第6話 リーベルズ
僕の名前はシュガー...いや、違う、
僕の名前は風春 名流 (かぜはるなる)だ。
この世の中にはヒーローが人々を救うという物語がある
。でも僕はヒーローになるのに諦めていた、僕がそう簡単に人を助けれるわけなんて無いからだ、これはそんな脇役にすぎない僕の物語だ。
2021年 5月
僕は不思議な夢を見ていた。
真っ黒な霧に包まれたあとに、気がつくと学校の教室に居た。
そしてその横には、2年前に死んだ、白葉が居た。
何もかもおかしい、なぜ、白葉がここに居るんだ?、それに僕もどうしてここに居るんだ?もうおかしいことだらけだ。白葉は「さようなら」と言い、突然教室の外へ出た。僕は白葉を追おうとする。でも白葉を、見失ってしまった。僕は、何となく屋上に居るかも?と思い、屋上へ向かった。
屋上
予想道理屋上に居た。
でも、どこか、おかしい気がする。
白葉は屋上のフェンスをよじ登り、そして、飛び降りた
どうして?そんなことを考える暇もなく、落ちていった
頭がおかしそうになるほど、狂いそうになる。
なぜか笑い声をあげてしまう、たぶんそれほど壊れているんだと、思う。
2年前
僕は唯一の友達の白葉と一緒に話し合っていた。
白葉が「名流(なる)は進路とかどうするの?」と机にうつ伏せながら気だるげに僕に言った。僕は「進路って、僕たちは2年生だから、そこまで気にしなくて良いよ」と言った。白葉は「えー2年生でもしっかりと考えた方がいいよー」と説得力の無いほど気だるげに言った。
僕は「説得力が無いよ」と言った、白葉は「えー、ずっとネットに取りつかれている名流には言われたくないよー」と言った。
現在
前の事を少しだけ、ちょっとだけ、思い出した...
思い出したくはなかった、けど、でも、また白葉のことを思い出すことができた。
ああ、狂いそうだ。
目の前で屋上から飛び降りた白葉は今ごろ、きっと赤で染まっているだろう、「いっそのこと僕も..一緒に死のうかな?」と僕は呟いた。
もう、白葉と同じ場所に行こう、そう、あの空へ..
「そんなこと...させない」と声が聞こえた。
その声の主は高校生くらいの少女で髪は青く、赤い目だった。
僕は「あなたは誰ですか?」と聞いた。
少女は「私はただ、いや僕はあなたを助けてきた。前のこともあるし、恩返しだと思ってるほしい...な」と言った。
この声やしゃべり方は...僕の通っていた高校のクラスメイトの青希 目流(あおき める)と似ていた。
僕は勇気を出して、「あの、あなたって青希...目流さん..ですか?」と僕は言った。
すると目の前の少女は「そうです..ね..私はあの時になる君に助けてもらった。青希です..ね」と言った。
僕は青希さんの言う、あの時を思い出した。
つづく
キャラ構図
風春 名流 (かぜはる なる) 能力者?
春咲 白葉の事が好きで、正義感の強い少年。
実は以外と事業中に寝たりする。
追加でシュガーというネット名が存在するよー
春咲 白葉 (はるさき しろは)能力者?
2年前に飛び降り自殺をして、亡くなってしまった少女
成績は常にトップの優等生!
実はピアノが得意だったりする。
青希 目流 (あおき める) 能力者?
白葉や名流と何か関わりがあったみたいだね!
それ以上はまだわからないなー
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