空と曇天

@hibikiyou_0589

不在着信

第1話

本日の天気は曇り気温は、昨日より2度低く

本格的な冬の寒さになってきた。

今日は、朝食にヨーグルトとコーヒーを

昼食に菓子パンとカフェオレ

そして、夕食にキミが好きだった

オムライス。

明日の天気は、雨らしい…。


僕は日記を書き終えると部屋の電気を消しベットに横になり眼をつむり眠りについた。

そこまでは何も変わらない普通の学生の日常だ。

ベットに横になってしばらくすると

枕元に置いていたスマホの電源が入り

知らない番号が表示される。

僕は起き上がりスマホを手に取り

表示された番号を見つめる。

「もしもし…」

電話に出るが応答は無し。

時計を見ると0:00

また24時丁度にかかってきた。


「もしもし…」

もう一度問いかけるがやはり、応答はない

今日もこのまま切ろう

通話をきろうと画面をタップしようとした時だった

『こんばんは。聞こえますか?』

女の子の声だった。落ち着いた雰囲気の心地よい声。

「もしもし。聞こえます。」

初めて応答があった。

それだけでも驚きなのに

『よかった。何度も試してやっと繋がった。』

「あの…。」

『この通話がいつまで持つか分からないので

手短に話します。よく、聞いていてください。』

少女は、そう言い話し始めた。

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