第46話 魔王様はワイルド親父
結局昨夜イガーと話し合って決めた事の1つに
大量生産があがった
1日稼働すれば何万、何十万と作れる
もうそれ工場しかないじゃないですかっって感じだ
この計画の要はもちろん機械!
早速ノム爺とキツネさん、たぬきさんのアストロイで話し合った
「要は獣人ではなく機械が何かのエネルギーで色々やってくれるって訳じゃな?」
「そう、、全部じゃなくていい、、ちょっとでも難しいところは獣人
でも力が凄い必要とか、加熱とか、混ぜるとか
単純作業の一部を機械に頼ってやれば
生産量が莫大に膨らむってとこです、、工場は」
「うーむ、、、ロストマシーンじゃな」
「ロストマシーン?」
「ああ、昔ドワーフはな、、それこそ歩く機械や
空を飛ぶ機械も作ってたんじゃ」
「その技術は?」
「消えたな!」
ズコッ
「なに、、、使い方を間違えたんじゃ、、今のお前さん、、ブーなら皆んな怒らんじゃろ」
「???」
「因みに何を作りたいんじゃ?」
「フフフ、、、シーチキンと味噌鯖です」
「何でし?それは」
「なんなのーもっと細かく言うのー」
ブーはそのあと1時間も説明した
まずはアルミ缶という入れ物が必要なこと
蓋をして、加熱する事、、そうすると1年でも2年でも腐らない事
「凄いのー」「すごいでしねー」「お主は神か、、」
「フフフ、、コレが出来れば一気に変わります
時間が空いた時でいいので頑張ってください」
「あいわかった!確約は出来んがな。挑戦しよう」
「ノム爺喜んでるのー」「計算は任せるでし」
「イッシッシッシ、、何とかなりそうだな」
「うん、、楽しみだね、、、あとねー」
「まだあるのかー」
怒られてしまったブーとイガーであった
給食センターみたいに一気に200人前くらい作れるデカい鍋が欲しい
それも掴み1つで鍋を傾けられる装置にしてほしい
200人前なんて持つの大変だからね!ぎっくり腰になっちゃう
「あいわかった!コレも順にやっていこう」
「あ、、あとねー」
「、、、いい加減にさらせー」
怒られたので走って逃げるブーとイガー
「イッシッシッシ、ノム爺キレたな」
「フフフ、他のは日を改めよう、、さあ今日は魔王が来るよ」
「ああ」
実は随分前にミツバチさんは魔王の息子クロトの元へ辿り着いていた
そしたらクロトがミツバチさんを気に入って一緒に遊んでくれました
プルプル首を振るから面白かったみたい
そりゃミツバチさんは可愛いからね!仕方ないよ
と自慢げなブーであった
一緒に花を探したけどなかなか見つからない魔王領
何処かに見なかった?と島中の人に聞いたけど良い答えはなかった
そこでお父さんに聞いてみたクロト
「ねえ父上!」
「あ?」
「花を何処かで見ませんでした?」
「知らね」
素っ気ない!実に素っ気ない
この前の事を怒ってるとかそーゆーことでは無さそう
元々こーゆー性格らしい
日本でゆーと反社の人?ってゆー感じ
歩き方はガニ股だし
偉そうにするし
手は出るし
あーやだやだ!我が父ながら本当に嫌だ
聞いた僕がバカでしたよ!ふんっ
「おい、、」
「はい?」
「山にある」
「へ?」
「行ってみれ!」
「おー、、やったー!花あるって!行ってみようねー」
プルプル
早速一緒に向かったら心配だからと魔王直属護衛団も付いてきた
別に大丈夫なのに、、僕まあまあ強いよ!?
すると山を登り始めて2時間後
大きい花がいた
「え?ウソ、!、これってまさか、、」
「ウオエッ」
「クサ〜」
「帰りましょう坊ちゃん」
「ウグッ、、凄い匂いだね、、ミツバチさんどうしよう、、帰る?」
ふるふると横に振る
「えー、、死なない?コレやばいよ」
ふるふると横に振る
死なない?と聞いて横だから、、大丈夫なの?すごいね
ブブブブ、、と近寄ってチューチュー吸うミツバチさん
「オエッ、、すいません、、退避します」
「自分も、!オエッ」
「アグぅー、、もえ!」
クロト含め護衛団もギブアップ!
「ハァーッ凄かったねあの匂いは、、」
「鼻の穴にウンチを突っ込まれた方がまだマシって位臭かったですね」
「、、その例え凄いね!ウフフ」
すると褒められた護衛団員が
どうだ!王子に褒められたぞ、と両手を上げて喜ぶ
ウンコネタを出すのはガキかお前くらいだな、、と他の団員に盛大にゴチられた
お調子者の団員!コビュートは羽と鋭い爪を持ち
おでこの真ん中から一本ツノが生えている
身体の色は薄い紫色で、腕と足は赤茶っぼい
あと尻尾が細く長く、先っちょが三角
今はクロトに褒められて尻尾がクルクルと動いている
「美味しかった?あの花の蜜は」
プルプル
「そうなんだ!味見するのはちょっと怖いね!」
日本でもテレビで見た事のある臭い花「ラフレシア」まさか異世界のこんな所にあるとは思わなかったクロトである
あ、、でも香水って元々臭いんだっけ?
確か原液を何万倍とかに薄めたような、、、まあいいや、僕香水嫌いだから
「ただいまー」
「オォ!帰ったか、、そろそろ来るんじゃないのか?迎えが」
「、、もうお昼?暗いから本当分からないよねこの国」
「ムッ!分かるだろ、、この執事モリヤのちょび髭が斜めだとだいたいお昼だ」
「ムオッホッホ!」
「横だと?」
「横は夕方の6時だな!飯の時間だ」
「真下は?」
「とっくに寝ておるな」
「じゃあ下向きの斜めは?」
「執務室で仕事中かのう、、お前細かく聞きすぎだろ!!魔王生テキトーでいいだろ」
「ハァーッ、、それなら時計とか作ろうよ、、!」
「とけい??」
「そ、、誰でも時間が一発で分かるもの、、村長に聞いとくよ!」
「、、あ、。ああ、、」
「ウウウッ坊ちゃん、、育ちましたな」
シュンッ!!
ザワッ!
「はじめまして魔王様、、私獣王国よりお迎えに上がりました熊獣人のブーと申します」
片膝を着きながら自己紹介するブー
「オオッ、お主が迎えか、、どれ、、行くか」
「魔王様、、お供します」
「僕もー」
「何かあれば私コビュートが皆さまの盾になります。よろしくおねがいします」
「あのな、、招待されたんだぞ?戦う訳でもあるまい」
「しかし」
「うるせー!アイツは楽しめって言ったんだ!俺あ信用するぜ」
「オォー、、流石父上!」
「魔王様、、素晴らしいですじゃ」
なんなの、、この劇団みたいな人達、、早く行きたいんだけど、、、アレ?ミツバチさん蜜を持ってる?
まだ劇が続いてるから、、、ペロッ、、あまーい!!!超濃厚で香りも凄い!
コレはアレだね!竜の里の次に美味しいね!今度もっと取ってきてもらおうかなー
ハチミツの余りの美味しさにトリップしていたブーは
逆に皆んなから「この人大丈夫か?」とジト目された
「すいません、、お待たせしました!では皆さま手を繋いで下さい!一瞬浮いた感じがしますが大丈夫です
すぐ獣王国に着きますので、、、ビー、移動」シュンッ
「ウオオオイ!なんだここ、、眩しいぞ、、見えん」
「うわあ、、目がー目がー」
「モリヤ一生の不覚、、まさかこんな罠があるとはー」
「魔王様、、クロト様、、私が私がお助けをーーー」
どうやら太陽が眩しかったらしい
そういえば魔王の部屋ちょー暗かったよね、、
「すいません気づかずに、、、こちらサングラスという物です!どうぞ着けてください」
某アニメのあの人みたいに「目がー、目がー」って叫ぶので急いでサングラスを渡すと大丈夫なようだ
良かった
「ああ、焦った!久しぶりに太陽見たから目がやられちゃったよ、、ウフフ」
「フー、、太陽は眩し過ぎだな!全く、、しかしコレいいな」
「お気に召して頂けたなら差し上げます
今後ともこの村ではそちらをおつけください」
「俺の国じゃ使えねえけどな、、ガッハッハ、、クンッ、、クンクンッ!おいめっちゃ美味そうな匂いだな!どこだ」
「どうぞ、、こちらの屋台は食べ放題でございます
各屋台に寄って個数を伝えて頂ければテーブルまでお持ちします」
「わあぁー、、りんご飴、焼きそば、お好み焼き、焼き鳥、、ウソ!わたあめもある!ひゃー」
「クロト様、、ご存知ですか?たしかに良い匂いがしますじゃ」
「魔王様、、毒が入ってたら困ります!私コビュートが先に毒見を」
「じゃかましいわ。全部食うぞ!持ってきてくれ」
「かしこまりました。ではコチラのテーブルにお掛けください」
魔王御一行が席に着くやブーがパチンッと指を鳴らすと様々なドリンクを持った獣人達がやってきた
「魔王様どうぞなの」
「お好きなの飲んでくださいでし」
「ウフフ、魔王様って素敵だわ!私のジュース、、美味しいわよ」
「おいどんが持っとる、、ビールも美味いでござるよ!お酒でござる」
早速黒豹♀が魔王様を誘惑していた
もうっそーゆー村じゃないからね!ここ!
クロトとコビュートははカバ獣人に驚いている
「デカっ!えー父上くらいデカい」
「強そうだな、、」
「オオッお主のジュースとやらを貰おうか!うむ美味いぞガーハッハ」
「こんなにたくさんの飲み物があるとは、、獣王国凄いですねー、、あっ美味しいですじゃ」
その後は凄かった!丁度お昼時だった事もあり
みんなめっちゃ食った
特に魔王様!30人前くらいペロリ
食べながら汗が出るのか「フンッフンッ」言いながらフェロモン出しまくり。
黒豹♀獣人以外のメス獣人もなんかウットリしてるよ
僕はこのタイプ好きじゃないからちょっと臭いんだよね、、、フフフ、、早くお風呂に入ってもらわなきゃ
「お食事は如何でしょう!」
「参った!アヤツの勝ちじゃな!これは、、ウプッやばいわい、、ウーヒック」
「わたあめおいちー」
「うわあ、、お酒呑みすぎたー」
「この唐揚げとゆー食べ物最高ですじゃ」
「ありがとうございます!良かったらお風呂の準備も出来てます、、それともショーをご覧になりますか?」
「風呂か、、あまり好かんな、、ショーとはなんぞや?」
「ショーは、、、少しお見せしても宜しいですか?」
「ウム、、どうせしばらく動けん」
パチンッ!とブーが鳴らすとショーが始まった
ガビーン、、、盛大に口が開いてる魔王御一行
「な、なんじゃコレは」
「驚きですじゃ」
「わーい!めっちゃ楽しいー」
「、、あの火の輪っか、、俺もくぐりてー」
ショーに大満足したのか途中魔王様も踊り出していた
ちょっと、、更にフェロモン撒くのやめてっ!
クサッ、、もう濃すぎてくさいよー
ジュンっ、、、ジュンっ、、
ちょっとー!そーゆー村じゃないのー!
女性達は離れてー!早く離れてー
魔王様が踊るたび腰布の中でぶるんぶるん暴れてるから!
あーあ、、座りこんじゃった黒豹♀獣人
さっきチラッと見えたけど真っ黒、、そしてデカい!
トムさんかっってくらいデカい
もおー、、
「失礼します!汗も掻かれたようなので是非お風呂へどうぞ!とても楽しいスライダーもあります」
「ええ!スライダー!?行きたい」
ヨシっ食いついた!。、、あれ?スライダーって地球の言葉だよね
「こちらです!どうぞごゆっくりお過ごしください」
ふぅーあのフェロモンはヤバいね!
なんかのスキル?
イガーもチラチラ見てたよね!
後でぶっ飛ばそうかな、、、フフフ
魔王様と魔王の息子クロトはスライダーで大はしゃぎだったそうな
あの巨体だから壊れないか心配だったんだけどね
流石ポセイドン様の作ったスライダー、、何の素材だろ、、
「よーしっクロト、、どっちが早いか勝負だ」
「いいよ!僕の勝ちだね」
「ほー、、何か賭けるか?」
「うん、、父上は引退して僕が魔王になるよ」
「なっ?!」
「よーい、、ドンッ」
「、、ヌッ、、出遅れた!」
ザッパーン!!
「わーい、、僕の勝ちー」
「、、してやられたわい」
「ウフフ、、今はまだ無理だけどね、、もう少し経ったら本当に引退していいよ!それでゆっくり過ごしてね!」
「フッ、、あいわかった!、、だがな!お前が俺に勝てたらな」
「ムッ、、新しい課題が増えた」
「ガッハッハ、、まだ数十年は無理だのう」
「フンッ、、すぐに追い越してやる」
「ああ、、頼むぞ!クロト」
魔王ウルギローム・デギサスに抱き抱えられ
魔王の顔に自身の顔をくっ付けるクロト
ウフフ、、父上の角、、太くて黒くて堅いや
僕も早く立派な角が欲しい、、
親子仲睦まじい姿に執事のモリヤと護衛団のコビュートは目頭が熱くなっていた
「クロト坊ちゃん、、育ちましたな。。ウウウッ」
「ああ、、魔王領は安泰だな!爺さん」
「ああ、、ワシらが坊ちゃんを支えよう」
「、、あと何十年生きるつもりだ、、!?」
「カーッ!」ドゴッ
何処からか出てきた小さい杖みたいな棒にど突かれたコビュートであった
「、、爺い、、痛えじゃねえか、、!」
「ホッホッホ、、まだまだ若いのには負けんわい」
散々露天風呂で楽しんだ後は
トロピカルジュースを飲みながらもう一度ショーを見て
ホテルグランドハチミツへと向かった
「いや、、、なんだこのデカさは!!」
「ムリー、、この世界にこんなの?作る?無理だわー」
「、、お、俺なら飛び越えられますよ魔王様」
「、、飛び越えたからなんじゃ!」ドゴッ
またしても杖でど突かれたコビュートであった
途中エレベーターに感激して魔王がエレベーター内でぴょんぴょん飛び跳ねるから
皆んな大慌て
「ゆ、、揺れる!!やめろー!クソオヤジ」
「ほー、、貴様喧嘩売っとるな」
「エレベーター内で暴れるな!基本だろボケ」
「フンッ、、どのくらい頑丈か確かめてやったんだ」
「、、まったく、、」
「さ、流石に羽あるけどビビったぜ」
「魔王様、、子供みたいですじゃ、、トホホ」
「フンッ、、オオッ皆んな見ろ!後ろがスゲー綺麗だぞ」
「わー、、世界は広いね」
「獣王国はでけーな、、綺麗だし」
「、、、」
「そうだな、、こっちを綺麗って思うってこたー
うちは汚ねえな。、、何とかあの紫色の取れねえのか?」
「そうだよね、、、太陽も欲しい、、」
「「「「ハァーッ」」」」4人は盛大にゴチる
「ウオオオイッ、、何だここは、、ヒャッホー」
「ちょっ、、父上、、危ない、、ガラスが割れちゃう、、ちょっと、、ソファーの上は飛び跳ねないで
あーあ、、おつまみほとんど食べちゃった。
あ、、さっき買ってきた僕のわたあめまで
コラーッ、、クソオヤジ、、止まれー」
「フンッ、、オメーは歳の割に大人し過ぎだぞ」
「そっちが歳の割にはしゃぎ過ぎなんだよ」
ビリヤードの球をコビュートに投げようとして怒られ
プールで泳ぎまくり
浴衣の帯紐が解けガハハと笑い
その帯紐でコビュートを縛って遊び
ソファーの上を床に落っこちないよう飛びながら移動、、、そこでクロトに怒られた
魔王よ、、子供大人か、、、後から聞いたブーは笑っていた
童心に帰れるホテルってそうないからね、と
その後の部屋食も凄かった
食べる、食べる
アストとトロイの2人がひっきりなしにお肉を焼かないと間に合わない
次はこっちのタレ
次はこっち
もう一度このタレ
気付けばワイバーンのサーロインステーキを50枚は食べた
中でもニンニクおろしのタレが気に入ったそうで
最後ニンニクを生でかじってた
クロトにむはーってやって怒られてたらしい
うん、、やりそうだよ!あの魔王なら
コビュートと執事のモリヤは2人でのんびりと晩酌を楽しみ
クロトは父親と屋上の露天風呂へ
「ここは凄いなクロト」
「うん、、流石にここまでは無理でもさ、、僕は魔王領を豊かにしたい、、さっきね!お土産屋さんでたくさんの種を見つけたんだ!、、お金ってある?」
「ああ、、護衛団とオメーが狩ってきた魔物を売ればまあまあな金額だろ、、好きに使え」
「やったー!、、ウフフ、、ありがとうお父さん」
「フンッ、、オッ?あれは昼間の黒豹♀ちゃん、、、クロトすまんなおとうちゃんは出掛けるぞ」
背中の馬鹿でかい羽を広げてバッサバッサと黒豹♀へ迫る魔王ウルギローム・デギサス
「やあ、かわい子ちゃん!こんばんは」
「!!ビックリしたわ、、魔王様」
「それは失礼した、、良かったらゆっくりお話しでも、?、」
「、、ハイッ」
昼間のフェロモンにやられたのか!!
それとも何かのスキルなのか!!
魔王と黒豹♀はこのあと朝方まで、、、らしい
朝、クロトが横のベッドに寝てる魔王を観ると
顔がテカテカしてたらしい、、
「はて?乳液でも塗ったの?父上」
「ウウウッ、、頭が割れるー」
「ウウウッ、、もうワシ、、ダメじゃ、、ガクッ」
「失礼しますなの!こちら二日酔いに効く飲み物なの、、良かったら飲んでくださいなの」
「「ゴクッ、、ゴクッ。。」」ピカァッっと光り一気に全快したコビュートとモリヤ
「「なんなんだ!これはー」」
状態異常回復ポーションドリンクのおかげで4人は朝もたくさん食べれましたとさ、、
魔王はまたステーキを死ぬほど食べてたらしい
フフフ、豪快な人だね!
その後はお土産タイム
どの種なら魔王領でも育つか、、
たまたま通りかかったブーさんに聞いたら
帰り送った時に外を見て
1番良いのを決めてくれるそうだ!
クロトはもう大喜び
そして意外な収穫をブーもするのだった
クロトとブー
この出会いが今後世界を変えていく
、、、事になるのはもう少し先のお話
「ブーさん、、、が転生者なの?」
「ん?、、何のこと?」
トボケるブー
結局「やっぱり焼きそばには紅生姜がほしいよねー」とクロトに言われ
「今度紅生姜作るよ」って答えちゃったもんだからやっぱりバレたブーであった
種以外のお土産はニンニクおろしのタレとニンニク
お酒各種
あとたくさんの種
「ダメー!!このお金で魔王領を豊かにするのー」とクロトに怒られた3人だった
夕方17時までスポーツや露天風呂を楽しんだ帰り
黒豹♀獣人が魔王に何やらお土産を渡しに来た
すると周りに人がたくさんいるのに腰に手を回し引き寄せて
「また来るからな」チュッ
と、キスをするもんだから皆んな拍手
「魔王様!!はしたないですぞ」
「ま、、魔王様、、、いいな」
「うひゃー、、父親のそーゆーの見たくないよー」
「アアッ、、ステキ!思い出したら○○てきたわ」
ジーッと見つめ合う2人、、キリがないので移動するブーであった
フンッ、他人の盛りを観ても面白くも何ともないんだからね!
シュンッ!
と思ったらくっついてたから一緒に来ちゃった黒豹♀獣人
「アラ、、私まで」
はぁー?何わざとらしく言ってんのさこの発情期女
と心の中で毒付いたブーであった
睨んでたらウインクされた
あーやだやだ!メスには勝てないよーだ!
計算高いったらありゃしない、、
「「「あの、、ありがとうございました」」」
「いえ、、このミツバチさんを置いていくのでいつでも遊びに来てください!」
「ブーとやら、、!」
「ハイッ」
「この子が居たいと言ったら、、、良いかのう、、?」ポリポリと後頭部を掻く魔王
ハァーッ?!うっせえわ
って言いそうになったのをグッと堪えるブー
「フフフ、大人の恋は当事者で決めてください!彼女がオッケーならどうぞ
ただ一言、、彼女を幸せにしてくれるなら、、ですが」
「ウフフ!私はオッケーよ」
「オオッそうか、、よし、、部屋へ行こう」
、、、ちょっと、、やりたいだけなの?
幸せにするよとか言わないの?もおー
ハァーッ、、大丈夫かなあの子
すぐ飽きて捨てられないだろね、、
「ブーさん、、」
「ん?」
「お外へ、、」
「あっごめんね!行こうか」
「ハイッ」
「ナニコレ、、、」
「えっと、、魔王領、、です」
「夜なの?」
「えーっと、、日中もこんなもんです」
「、、、帰る」
「ちょっとー待ってー置いていかないでー!自殺するよ、、いいの?、僕が死んだらブーさん帰れないよ」
いや、ビーいればどこでも大丈夫だけどね僕、、、
「ハァーッ、、骨が折れそうだね!わかった
ところでこの紫色のは何?」
「、、、何でしょう?アハハ」
「アハハ、、ってアハハじゃなーい!
君転生者でしょ?ちゃんと調べてくれるー?」
「ハイッすいません!」
「まったくもう、、、とりあえずサンプル持って帰るから、、分かるまでちょっと待っててよ」
「ハイッ!ありがとうございます」
「これ、、どうやって切れる?」
2人でその後「ンギギギギ、、ドゴンッ、、、オラー、、死ねやテメー、、ボカンッ、、っこロスぞボケーがー」
と虐めてたら
クロトのスキル「形状変化」ってのでベロンッと剥がれました!
「うわっ!ブニブニしてる、、きもっ」
「うわーきもっ!、、クロトキモッ」
「アハハ、、まてー、、ブニブニくっつけるぞー」
と謎の追いかけっこをやってから帰ったブーでした
本当に、、なんだろねコレ、、ぶよぶよだよ、、
まるで、、、
ハッ!もしかして、、、
ナイスだよクロトッ!
閃いたブーでした、、、
「ガッハッハ、、どうじゃ?、、まだ半分しか入っとらんぞ、、、おい、、聞いとるのか?、、あーぁっ、、、おーい、、起きろー、、」
この角はそうやって待つものじゃないんだがな、、、
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