほどぷかぷか浮いてきた


他の獣人は魔力が少なく魔法が撃てないので

熊雄が雷魔法を獣人達に渡してから

海に放つと熊雄よりは少ないが何とかなった


「やったーにゃ!旦那より少ないけど倒せたにゃ!お魚さん美味しそーだにゃ」


「ブヒー!凄いブヒッ!お頭ありがとう」


「モー!魚は食べないけど嬉しいモー」


「あるじー!嬉しくてオシッコ漏れそうだワン」


「うきゃー!しゃかな食べてみたいウッキー」


「つーかさ、、雷に弱すぎだろ魚」


「オイオイ、、逆だよ!お前の雷魔法がつえーんだよ」


「そーなのか?」


「全く、、今撃ってんのランク1番上だからな!

お前それ人に絶対撃つなよ!!!」


「おっ、、おう」


「、、今の間はなんだ?撃つなよ!ぜってーだぞ」


「逆に煽られてる風に聞こえるからよせ」


「その雷魔法を指先に集中してみ、、、」


「へ?、、こうか?」


バチバチッバチバチ、、、ヒューン、、


ピッ、、、




ドーーーーーーーンッ!!!!!!



「、、アッ、、アッ、、アッ、、、!」


「オー、、やべえなー。ホッホッホ」


「ちょっと、、熊雄さん、、ソレダメー!」


「ニャー!」


「ブヒッー」


「モー!」


「ウッキー!」


「クゥーン!」


「ハハハッ、、やっぱりお前さんヤベー奴じゃな」


「オイッ!!今の核爆弾かと思ったぞ!アホか」


「かくばくだん?何じゃそれは?」


「えーっと、、やめた!世界が滅ぶ」


「、、、お前が言うな!皆んなビビってるぞ」


「熊雄さんを誰か止めてなのですー」


「おっ?おお、、お前たちには撃たないから大丈夫だぞ」


「「「「当たり前だー」」」」


皆んなから盛大にど突かれた熊雄であった!



朝から夕暮れまでレベル上げと海産物の収穫を連日繰り返したらいつのまにか皆んな強くなっていった


一度デカいクジラみたいのに

これまたデッカいツノが生えたのがプカプカ浮いてきたのが大当たりだったのか

一気にレベルが20くらい上がった


後でカエルンドに聞いたら

「アレはS Sランクのレインボーホーンホエールだ、経験値の塊だな!因みにあのクジラはワシも食べた事がない」


「S S?」


「S Sの上は S S Sランクって奴だな!何処の言葉か知らないが神々が使う言葉だ!」


「あー、、それ俺の故郷の言葉」


「!!!ホー、、流石神々だ!」


「とゆーかよっ俺はなに?S Sランクを魔法だけで倒したのか?」


「まあ、、そうだのう」


「ほえー、、」


「何がほえーだ!自覚しろ!言いたかないがお主なら収納スキルに似た空間魔法も出来るのではないか?」


「空間魔法?」


「黒い穴の中に空間があるイメージだな」


「、、、、」


ヒュンッ!!!


「なんか出来ちゃった」


「、、全く、、お主もしかしたらワシ以上だぞ!」


「まあな!!、、腕相撲も負けねえけどな」


「はー、、腕相撲どうでもよいじゃろ、、」


「フンッ、、腕相撲で負けるのだけは嫌なんだよ」


「はいはい、、アホじゃ!」



皆んなでたくさん獲った魚と

カエルンドすら食べた事ない虹色角鯨「レインボーホーンホエール」をお刺身で、、、食べようと思ったら醤油がないのに気づいた熊雄


「あー、、やっぱり醤油が必要だぞ、、ぐぁーくっそー、、、おいっミカ」


「ハイなの?、、」


「、、お前醤油出せ」


「えー、、、出せ、、なくはないけど、、」


「!!!お前今なんつった?」


ガバッとミカエルを捕まえて唾を飛ばしながら問う熊雄


他の獣人達やカエルンドは何を話してるのかちんぷんかんぷんだから傍観してる、、


「ちょっ、、顔が近いのー!!それに痛いですよー!」


「本当に醤油出せんのか?えっ?コラ」


「ちょっ、、コラとか怖いのーもうー、、」


むぐぐぐっっと唸りながら熊雄の腕からやっと抜けでたミカエル


「ふーっ痛かったの、、もおーあんなにギュッてしたら話が出来ないのです」


「ああ、悪かった、つい」


「実は神様に言われて、、

熊雄さんが欲しい物はこちらの世界の物資と交換なら可能なのです!

例えば!!たくさん捕まえた魚がいらないから

その分お肉と交換!とかです」


「おいミカ、、お前なんでソレをもっと早く言わねえんだよー涙」


「ちょっ、、そんな、、何も泣かなくても、、」


「いーや、お前は分かってねえ、、日本の醤油さえあればこの世界は天国だ」


大袈裟に両手を空に上げて醤油万歳する熊雄


「ウフフ、、なら何と交換するですか?」


「ん?醤油が貰えんなら何でもいいぞ、、カエルンドをあげるとどんだけ貰える?」


「、、オイッ!お主アホじゃろ」


「ガーハッハ、冗談だ!」


「そうだな、、、例えばさっきの鯨の角を半分やるって言ったら?」


「オイッ、、この角は貴重なんだぞ?」


「あのなー醤油の方が俺は欲しい」


ズンズンッと近寄りミカエルに圧力をかける熊雄


もはやミカエルを何だと思ってるのか、、


脅迫してるみたいだ。


「、、ちょっ、、命の危険を感じてますですよ、僕は、、」


「いいから早く教えろー」


「ちょっ、、わあー、、怖いよー」


「オイッ、ミカエル様に何たる態度だお主」


「フンッ、、早く醤油出さねえからだ」


「まったく、、そんなに醤油とやらは美味しいのだな、、」


虹色角鯨の角をどのくらいで

どのくらいの醤油が手に入るだの


他にはどんな物と交換が出来るのかだの


結局話し合いは2時間くらいかかった


すぐにご飯を食べれるもんだと思っていた村の皆んなは早々にバラけていた


要約するとミカエルが換金所になってくれて

地球から物資を買ってくれるという事


ポイントは生き物はダメ×


大き過ぎるのもダメ×せいぜい冷蔵庫くらいまで

あまり大きいとミカエルが大変らしい


さらに重過ぎるのもダメ×ミカエルが大変だから


さらに1日2回まで!ミカエルが大変だから


、、、


「つーことはアレだな!要はオメーを大事にしろって言いてえんだな?」


「当然なのです!僕は神様の使いなのですよ、、アッちょっと、、痛いッ、、やめてー」


偉そうにしたミカエルのこめかみをぐりぐりやる熊雄


「コレっ!ミカエル様に乱暴するな」


あまりにもミカエルへの対応が荒いので

段々とカエルンドが保護者化してきた


「フンッ、、仲間だろ、、偉いもクソもねえ!皆んな誰かの役に立つんだ!程度の差はあっても、特別扱いなんて俺はしねえ」


「、、、、」


「じゃあまずは醤油だ!このツノが幾らになるか分からねえからな!逆に言うぜ

ミカエルが出せる分だけの醤油の分、このツノを持ってけ」


「、、ハーッ!変なとこで頭がいんだから、、

ハイハイッ了解なのですよー」


空中でクルッと一回転したミカエルが

何故かミカエルロボみたいな感じに変化して

ボフンッと現れた


まさに地球で観た冷蔵庫のような形


観音開きになっている


「どれっ、、、本当に入ってるのか?」


ガチャッ、、、






「うわっ!ナニコレッ!美味しいニャー」


「ブモー、、うますぎるモー」


「ブヒーッ!意識がぶっ飛ブヒー」


「ウッキャー、、魚っておいしいー」


「ワンッ、、僕でも魚が美味しいと思うワンッ」


「、、グヌヌヌヌ、、コレは、、美味いな!」


「フフーン、、そうだろ??やっぱりなー!醤油は最高なんだよ!

しかしこの虹色角鯨だっけか、、うめーな!脂が溶けて甘さが増す」


「ああっ、、ワシもこんな美味いとは思わなかったな、、!」


またもや宴会モード

醤油を手に入れたことで料理が一気に美味しくなった


お刺身はもちろん


果実を絞った所に醤油を入れてよく混ぜて

焼き魚にかけたり


貝類に醤油をかけたり、、


海で獲った魚介類がこんなにも美味しくなるのかと

村人は驚いた


動物の中には海産物を食べない種族もいるのに


美味しそう、、食べてみる、、と言ったっきり


バクバクと食べ続け


30分もしないうちに満腹になってそこかしこで倒れている


「ゲフー、、村長、、オラ達は海が好きになりましたブー」


「僕はこの貝が好きだもー、、美味し過ぎて30個は食べたもー」


「ニャー!やっぱり焼き魚だにゃー、、骨まで美味いニャー」


「ウッキャー、、アッシはイカに目がないですっキー」


「ワンッ、、拙者は虹色角鯨の脂身が、、トロけるワンッ」


「そうだのう、、ワシも虹色角鯨かのう、、それとこの酒がよく合う」


「ガーハッハ、そうだろ、、醤油こそ調味料No.ワンだからな」


「ワンッ、ワンッ、」


「こらっ、、お前の真似したんじゃねえよ、、よせ、、ガハハ、お前のペロのせいで俺の顔が虹色角鯨の脂まみれだ、、、、フゥッまったく!」


「ヌァーハッハッハッ、、どれ、ミカエル殿も食わないか?」


「うん、、僕はお肉の方が好きですけど、、アチっ!このカキってのは気になるです」


「どら、俺が開けてやるよ、、」


「熊雄さん、、、」


「さっきは、、悪かったな」


「、、別に、、いいですよ!」


「醤油がほしくてつい、、な」


「ウフフ、、とんでもない食いしん坊ですね」


「、、、反論できねえ」


「ヌアーハッハッハッ、、生き物は皆食いしん坊じゃ」


「そういえばよ、、1日2回だったな!交換」


「そうなのですよ」


「じゃあ、、次は、、ゴニョゴニョゴニョ」


「わかったです、、、へーんしーん、、とうなのです」


ミカエルは空中で両手を横に振ってから頭の上に回し

そして一気に自らの腰の横まで両手を下げると同時に

空高く飛び上がった


ボフンッ


そしてミカエル交換所マッシーンが落っこちてきた


「オオッ、、何とも子供心をくすぐるぜ、、」


「お主もう子供じゃなかろう」


「うっせー」


「フッ」


「ミカエル、次は砂糖だ!出せるだけ頼む」


「あいなのです!では、、虹色角鯨のツノをまた貰うのです!」


「ああ、、むっ!これであと半分か、、交換は結構大変だな」


「なにっ、、また何か捕まえに行けばよい

どのみちこのツノを錬金出来ないと意味がないでな」


「まあ、、そうだな、、このツノを素材に刀とか出来たらカッケーな!」


「ハッハッハッ!そんな物が出来たら大変だな!」


「虹色の刀!虹色の剣、虹色の斧、虹色の槍、虹色の短剣、虹色の弓矢、虹色のレイピア、虹色のハンマー、虹色のムチ、虹色の爪」


「なんじゃ、、急に、、?」


「いや、今何か頭に流れてきた、、、、虹色に輝く武器がこう頭の中で、、すげーかっこよかった!」


「、、しかし、、そんな物作れる者がおらんでな」


「そうだな、、鍛冶屋なんて、、まだまだ先の話だな」


「ああ、」  


カエルンドと熊雄が話しているのをこっそり聴いてる者がいた、、、


ガッシャーン!!!


「お待たせなのですよー」


「オオオオオー!」


「ムッ、、なんじゃコレは?」


2人の前には「上白糖」と書かれた袋が冷蔵庫くらいのスペースにギッシリ入っていた


「オッシャー!コレで、、アレが作れるぜ!」


「アレ?」


「ああっ、、あとは肉だな!」


「なんじゃ!コレには肉が必要なのか、、じゃああそこじゃな!」



ーーーーーーー



「ヌオアアアアアアー降ろしてくれーーー」


「なんじゃ、、海でも乗ってたじゃろが、、」


「高過ぎーぃぃー!」


「ニャー!地面が、、ちっちゃいにゃー」


「ワ、、ワ、、ワオーン!」


「ブモーーー!」


熊雄どころか、付いてきた皆んな「獣人」悲鳴をあげている


それもそのはず

今は上空2000メートルくらいか


とにかく高すぎて地面が遠い、、遠過ぎる。


「じきに山につく、、しばし待て!」


カエルンドの言う通り30分も飛ぶとデッカい山が見えてきた


その山の頂上に降り立つカエルンドと熊雄達


「ハー、、ハー、、俺は高所恐怖症じゃねえと思ってたが、、流石にあんなに高いとキツイな」


「フォッフォッフォッ、、なんじゃ、、肝っ玉はちっちゃいんじゃな!」


「んだとっ!、、オイッお前ら俺から離れろ!アイツぶっ飛ばしてやる。」


「、、まだ、、ガクガクしてるにゃ!」


「旦那ー、、旦那ー、、体が、、動かないワンッ」


獣人達が怖いからと熊雄にしがみついてたのを

熊雄が邪魔だとポイっポイっ剥がして

カエルンドへ殴ろうとした時


「ムッ!いたぞ、、彼奴じゃ!」


「ん??!、、、なんだアイツは、、!!!」


「にゃ?、、ニャー!!!」


「ワゥンッ!?、、キャイ〜ン!!」


「ブモッ?、、、ブモー!!」


「ウキっ?、、、ウキャー!?」


カエルンドが連れてきたのは「死の火山」


この星が誕生した時からずーっと煮えたぎるマグマがボコボコと沸き立つ恐ろしい場所 


今も暑過ぎてヤバいのだが、、、


目の前にとんでもない化け物がいるからソレすらどうでもいい


「おいっ!俺らでコイツを倒せって事か?」


「そうじゃな、、無理ならワシがやってやろう!」


「へっ!やってやらぁ」


熊雄の目の前にいる化け物!


ソレは身の丈2.30メートルか。、


ちょっとした団地くらいのサイズ


「ピエーーーーン!」


熊雄がやる気を出したのを見て本気の威嚇をしてくる


不死鳥フェニックス「火の鳥」


鳴き声と同時に波動が熊雄達を襲う


「グッ!んだコレ!」


「フンッ!ワシには効かん!

お前たち、ワシの後ろから出ちゃダメだぞ」


熊雄とカエルンド以外の獣人はカエルンドの後ろへ隠れながら顔だけ出して熊雄を心配そうに観てる


「チッ!身体が重くなりやがった」


「おーい、、説明してやろうか?」


「へっ!いらねえーよっ」


海で使いまくった雷魔法を放つ


バリバリッ、、ズガーン!


バリバリッ、、ドゴーンッ!


「ピエーン!!」


熊雄が放った雷魔法はフェニックスの放つ紅い波動で逸れた!


「チッ、!あの紅いの厄介だな!攻撃が届かねえ」


バササッ、、バサバサッ!


フェニックスが手を振ると羽が無数に飛んでくる


「なっ!この数は無理だろ!」


横に避ける熊雄


「ピエーン、、、」


ビーーーー!


無数の羽を避けた所へ口から真っ赤なレーザーを放ってきた


「グッ!!」


「おいおい、、大丈夫か?」


「チッ、、脚をやられた」


放ってきたレーザーは熊雄の片足を貫通したあと

後方の山を吹き飛ばした


好機とみたのかフェニックスがさらに仕掛ける


両手の羽を熊雄にバサバサ振ると

先ほどまでの紅い波動よりもっと真っ赤な紅い壁が熊雄に迫っていく


「へへっ、、熊雄ちょっとピーンチ!な訳ねえだろ、、クソッ治れ!」


右手を貫通した場所へ持っていき「治れ」と叫ぶと

次の瞬間緑色の光がピカッと光り輝き

脚が治った!


「おいおい、、トリプルSランクなんじゃぞ其奴!」


迫り来る赤い壁、、脚が治ったからといって

まだピンチは脱してない


「、、、んー、、こうかな?!」


熊雄が右手をフェニックスに向けながら

迫る紅い壁の前にピキーンと熊雄サイズの氷の塊を出す熊雄


紅い壁が氷の塊に触れたらジューッと大きな音がなり

氷が幾分小さくなったがどうやら通り抜けたらしい


「ふーん、、これは溶かせねえんだな!なら余裕だな、、、オラっ!」


少しジャンプして熊雄自身を氷の塊の中に閉じ込めた!


直後に通り過ぎた紅い壁


ジュワァァァッと溶かすも熊雄までは届かない


さらに氷の中にいる熊雄が氷魔法を展開


「オラっいけ」


2.30本氷の矢が空中に出てきてはフェニックスへと襲いかかる


これには堪らずフェニックスも空へと避難


しかし氷の矢は追尾式なのかフェニックスを追いかける


「へへっ!どうだ!熱感知システムだぜ!便利だな魔法は」


熊雄は前に出した右手の手首に左手を添えて魔力コントロールして

フェニックスを追いかける!


「ピエーン!」


するとUターンしてきたフェニックスが熊雄に突っ込んでくる、、


「ああ、、見た事あるなこの感じ」


どうせ手前で急旋回だろ、、と思ったら口からレーザーを放ってきたフェニックス


「マジかっ!」


ジュッっ!!


流石にレーザーは止められない


氷の塊の中にいるのに、、

またもや脚を貫通するレーザー


「グッ、、そのレーザーが厄介だな!!」


やられてもすぐピカッと治してしまう熊雄


「グルルルッ!」


「そう怒るなよ!おめえもつえーんだからよ」


バキャッと自ら展開した氷のバリアを砕く


「やっぱり守りってのは性に合わねえなっ!本気で行くぜっ!」




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