141坂 強盗と警察官

 ガララ────────────────────。




 お、向こうの坂から警官の格好をしたブタがスケボーにのってやってくるぞ。


 パトロールか。


 ご苦労さんだな。


 さて、俺は愛するトリーシャのために花を買って帰るとするか。



 パン! パン!



 銃声!?


 強盗かよ!


 くそ、流れ弾が当たらないように伏せないと。


 て。


 ブタの警官、スケボーを盾にして応戦してる!?



 パン! パン!


 パン! パン! ──────────ドサッ。



 犯人が撃たれた。


 その場に倒れたが死んではいないようだ。


 意識がある。


 身体の自由がきかないかんじだから、麻酔弾を撃たれたのかもしれない。


「……」


 ブタの警官、すごいな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る