12話 リヴァーサル(逆転)

2021年 春咲 夕莵(はるさき ゆうと)


俺は「そうだ..この銃はおもちゃだ。でももし、この銃を本物にする能力を俺がもっていたら..どうする?」と言い、問いかけた。

リーベは「...あなたはここで死ぬ、だからそんな能力を持っていたとしても結末は変わらない。」と答え、そしてカッターナイフを構えた。

俺は「何個武器があるんだ...まあ、いくら武器を揃えたころで俺に勝てるわけない...だから銃でも何でも使って良いぞ...それぐらいが良いハンデだ」とリーベに言い返した、もちろんこれはすべて『ハッタリ』だ。

臾香は「ゆ、ゆ、ゆ、夕莵さん...そんなこと言ったら」と震えた声で俺にギリギリ俺に聞こえる声で言った

たしかにこのすべてが嘘だと知られたならかなり危ない状況になるだろう、だがこうするしか無かったからやりきるしかない。

「これしか方法が無かったんだ..何かあれば死ぬのは俺だけで済むように考える」と臾香に言い、俺は手を開きそして手をリーベに向け「俺の能力は詳しくは説明はできないがすべてを覆せる、嘘だと思うならお前に試して証明して見せようか?」と俺は少し余裕がありそうに言ってみる。そうするとリーベはカッターナイフを俺に向けて投げた、そして更にまた4本もカッターナイフを投げた。カッターナイフは真っ直ぐ俺に向かっていく、飛んで来るカッターナイフを避けようとするが、この位置とこの量だと確実に当たってしまう。「奇跡よ!起これ!」と言いながら俺は賭けをした、その賭けとはカッターナイフを弾けるかだ。

俺はベレッタm9のエアガンを左手で握りしめ、右手は炎の剱を持っていた。炎の剣はいつでも出したりできる、だからそれを利用させてもらう!!

勢い良くカッターナイフが足を狙い飛んで来る、そんなカッターナイフを俺はベレッタm9のエアガンを当てて弾き飛ばした、そしてまた次のカッターナイフが飛んで来る、今度は4本すべてだ。

俺はちょっと心が痛むが右手を狙う一本のカッターナイフに向けてベレッタm9のエアガンを投げて、カッターナイフを弾き飛ばし、そして残りのカッターナイフは炎の剣を構え、回転切りをした。

周りにはカッターナイフが散乱し、俺はさっきの攻撃を防げてたことを『奇跡だ』と思いながらベレッタm9のエアガンを拾った。

拾っていると何かの音が聞こえる、何かが近づく音が...「あれ?血が..」そう呟きながら右手を見た、右手からは少しの血が出ている。そしてカッターナイフが刺さっている、俺はふとリーベの居た方向をみてみる。するとリーベは指と指の間にカッターナイフを入れ、カッターナイフを十本投げようとしていた

手が痛い、でもやるしかない...それはわかっているが足が...動かない...「動け!」そう呟くが足は動かない

いくら余裕ぶったて恐怖心に勝てるわけがない...でもここで死にたくない!!

俺は足を動かし、そして炎の剣を構えて!飛んできたカッターナイフ3本を弾いた!!

リーベは「あなた、人間やめてるね...」と言いながら残りの7本のカッターナイフをすべて俺へ向かって投げた。

俺は「伏せて!!」と有再と臾香に言い、即座にスライディングをした、そして数本のカッターナイフを避けた

だがカッターナイフはまだ4本ほど俺のところへ向かっていく、それなら...これしかない。

俺は持っていたエアガンでカッターナイフに向けて3発撃ち込んだ、これで1本は落ちたが、あと2本もあるカッターナイフをどうやって避けるかが問題だ。

俺は...左手に向かってくるカッターナイフを剣で弾き、左足に向かってくるカッターナイフはカッターナイフへ向かってキックをして防いだ。

とりあえずは安心...だがまだ攻撃は続く、ずっと続くリーベの攻撃できる道具がある限りこの戦いは続く。

「もう...終わらせるよ!」そう言いリーベは急に俺ではなく臾香に向けてカッターナイフを投げた、そしてそのカッターナイフは臾香の右手にダメージを与えた。

綺麗に臾香に当たった、俺に狙ったのが空振りして臾香に当たった訳でもなく、臾香にわざとあてた。

俺はリーベに向かって走った。

リーベはカッターナイフを投げようとする、これでカッターナイフを投げられ、攻撃されたら確実に死ぬだろう、でも!その前に行動すれば攻撃されるリスクはゼロだ。俺はすぐにリーベの元に近づいた、そしてリーベの後ろに周り首を軽くしめてゆく、リーベは苦しんでいる間に俺は「次、臾香と有再に攻撃したらお前を殺す、次はないと思え」と言い、少しずつ首を絞める力を強くしていく。リーベが死にかけているのを確認したところで首を絞めるのをやめた、殺す気はないからだ。

「夕莵くん!やめて!これ以上やったら!!」そう叫びながら有再は俺の元まで走ってきた。

俺は...有再を見ながら...





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