第9.5話 神に近づいた者と罪を背負いし者

2018年 6月くらい 三月 天兎 (みつき てと)

3回目の世界...


「知らない天井だ..」そう呟き、僕は立ち上がった。

僕の名前はグリーム・リーパ、ただの高校生だ。

ガラ!と物音を立て、ドアが開いた。

ドアを開けたのは友人よブルームーンだった...

「どうしたんだ?ブルームーン」そう言い僕はポケットに隠していた、ベレッタm92fsのエアガンをブルームーンに向けた。

ブルームーンは「ブルームーンって言わないで!私には

青希 目流 (あおき める)っていうちゃんとした名前があるの!、そろそろ中二病を抜け出したら?」と言い、僕に言い返した。

僕は「中二病?そんなものじゃないよ!僕は..僕は..まやかしではなく..本物だ!」と言い返し、ベレッm92fsのエアガンをリロードしてもう一度、青希に向けた。

青希は僕に向かって「はいはい、そろそろ銃を下げてよグリーム・リーパー(死神)さん」と言い、彼女はドアの近くから移動して僕の眠っていたベッドまで近づいていった。

「やめろ!近づくな!神に祝福されているお前でも僕は容赦なく殺すぞ!」そう言い、僕はポケットからもうひとつの隠し持っていた銃、グロック17のエアガンをポケットから出して、2丁拳銃をして、ブルームーンに銃を向けた。

そして僕は...



???


ここはどこだ?

また知らない場所だ...

「ここは君の記憶だよ..いや僕たちの記憶と言った方がただしていかな」と言っている、誰かの声が聞こえた。

「姿を見せたら思い出すかな?」そう言い、その声の主は急に僕の目の前に出てきた。その姿は僕と同じぐらいの年齢の少年だった

「うわっ!」そう言い僕は少し後ろに下がった。

「君は人を殺す感覚を知っているか?」という声がどこからか聞こた。

僕は「知ってるわけないだろ!」と言い答える。

「それなら教えてあげるよ、あの感覚を...」と謎の声は言い返す。

そして、目の前が真っ白になった...


■■年前


家が炎に包まれていく...

崩壊して行く家、家族の叫び声...そして焼けて行く僕の肌...僕は自分のやってしまった『罪』を思い出しながら目を瞑る...

人を殺す..それは許されないことだ...柔らかい肉に包丁を刺す感触...叫んでいる口を無理やり針で縫うあの感覚...逃げ惑う者を刺したときの声...楽しかった、もう満足だ。あとはもう死神に地獄へ導かれよう


2018年 現在


記憶にある..でもこれは僕の記憶ではない!

「お、お前の記憶か?」そう言い、僕はポケットの中のエアガンを出そうとする。でも...エアガンがない!

「お前が今思っていることはおかしいエアガンがない!だろ?」と僕に向かって少年は言う。

僕は「なんで..どうしてわかる!お前は何者だ!ここもどこだ?!」と言い勢いよく少年に言い返した

少年はすこしニヤっとした後に「僕は君だ。君は僕だ。ただそれだけ..それ以下でもなく、それ以上でもない」と言い、僕に『すべて』を見せる。

何なのかはわからない...でも『すべて』と言うかないものだ...

僕が『すべて』をみていると少年が「さあ、リベンジを果たそうか」と言ったのが聞こえた。



あとがき


作者のソルティです。

今回や前回の出来と文章の長さがひどいのはすみません

自分の中の中二病を何度も出して、やっとこの小説ができました。



キャラ説明


三月 天兎 (みつき てと)

グリーム・リーパーという名前でみんなに知られている中二病。

普段は中二病だが、中二病じゃないときは臆病。

たまに勇気があるときはあるがそういう時はだいたい「中二病だ!中二病になりきれ、いや!中二病になれ」と思いながら行動している。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る