第47話 未来は君の手の中に


 「ヒャッホー」


 「わーい」


ザッパーン!!!


「ふぅーこのスライダーって本当に面白いな、、飽きねえや」


「フフフ」


何でイガーとブーが遊んでるかって?


1000人近いんだから毎日100人近く休みにしようッて決めたんだけど

イキナリはちょっと、、と言われたので

それなら僕たちが先に休めば皆んな遠慮しないで休むかなーって

まあ一緒にトンガやトンゴ、ギンとヤマトも休みにしちゃったんだけどね


結局いつもの狩りグループの休み


まあでも屋台の獣人からは

「へいどうぞ、、休みってのは良さそうですね」


「私も自分のショーをゆっくり見てみたい」


「歌手をもう1人育てないと私休めないんだけど」って象獣人のメリンダに言われたりね


休まないと分からないこともあるわけで、、、



パコーン、、パコーン、、、



バシュッ、、ドシュッ、、



カン、コン、、カンコンッ、、パキャッ



今は色んなスポーツをブーが教えている所


テニス、バドミントン、卓球


サッカーと野球は人がたくさん必要だからね!保留



「とにかく球を相手に返せばいんだな!余裕だぜっ」


「ブモーホッホ、、オラー」


「ヤマトいくよ、、」


「、、こいっ、、」


、、


おかしい、、、スキルダメだよッて言ったのに、、、魔力を込めるのはいいですか?とか

闘気で獣化はありですよね、、とか


ねえ、、ラリーを楽しむもんだからね!


あーやだやだ、、負けず嫌いばっかりで


「、、ブー、、さっき森之王使ったよな、、、」


「はい、、すいませんでした」



「「「「「アッハッハッハッハッ」」」」


「ブー様が1番負けず嫌いですな」


「流石ブー様だ」


「ずりーよな!森之王」


「僕も火鶏とチームプレーでやろうかな」


「なら俺もテニスボールをカウンターで、、」


「フッそれなら我が盾が何人も通さぬわ」


「いや。。。あの!!スポーツだからね、、」


「「「「ブー様が言うな」」」」


テニスコートに木のムチみたいなの複数出して

ペチペチ遊んでたよね!


あれはないわー


バドミントンなんかネット上に木のムチが待ってましたよ


卓球なんかラケット10本はありましたからね



「フフフ、、あー大変だ」



ブー達がスポーツで遊んでると

他の獣人もやってきて

「僕たちにも教えてください」って来たからブーが教える事に!」


そしていつしかバレーボールの試合になったらブーが豹変した


「いーい!?バックアタックのサインはコレね、、


あとクイック、、絶対勝つよー」


「「「ハイッ」」」


ブーは身長があまりないのでリベロだ


というかリベロが好きである!


ちゃんと上げないとアタックは出来ないと地球時代に酸っぱく教わったからだ


だからこそ自分が上げないとダメだなと志願した


サーブが来る前に相手コートを観てサインを出すブー


サーブを受けてギンへトス


そのボールをネットギリギリに上げると横から飛んできたイガーがバチコーン決める


「いえーい」ペチンペチン



「クソ、なんだあの動き、、教わってないぞ」


「ああ、、本気だな」



次はトンゴのサーブ


自分より前に上げる時回転をかけて上げる


せーのっ、、、フンッ


バチーン、、ドンッ、、サービスエース!!


「イェーイ」ペチンペチン


「おい、、」


「ああ、、流石ブーさんチームだ!めっちゃ強い」



それもそのはず、狩りグループは運動能力が高すぎるのだ


「参りました」


「よっしゃー」


「悔しかったら練習あるのみです」


「ハイッ」


ヤマトは唖然とした

スポーツってのは容赦しない

男同士の美学なんだと


さっきはラリーを楽しむって言ってた癖に


まるで敵を倒す時、、いやそれ以上の気合いを感じたヤマト


スポーツは、、奥深い、、、



「最後!、、、200メートル走でもやる?」


「ヒャッホー」


「しかし、、我々豚獣人は、、」


「チーム対抗リレーだよ!」


「僕とトンガとギンチーム

イガーとトンゴとヤマトチームね

1人200メートル

バトンはこの、、テニスラケットでいいや、、やる?」


「ハッ!俺がいれば余裕だぜ」


「ヤマト、、君には負けないよ」


「兄者、、脚なら俺だ」


「ハッぬかせ」


「じゃあ、、ヤマトとギンが最初、、トンガとトンゴが二番手


僕とイガーがラストね、、いくよ、、位置について、、よーい、、ドンッ」






「ゴール♪」


「クソーッ、、ハァーッハァーッ、、負けたー」


ギンとヤマトはギンの勝ち


トンガとトンゴもトンガの勝ち


そして、、イガーが追いつく前に僕がゴールした


たぶんあと0.5秒遅かったら負けてたけどね


「フフフ、、面白かったね」


トンガとギンとハイタッチ!!


「ちくしょー悔しー、、ギンめー」


「兄者に、、勝てなかった、、ブフー」


「なあ、、もう一回やろうぜ?今度は獣化有りで」


「やだ」


「なあ、頼むよ」


「やーだっ」


「ケチ」


「ケチでもいいもん、、あー勝つって最高ー」


「グギギギ、、、ヤマト、トンゴ、、練習だ」


「「えー」」



すると村の方から呼ぶ声が


「おーい、、ノム爺が呼んでるのー」


アストが呼びに来てくれた


「なんだろ、、行ってみよう」



「ジャーン!!!」


「「「「なにこれー」」」」


黒く輝く武器と防具がたくさん並んでいる


「ノム爺、、コレは?」


「ん?知らん!、、誰かが村にこの鉱石を売ってくれたから作った。」


「えー、、コレなんて鉱石?」


「アダマンタイトじゃな!」


「なにそれ!強そう!、、イガー」


「おう、、鑑定」


@アダマンタイト製武器と防具


アダマンタイトはこの世界で3番目に堅いとされる鉱石


@アダマンタイトの爪


攻撃力  3800 付加価値  スピードアップ5%


「スゲー、、ミスリルの3倍くらい強いぜ」


@アダマンタイトの斧


攻撃力  4900 防御力+500


@アダマンタイトナックル


攻撃力  4400 付加価値  


@アダマンタイトの刀


攻撃力  2800 みかわし+5% 魔石を嵌められる


@アダマンタイトのクナイ


攻撃力  1200 魔力を込めると戻ってくる



@アダマンタイトの鎧


防御力  5800 属性耐性10%


@アダマンタイトの胸当て  


防御力 3200 スピードアップ5%



「「「「スゲー、、めっちゃ強くなるじゃん」」」


「そしてブーよ、、お主に頼まれていたものじゃ」


@アダマンタイトのレイピア


攻撃力4100 風魔法と融合しレイピアだけ遠隔操作可能


@アダマンタイトの盾「小」


 防御力2900 魔力を流す事で大きくなる


@アダマンタイトの単槍「ミツバチ艦隊用」


攻撃力 1000 毒付与(成功率は敵の耐性次第) 毎時最大体力の3%


「フフフ、、ビー、、ミツバチ部隊」


「ビー」「プルプル」


大きくなったビーがレイピアを持つ


「うわっ強そう!」


さらにビー専用 @アダマンタイトのくさりかたびら極薄 防御力1800


「ミツバチさん達が槍持ってる、、可愛いな」


「フフフ、、コレ1000本作ってもらってるからね、、可愛くないよ」


「「「「げっ!、、それやべーな」」」」


「ビー、、合体」


ピカァッと光り、落ち着いた時


羽が生えてるブーがいた


「「「「えー」」」」


「フフフ、、今まで内緒にしてたの!奥の手だよ」


ブーの体毛が所々光ってる、、それに綺麗な青と黒、、そして羽は虹色だ



「な、、なんだよソレ、、ずるくね?」


「、、僕も火鶏と合体とか、、してみたい」


「ブー様、、ますます獣人からはみ出ますな」


「ブモーホッホ、、流石ブー様だ」


「カッコいいですよブー様」


「フフフ、、」シュンッシュンッその辺を飛びまくるブー

めっちゃ早い!!


ビーが着たくさりかたびらも纏ってるし


このスピードであのレイピア刺されたらやべーな


皆んな喉をゴクリと鳴らした


「フフフ、僕のことより、、皆んなも相当強くなったでしょ?獣王神様に鍛えてもらったし」


「当たり前よ!!、今見せるか?」


「いや、、改めて肉ダンジョンの最下層狙おうか」


「「「「オウッ」」」」


「まあ、待て、、ホレッオマケじゃ」


@アダマンタイトのピアス


 攻撃力+500 両耳で+1000


@アダマンタイトの指輪


防御力+500 2つまで装備可能


@アダマンタイトネックレス


スピードアップ3%


会心率+3%


@火鶏の鎧と蹄


防御力 2000 攻撃力 1900


「まっ!付けといて損はないじゃろ」


「うわーケンの装備だ!嬉しいです、、ありがとうございます」


「「「「「ノム爺ありがとうございます」」」」


「フハハ、、なに、、お主達のおかげでな、、ワシも楽しいんじゃ!

またアダマンタイトより良いのが手に入り次第作るからな!

まあアダマンタイトより良いのはそうそうないがな!


次は、、誰の武器じゃったかな?」


「えっと、、、カバ獣人さんに得意な武器を聞いておきます」


「はいよ、、デカイなありゃ、、アダマンタイト足りるかな、、」


「フフフ、、あっ武器を先にお願いしますね」


「はいよ」



「ほら、ケン、、この装備は君のだよ!嬉しいね」


「クエッー」


「ウフフ、、良かった喜んで貰えて!

あっ!ブー様見てください」


「ん?」


「ケンの羽がさらに紅くなってきてます」


「、、もしかして進化かな、、」


「えー、、これよりかっこよくなったらどうしよう!」


「フフフ、、ヤマトは本当に火鶏が好きなんだね!」


「えへへ」



「あっ!ノム爺、、この間のは?」


「オオッそうじゃった、、コレじゃな!」


「「「「「コレは!!!」」」」




「クロトくん、、」


「ブーさん!!それに他の方は、、屋台に居た」


「「「「はじめまして」」」」


「フフフ、、コレを見せようと思ってね!」


「、、コレは、、ゴム?、、へーこの世界にも輪ゴムあったんですね!」


「君の足元にあるのがソレだよ」


「、、!!えー」


魔王領の外一帯にべったり付いていた紫色の物体はなんと!!ゴムだった


しかも石油が混じったようなゴム


それで色が黒っぽかったんだね!!


石油とゴム、、ゲットしちゃいました


「フフフ、、ここの紫色の皆んなで村へ運んでいい?

もちろん買わせて貰うから

そうだな!!!

ここを森にするからってのはどう?


「ええー!!!うんうん!もちろんいいよ!」


「フフフ、商談成立だね」


魔王領は変わってった


毎日、毎日紫色が剥がされて地面が出てきた


そこへブー達がハチミツポーション水を掛けて


色々な種を撒く


「コレが育つ頃どうなってると思う?」


「えっ?、、どうだろ、。。」


「フフフ、、厳しい事を言わせてもらうよ?」


「、、うん」


「クロト、しっかりしろ!

植物が育つにはなにがいる?

ここにそれはあるか?

せっかく芽が出た野菜をみすみす殺すのか、、。」


「あっ、、、水がいる、、たくさんの」


「フフフ、、そう!リーダーはね、、未来が見えないとダメなんだよ

それも明確なヴィジョン

そうじゃないと引っ張っていけない

確固たる自信を持ってやりきる

失敗したってもう一度やればいいのさ」


「うん、、ありがとうブーさん」


「フフフ、、井戸が出来れば家畜も飼えるよ」


「安定した収穫になるね、、すると家畜の飼料がいるのか、、ブーさん、、とうもろこしとか麦とか米とか

種ありますか?」


「フフフ、、もう植えてるよ」


「アハハ、、ブーさんには勝てないや」


「独りで困ったら相談すればいい、、忘れないでね

君のそばにはみんないる」


「ハイッ」


「コレを置いていくね!1000倍に薄めてかけるんだよ、、あと他にも種を渡しておくね!

あとこの子!このミツバチさんはね君を気に入ってるの!だから面倒みてね」


「ハイッ、、何から何までありがとうございます」


「村に来たかったらミツバチさんに声掛けてね!迎えに来るから」


「ハイッ!」



そのあと1ヶ月もすると畑から収穫出来た


だけどやはりちょっと太陽が少な過ぎて

地球で観たのとは違った


味は美味しいんだけどね


何とか太陽を魔王領に、、クロトはその後も考えるのでした


考えて、、考えて、、考える


この国を変えていくのは僕なんだ!


「よーしっ!やるぞー」


今や父親譲りの筋肉も増えてきたクロト


両腕をフンッと上にあげて気合いを入れる!



何故か一緒にミツバチさんも握り拳を作っていた。


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