第11話



2021108金曜



ここから記事 本当の所911では何が起きていたのか


今回で、アメリカ同時多発テロ事件の解明も一区切りになる。あと幾つ(いくつ)かは些細(ささい)な事になる。

 

しかし、本当は小さな出来事でしかなかった事象が( 現象、事柄が)大きく取り上げられたり、何かと勝手に関連付けてデッチ上げられたりもしている。

 

当時2008年6~7月の時点で、宇宙全史の掲示板には、大仏氏の他にも、多くの911関連の質問を寄せてきた人達がおり、「 この情報の事実関係はどうなっているのか」

 

という様な、様々な謎のオンパレードが55氏の元に送りつけられていた。 その殆ど(ほとんど)がでっち上げやこじつけで、面白おかしく自分達、つまり情報源であり、情報制作者であり、情報発信者でありの考えを披露(ひろう)しているだけのものに過ぎなかった。

 

そして、そのいい加減な情報に乗せられ、踊らされているのが現実だ。ここで55氏は、持論を述べている。

 

55氏 中々、真実を見極める事が難しいという事があるかもしれませんが、もう少し常識なり、科学知識を勉強なさる事は必要だと思われます。

 

先ず、その上で自分の「 良心」に従い「 既存(きぞん)のものを疑う」 という基本的な姿勢で見ていけば、あまり判断がぶれるという事はない。 「 良心」を「 愛」と言い換えてもよいかもしれない。

 

しかし、この「 愛」というものは、とても定義が難しい。「 愛」の定義は、時間や場所により、また人により、全然違ったものになるが、これも矢張り、この宇宙には愛に対しての厳然とした定義が存在している。

 

その本当の定義とは、我々が想像している様なアナログ的なあやふやなものではなく、どちらかと言えば( 掲示板の常連、理系担当の)toto氏が喜びそうな、デジタルなシステムに基づいている。( 普遍的な愛の定義は、宇宙全史第二巻で語られる)

 

 

ここで、911の大仏氏からの質問の、残った最後の幾つかに入る。

 

( 問)英国のテレビ放送局が、911テロ実況放送中に、3っつ目のビルが崩壊したとアナウンサーが報告した。 しかしその時、3っつ目のビルは実況中の映像の中に、その存在が確認出来ていた。

 

暫く(しばらく)後、本当にそのビルは崩壊した。 3っつ目に崩壊したビルは、旅客機が突っ込まれた最初の2つのビルと距離があり、尚且つ(なおかつ)、旅客機が突っ込んでいないのに崩壊した事が

不可解であると同時に、その放送局が最初から事件を知っていたのではないか、と疑われている。

 

 

この情報を55氏が探ってみると、実際にWTC( ワールドトレードセンター)以外のビルが崩壊している。 しかも英国の放送局が、それを確かに放送しているのだが、この放送局はその事実をあまり問題視していない。 どうしてなのか、と放送局側の心情を探ると、

 

「 それどころではない」 という事だった。 つまり、WTCビル群の崩壊と、アメリカ国内のあちこちのテロの対応( 報道)で、「 それどころではない」 という事の様だった。

 

確かにそうかもしれないが、それではWTC以外のビルが、何故崩壊したのだろうか。 実はこのWTCビル群に隣接した古いビルは、取り壊し予定のビルだった。( この情報に関しては、後で大きく修正が入る。 この、言わば間違った状態の情報の提示に意味があるので、その様に心構えをしておいて下さい。)

 

そして、そのビルには、既に(すでに)人は出入りしていなかったのだが、そのビルのオーナーが一人でそこに住んでいた。 老朽化(ろうきゅうか)したビルは、WTCの崩壊と、水爆の起爆の衝撃波で崩壊した。 水爆の起爆に使われたプルトニウム爆弾の衝撃波は、何故か方向性を持ち、このビルに( このビルだけではなく、その周辺に)集中している。

 

WTCビル群の崩壊の後片付けとほぼ同時に、このビルの崩壊跡も片付けられたが、オーナーの遺体は発見されなかった。 そもそもこのオーナーは身よりがなく( その為一人でこのビルに居た)、彼が死んだ事を誰も知る事はなかったのだ。

 

それにしても、誰か知人か、仕事関係でこのビルの崩壊に関して動く者がいないかと55氏は思ったので、色々確認してみたが、矢張り誰も動いていなかった。 その後、このビルの跡地がどう処理されたかは確認していないが、恐らくニューヨーク市が管理する事になっている。事実はこういうものだ。

 

確かにそこに「 陰謀」や「 謀略」の事実が隠されている事もあるがそうでない事も多い。 そして、そういう事件の中において、単に「 事実を暴いていく」 という姿勢だけではなく、そこにある「 人間の思いや葛藤」 を理解する事で、我々人間の問題を解明していく事が大切だと思われる。

 

( 実は大仏氏から、更に質問が届いているのだが、55氏は、これ以上追求するのは、全体の為に益にならない、と判断してこれを 打ち切っている。後は幾つかの修正に答える形となる。)

 

ここで大仏氏から追加で送られてきた質問の要約を続ける。句読点を付け足したり、読み易い様に漢字に直したりしただけで、ほぼ原文の侭(まま)これを行う。

 

( 此処から、ほぼ原文ママ)

 

( 質問2) 大仏2008年7月8日 No80( 質問番号) 

 

 

A 虚空蔵55様、みわ様9・11の解明を大変ご苦労様でした。様々な事実があった事がよく分かりました。

 

9・11同時多発テロを、新しい真珠湾攻撃と言われる事があります。どちらもアメリカが大きな衝撃を受け、国家の方針を大きく転換する切っ掛け(きっかけ)になったからです。

 

9・11事件の発生する1年前に、アメリカの世界線略を導くシンクタンク、PNACが「 アメリカの防衛再建計画」という論文を発表していました。 その中でアメリカの軍事的拡張への大転換を促す(うな

がす)為には「 新しい真珠湾攻撃の様な、破局的で世論を刺激する事件」 の必要性を記述していました。

 

真珠湾攻撃は、日本の奇襲攻撃でした。 単純に言えば日本がやった方アメリカがやられた方という事です。 しかし戦後の情報公開などによって、アメリカの公文書などから様々な事が明らかになってきましたその主なものは以下の通りです。

 

(1)ルーズベルト大統領は、日本の真珠湾攻撃をよく知っていた。

 

(2)アメリカ首脳部は、日本軍の真珠湾攻撃を幇助(ほうじょ)した

 

(3)真珠湾の米軍は、日本海軍に関する情報に関して、つんぼ桟敷(さじき)におかれた。

 

(4)真珠湾攻撃計画は、アメリカ側の発想であった。

 

(5)日本海軍の最高首脳部の一部が、アメリカからの真珠湾攻撃要請を受け入れた。

 

(6)真珠湾攻撃計画推進の為に必要な資金が、アメリカから日本に提供されていた。

 

 

9・11同時多発テロに関しても、現在マスコミや政府発表以外の出版物、インターネットのホームページ・動画などで、伝えられる情報において、真珠湾の事実と類似する所が少なくありません。それどころか、アメリカの自作自演まとまで云いきる事が多いのです。

 

今回の虚空蔵55様の9・11の内容は、やった方がイスラムのテロリスト、やられた方がアメリカとい形の様に見えます。 その裏を掘り下げる事は無かったのではないかと思います。

 

現代の日本社会において、アメリカ政府にとって都合の悪い政治家、学者、官僚、個人、組織、はマスコミなどによって潰されてゆく現状があります。 全てを明らかにする事は、大変難しい事とお察し申し上げます。 有り難うございました。

 

 

B 9・11に関するご回答有り難うございました。

 

No79の記事に関してですが、ひとつ連絡させていただければ幸いです。

 

「 9 英国のテレビ放送局が、9・11テロを実況放送中に、3つめのビルが崩壊したとアナウンサーが報告した。 しかしその時、その3つめのビルは実況中の映像に、その存在が確認出来ていた。

 

しばらく後、本当にそのビルは崩壊した。 3つめに崩壊したビルは、旅客機に突っ込まれた最初の2つのビルと距離があり、なおかつ旅客機が突っ込んでいないのに、崩壊した事が不可解であると同時に、その放送局が最初から事件を知っていたのではないかと疑われている」

 

という文の所です。 この実況放送場面はインターネットの動画になっているので、誰でも見る事が出来ます。

 

英国のテレビ放送局とはBBCです。 3つめに崩壊したビルとはWTC第7ビルでした。 7月5日の回答・メッセージの「 WTCビル群に隣接した古いビル」 ではありません。以下簡単ですが、御報告まで。

 

( 原文此処まで)

 

これらの大仏氏の使いの質問に対して、55氏は以下の様に答えている

 

55氏 大仏様のBの質問にあります様に、実際は「 第3ビルの崩壊」ではなく、WTC7ビルの崩壊が正解でした。 これに関しましてはまったく私の間違いでしたので、訂正させていただきます。

 

 

何故この様なミスが発生したのか、それは、

 

(1)この3つめに崩壊したビルの情報については、911同時多発テロ事件解明の収録の最初の時点でとっていたものであった。

 

しかし、他の事件の解明から片付けていっていたので、後回しになっていた。 そして、大仏氏からの解明の終わり近くになってAのメールが届いたからだ。 その時点で宇宙全史掲示板上では、911の解明の終わり近くに差し掛かっていたのだが、大仏氏のAのメールを55氏が見て「 ああ、やっぱり分かって貰え(もらえ)なかったか」

 

という微かな(かすかな)絶望感があり、「 早く打ち切ってしまおう」 という焦り(あせり)から、情報内容の精査をせずに、最初に収録した情報をそのまま掲載してしまった。( ……分かって貰えなかったか、の意味は後述)

 

(2)この時、何度か55氏の守護霊から修正勧告(かんこく)が来ていたが、みわ氏と連絡が取れない時間帯だった為、怠慢(たいまん)により、そのままにしてしまった。


 

以上の理由から、大仏氏には大変失礼してしまったのだが、結果として誤った情報を流してしまった。 本来なら大仏氏の「 A」のメールが来た時点でも、もっと冷静に対処出来る筈(はず)だった。

 

この件に関しては、みわ氏は「 全面的に私の( 55氏の)責任」としている。 どう考えても自分の忍耐のなさと、怠慢の結果だった。……と55氏は反省を表明している。

 

尚(なお)、第3のビルと( 取り壊し予定と説明されていた)、そこに居た管理人( オーナー)に関しては、実際はあの時点( WTC崩壊)では存在していないが、その出来事のの近辺には実際に存在している。 これに関しては、みわ氏の情報収集に混乱があった様だ。

 

( こうした事は既に「すでに」数限りなく経験しているので、速やかに修正すべきものだったが、上記の理由により、55氏はチェックを怠っていた。)

 


解説


 

何が何だか分からない人も多いだろうから、私なりのまとめを置く。細かい所は間違っているかもしれないが、大筋はこうだったろう。

 

(1)大仏氏、WTCビル群から離れた所にポツンと建ってるWTC7ビルが崩壊する前に、英国BBCが「 今ビルが崩壊しました」と、まだビルが建っており( テレビに映っており)、大丈夫な段階でそれを実況し、その後で本当に崩壊したので、BBCの連中は前もって知っていたのではないか、という疑惑の提示。

 

(2)55氏、みわ氏はこれを調べたが、WTC7ビルの事ではなく、この911が起きた2001年9月11日の近くの時空に存在した古いビルの崩壊情報を、間違って降ろしてしまっていた。( 同じ時空なのか隣の世界なのかは、よく分からない。)

 

(3)55氏が、これらの細かいチェックをする前に、掲示板にアップしてしまう。( 書き込んでしまう)

 

(4)それを見た大仏氏が、「 いや、離れた第3のビルとかの話ではなくて、WTC7ビルの事です」 とチェックを入れる。

 

(5)55氏、( 2、3)のチェックを怠っていましたすいません。

 

解説此処まで


 

此処で、次の「 その360」でも触れられると思うが、今回の行き違いの大きな原因の一つになった「 矢張り分かって貰えなかったか」の意味は何なのか。

 

それは、大仏氏はあくまで現象界内部における、私がよく使う言葉での非・精神世界の分野、つまり「 権力者共同謀議」からの視点、観点でこれら911の謎、背後の思惑を質問してきているのだが、

 

55氏からすれば、そういう事は( 共同謀議的な事は)、911の原因の本当の理由ではなく、あくまで精神や魂の在り様から発生したものだと説きたかった、説明したかった。 だが、やっぱりその「 精神世界からの観点」によって導き出された回答を。 精神世界的な理解をしてもらいたかった回答を。

 

大仏氏は、「 アメリカとイスラムの表層的な対立で止められたのは、矢張り大きな圧力があるからというのと、身の危険があるからですよね、それは仕方がありません。有り難うございました。」

 

と、55氏が望んでいた理解の仕方とは「 やっぱり違っていた」という意味で、軽い絶望感を覚えた、のだと私は判定している。それが「 分かってもらえなかったか」 の意味だろう。 恐らくは。


 

立っている場所と、見えている景色が「 同じモノを観察している」にも係わらず違うのだ。 それではそれぞれの言葉は違うのだし、認識も理解も違ってくるのは当然だ。 我々庶民には精神世界的なモノの見え方は出来ない。 チャネリングとか霊視とか同通という能力がないので、外界というものに対しての理解がそもそも55氏やみわ氏とは全然違う。 だから、こういう齟齬(そご)の部分は、出るべくして出た、と私は見ている。

 

次回は、単独で崩壊したWTC7ビルは、何故そうなったのか、という話に入る。



記事ここまで



この大仏という人物の発信した情報というのは、当時の日本において権力者共同謀議という概念すら持っていなかった人間領域の中では普通に流通していたというか、こちらが本当だという事になっていた。 だからあの時点においての日本人の、自称自分は世界の裏側を探査出来て、その内容を知っていると勝手に思い込んでいた連中は、全て騙されていたということになる。


しかしそれは大仏氏が未熟だったとかそういうのではなくて、当時の日本の言論空間がそればっかりに浸されていたからというのは、これはあるのだ。 書店に行ってもジサクジエン説を補強するようなものばかりがならんでいたようだ。 またそれが売れたのだろう。


人間には五感を超えた能力がない。 だから何かを調査するという時には公開情報を掘って、その中で真実らしいというものを自分で勝手に決めて、その上で勝手に真実を決めるしかない。


人間には真実など分からない。 真実らしいことに接近することは可能かもしれないが、本当の真実は当事者でないと分からない。 さらに当事者すら自分が何をやっていたのか分からずに現実を渡っていたという事例が多々ある。 我々はそれくらいにあやふやな存在だ。


政治系の物書きで書店に書籍を出していた様な複数の連中が、こぞってジサクジエンを採用していた。 それは売れるという事だけではなくて、彼らの一部は統一戦線、つまり中国が世界洗脳支配の為に置いている、また、実行部隊組織としても存在しているそれらの領域からの命令によってそうなったのだろうなとわたしは取る。


またそのようなジサクジエン領域に認識を落とすために、たくさんの偽物の資料を渡されただろう。


編集と言われる領域に中韓の勢力が、これは戦後本当に山ほど入れられた。 竹島を強奪した時の一連の事を知っているだろう。 あの時に李承晩たちは日本に山ほど悪辣な要求をしてきた。 そして日本は米軍に全てそれを呑まされた。 それらの韓国の背後に中国がいなかったと考える人々がいるのなら、それらの連中は世界を見る能力がそもそも最初からない存在だ。


そして当時の米軍における誰が主流であったのかと考えたときに、半島利権というものからの派生、そしてそれに関連する、ここで地底政府だとかの概念が出てくるが、そういった概念に到達できない人間は、これはもう何を言ってもどうにもならない。


世界への認識を自ら拒否しているのと変わらない。 自らで自らを縛る状態が好きなのだ。 そんな座標とどうやってこれからのあたらしい、全く新しい世界との共有を果たせるというのか。 ま、相当に困難だろう。 全ての人々に変わる事が求められている。 それはまず、知るという自らの態度に制限を設定してはならないというのが相当重要なものとしてある。



  自分で自分を縛ってはならないのである。



終了


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