episode2 月の裏側

王室内


秘書「国王陛下、国際空港の管制塔から連絡が」


国王「管制塔から?私だが」


国王の表情が暗くなる


国王「そうかわかった」


秘書「どうかされましたか?顔色が悪いですよ」


国王「旅客機が所属不明機に撃墜された」


秘書「そんな」


秘書は唖然としているそれもそのはずここ何百年と


平和が続いていたがこのような事件が起こることを誰が予想しただろうか


国王「何処の誰の仕業かわからんが各国の代表者に連絡しリモートで緊急会議だ」


秘書「了解しました。直ちに」


会議室


ヨーロッパ連合国国王


「皆、忙しいところ誠にありがとう皆に集まってもらったのは先ほど連絡した通り


我が国内で旅客機が撃墜されたからだ」


各国代表がホログラムで映しだされる


各国代表紹介


アジア中央国

日本、中国、韓国、朝鮮etcが統合してできた国


代表者 森重蔵大統領 リーウェイン副大統領


北米合衆国

欧米地域を統一しできた国


代表者 ブリッド大統領 クリス副大統領


南米共和国

南米諸国を統合してできた国


代表者 ロジック国王 ナーズ王妃


ヨーロッパ連合国


代表者 マーリン国王 アーサー王子


中東協商連合

イスラエルを中心に砂漠地帯にできた国


代表者 アラビン国王 チャンネル王妃


アフリカ人民連合国

大戦中クーデターによりできた国


代表者 ハウズ大統領 マーク副大統領


以上6ヶ国


アラビン「たった6ヶ国だけか」


マーリン「余計な混乱を招きたくないので主要国家だけを招集した」


ブリッド「事が事だけにな」


森「このような事が起きるなど誰も予想しとらん」


マーリン「では会議を始めよう、まず所属不明機について」


ロジック「所属不明機か主要国家の機体は機体情報があるので、今この場に


いない国家の機体とも考えられるな」


ハウズ「しかも光化学迷彩とは参ったな」


頭の後ろで手を組み机の上に足を乗せながらアーサーが口を開く


アーサー「まぁ俺にはどこぞの所属機かなんて関係ねぇ!


こっちは国民をやられたんだ!犯人がわかったら容赦はしねぇよ


この獅子王アーサーが許さねぇ」


その時謎の人物がホログラムに映し出された


リーウェイン「誰だ?」


謎の人物「いやいやずっと会議は傍受させてもらったよ」


クリス「なに!?」


謎の人物「アーサーって言ったなぁ?許さないねぇ・・・


じゃあさ今映っている私が犯人だと言ったらどうする?」


ニヤリと笑うアーサー


アーサー「そりゃオメーをぶっ潰す!」


謎の人物「クハハハ私を潰すか、潰せるならやってみろ」


リーウェイン「おい私の質問に答えろ誰なんだ」


謎の人物「あぁ申し遅れた私はガノンだ。


先日ヨーロッパで旅客機を撃墜した国の総統だよ」


ガノンがにっこり笑う


各国の代表者が一瞬言葉をうしなうそれもそのはず


犯人が自ら名乗り出たからだ


アラビン「なぜ犯人が自ら名乗りでた」


ガノン「君たちがどんな顔をするかと思ってね君たちさっきの顔は傑作だったよ」


ハウズ「貴様は何処の国の人間だ」


ガノン「何処の国の人間かぁまぁ君たちの遥か上空にある国だ」


森「遥か上空だと?」


ガノン「そう遥か上空の月だ」


森「月?あんな所に国が存在するのか?」


ガノン「あるよ月の裏側に北米さんはあることを知ってたと思うよ」


マーリン「本当か」


ブリッド「・・・」


顔を手で隠し黙るブリッド


ガノン「喋らないなら私が説明しよう大昔、北米が月に行ったことは知っているね?


その時宇宙飛行士は月の調査をする溜めに月の裏側に行った、そしてそこで見たのさ


月の裏側に国が存在することをそして地球に帰還した時、当時の大統領に報告したは


ずさしかしその国の存在は表に出ることはなっかた何故ならその国は存在してはいけ


ないからだ」


ロジック「存在してはいけないだと?ブリッド説明しろ!」


震えながら喋りだすブリッド


ブリッド「この事は前大統領から聞いているその国は存在してはいけないことも」


ガノンが笑いながら喋る


ガノン「ここで全てを話せよ月の裏側の国の名前を」


ブリッド「目の前にいるガノンが本当にその国の人間だとしたら全てが終わるかも


しれない」


マーリン「言うんだ」


ブリッド「その国の名はナチス帝国、第二次世界大戦時に名をはせた


ナチスドイツの亡霊だ」


誰も動かず喋らず衝撃的な事実を突きつけられる


ガノン「クハハハどうした?固まって、何も言うことはないのか?」


マーリン「そうかそういう事か、こんな狂気な事をする国がほかにあるか?」


アーサー「お前たちの目的はなんだ」


ガノン「祖先達の野望を叶える為さ」


リーウェイン「野望だと?」


ガノン「世界征服だよ、第二次世界大戦時に出来なかった世界征服をするのさ


先日の旅客機撃墜はその第1歩さ」


怒りを滲ませアーサーが喋る


アーサー「くそ野郎がますますオメーを潰したくなったぜ」


ガノン「今日は世界征服をするという挨拶をしに来たんだよアーサー君?


それでは君たちに選択肢を与えようナチス帝国に服従を誓うか、戦って倒れるか


選べ!まぁ今すぐとは言わない1年やろう1年間じっくり考えてくれそれでは


1年後に」


ガノンのホログラムが消えた


ロジック「さてどうする?」


マーリン「提案がある」


アーサー「なんだよオヤジ」


ハウズ「提案とは」


マーリン「ナチス帝国と戦う為に連合軍を組みたい各国の力を合わせなければ


勝てない相手だからなでは多数決をとる異議のある者は?」


各国代表「異議なし!」


マーリン「では一年後の為に会議の続きをしよう」



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