11話 刀と奇跡
2021年 春咲 夕莵(はるさき ゆうと)
俺は「そうだ..この銃はおもちゃだ。でももし、この銃を本物にする能力を俺がもっていたら..どうする?」と言い、問いかけた。
リーベは「...あなたはここで死ぬ、だからそんな能力を持っていたとしても結末は変わらない。」と答え、そしてカッターナイフを構えた。
俺は「何個武器があるんだ...まあ、いくら武器を揃えたころで俺に勝てるわけない...だから銃でも何でも使って良いぞ...それぐらいが良いハンデだ」とリーベに言い返した、もちろんこれはすべて『ハッタリ』だ。
臾香は「ゆ、ゆ、ゆ、夕莵さん...そんなこと言ったら」と震えた声で俺にギリギリ俺に聞こえる声で言った
たしかにこのすべてが嘘だと知られたならかなり危ない状況になるだろう、だがこうするしか無かったからやりきるしかない。
「これしか方法が無かったんだ..何かあれば死ぬのは俺だけで済むように考える」と臾香に言い、俺は手を開きそして手をリーベに向け「俺の能力は詳しくは説明はできないがすべてを覆せる、嘘だと思うならお前に試して証明して見せようか?」と俺は少し余裕がありそうに言ってみる。そうするとリーベはカッターを俺に向けて投げた、そして更にまた4本もカッターを投げた。カッターは真っ直ぐ俺に向かっていく、飛んで来るカッターを避けようとするが、この位置とこの量だと確実に当たってしまう。「奇跡よ!起これ!」と言いながら俺は賭けをした、その賭けとはカッターを弾けるかだ。
俺はベレッタm9のエアガンを左手で握りしめ、右手は炎の剱を持っていた。炎の剣はいつでも出したりできる、だからそれを利用させてもらう!!
勢い良くカッターが足を狙い飛んで来る、そんなカッターを俺はベレッタm9のエアガンを当てて弾き飛ばした、そしてまた次のカッターが飛んで来る、今度は4本すべてだ。
俺はちょっと心が痛むが右手を狙う一本のカッターに向けてベレッタm9のエアガンを投げて、カッターを弾き飛ばし、そして残りのカッターは炎の剣を構え、回転切りをした。
周りにはカッターが散乱し、俺はさっきの攻撃を防げてたことを『奇跡だ』と思いながらベレッタm9のエアガンを拾った。
拾っていると何かの音が聞こえる、何かが近づく音が...「あれ?血が..」そう呟きながら右手を見た、右手からは少しの血が出ている。そしてカッターナイフが刺さっている、俺はふとリーベの居た方向をみてみる。するとリーベは指と指の間にカッターを入れ、カッターを十本投げようとしていた
手が痛い、でもやるしかない...それはわかっているが足が...動かない...「動け!」そう呟くが足は動かない
いくら余裕ぶったて恐怖心に勝てるわけがない...でもここで死にたくない!!
俺は足を動かし、そして炎の剣を構えて!飛んできたカッターナイフ3本を弾いた!!
リーベは「あなた、人間やめてるね...」と言いながら残りの7本のカッターをすべて俺へ向かって投げた。
俺は「伏せて!!」と有再と臾香に言い、即座にスライディングをした、そして数本のカッターナイフを避けた
だがカッターはまだ4本ほど俺のところへ向かっていく、それなら...これしかない。
俺は持っていたエアガンでカッターナイフに向けて3発撃ち込んだ、これで1本は落ちたが、あと2本もあるカッターをどうやって避けるかが問題だ。
俺は...迷いはあったが左手に向かってくるカッターナイフを剣で弾き、左足に向かってくるカッターはカッターナイフへ向かってキックをして防いだ。
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