212坂 備蓄
いつ何が起こるか分からない。
だから何が起きてもいいように食料品など生活に必要なものを蓄えておく必要がある。
俺ら一家は九月一日をめどに賞味期限や消費期限を見直して買い換えているからな。
少々のことでは平気だ。
ガララ──────────。
ブタがスケボーにのって坂道をおりてきた。
買い物帰りのようだが、それにしては荷物が多すぎだな。
どうやらこのブタも非常時に備えて買い込んだようだ。
ガララ──────────。
子ブタがスケボーにのって坂道をおりてきた。
同じ服装をしてるからさっきのブタと家族なんだと思うが、五台積み重ねたスケボーを牽引してるぞ。
そんなに必要なのか?
「……」
まあ、備えあれば患いなし、というからな。
腐るものでもないんだろうし、あれば安心なんだろうな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます