第5話 質問箱

 質問がDMと被っていたので分かりづらくなっていた為『』から【】に変更します。


―――――――――――――――――――――――


「それじゃあまずは、質問に答えて行くね」


 そうリスナーに声をかけてから、パソコンを操作して質問を配信上に表示させる。


【お互いの印象を教えてほしいです】


「まずはこれ! お互いの印象だって。これは私から話していいかな?」


「大丈夫です。どう思われているのか、なんだかドキドキします」


:気になる

:Vtuberの大先輩だから尊敬してるかな?

:コラボしてるから、巫心様を憧れてデビューしたかも


 コメント欄でさまざまな考察がされていることを確認した後に、こほんっと咳払いをひとつして質問の答えを語り始める。


 「まぁ第一印象はすごい人……なんだけど、それ以上に初絡みで告白して来たやばい人って印象が強いかな。なんで? バ美肉だよ! おっさんだよ! って思ったよ。でも気配りもできるすごい人だとはいまだに思ってはいるよ」


:告白!?

:kwsk

:褒めてるようでやばい人扱いで草

:てか予想が全然違ったの悲しい


「だからね! あのDMの件も含めて、私への印象も聞きたいなぁって」


「えっとぉ……まず最初にDMの事はいきなり過ぎました。私でもあれは引くと思います。でもこの事は語れば長くなると思うので後ででよろしいでしょうか……それで印象は、とても可愛らしいでしたね。それでいてその声と視聴者との接し方もいい! お疲れ様が本当に尊い――」


「はい、ありがとうございました。その話は後でと言う事でそれでは次の質問行ってみよう!」


:ふぁっ!?

:巫心様どうしたw

:巫心様が限界オタクに……

:いつもの清楚は何処に、


―――――――――――――――――――――――


 それからも彼女との質問返信は滞りなく進み、好きなゲームや、食べ物、二人の共通点を話し終え、これから遊びの全てをやろうとした時、突然思い出したのかのように、風花巫心はいきなり、声を発し始めた。


「それで、先程の告白の件なんですけど――」

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