第2話

『私は、澪と言います。』

澪と名乗った少女は淡々と説明してゆく

『この通話は、未来からかけています。

そして、私が今から話す事はこれからあなたの身に起きることです。

近い将来、貴方はある人物に殺されます。

最も貴方が大切に想っている人にです。』

意味が分からなかった。

理解が追いつかなくてただ、ぼんやりと

話を聞いていた。

『聞こえますか?返答してください。』

「ひとつ、聞いてもいいですか?」

『なんでしょうか?』

「君はなぜ、僕が誰かに殺されることを止めたいんですか?」

そう問いかけると澪と名乗った少女は

『あなたが生きている未来で世界で私が生きたいからです。』

その言葉を最後に通話は切れた。

澪が僕に教えてくれてのは、近い将来

何者かによって僕は殺されること

そして、その相手は僕が最も大切に想っている人

それから察するに

「殺されないように気をつけろって事なのか…?」

とにかく今日はもう寝よう。

それから考えよう。

そうして、深い眠りに落ちていった。

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