358坂 ブターウォーズ2 ~魔法貴族の逆襲
いくらブタたちが銃や光の剣を使おうとも、対物理・対魔法の結界を張ってしまえば無効化できる。
王女派の主力であるブタたちさえおさえれば我ら貴族派も巻き返せるからな。
いままでどおり、金と権力にものを言わせた体制で好きにさせてもらう。
ガララ──────────。
ブタが車輪のついた板にのって坂道をおりてきた。
赤い布を頭に巻いて、袖のない白い服を着ている。
雰囲気から察するに武闘家のようだが、その拳がとどくまえに我が槍のさびにしてくれる。
む。
ブタが両手を右腰に据えて力が溜めると、そこから儂に向かって突き出し、何かを撃った。
魔力ではない、なんだ、この力は。
ぐは!
結界も効かず、槍でも防ぎきれんかった。
全身がびりびりと痺れて起き上がれん。
「……」
ブタめ、魔力ではない未知の力も操るのか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます