喜 4分の1

動物と動物が掛け合わされるような

野菜と野菜が掛け合わされるような

邪道でありつつロマンに満ちている


僕と君が掛け合わされた 交差点

けして交わらないと思っていたのに


深い深い森の奥のように混みいって

はっきり認識ができない景色に慣れて

随分と平坦に生きてきてしまったんだ


大木は何十年、何百年、ときには何千年

都会がめまぐるしく動いている影で育つ

ゆるやかな成長は不思議と心地良い


僕はひとりがすきだけど どこか寂しい

交差点ですれ違った君はあどけなくて

どこかで風化していた僕の心は嬉しくて

孤独が和らいでしまった あの交差点で

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