第3話 ソート(思考)
気がついたら、剣を持っていた俺は剣で自分を殺そうとした...でも死ななかった、痛みも無かった、でも明らかに刺さっていた、俺の胸に剣が刺さっている
なのに死なない、でも意識が遠退いて行く感じがする。
■■時間後
ここはどこだ?
俺は辺りを見回した。
ここはどうやら...病院のようだ..
どうしてここに居るかを思い出すために記憶をゆっくりと思い出そうとする。
俺は渋谷に居て、そこからカフェで倒れた。
それでどうなったんだ?普通の人はあれで死んでいるはずだが、俺が考えていると、あの少女が部屋に来た。
「あなた、なにやってるの?」少女はそう言いながら部屋に入ってくる。
少女は「どうして、あんなことをしたかを教えて欲しい」と続けていう、俺は「彼女(零夏)を呼ぶから、彼女(零夏)が来てから話すよ」と言った。それに少女は同意した。
10分後
零夏が部屋に来た。
部屋に来て、いきなり零夏は「何やってるの?心配したんだから」と泣きながら言った。
俺は「ごめん」と呟いた。
少女を見ると少女はそんな会話をしている俺をじっと見ていた。そして少女は「とりあえず、彼女さんに今の状況を説明しますか?」と言った、俺は「うん、説明しよう」と言い、俺と少女で今までの出来事を説明した。
10分後
説明し終わり、彼女は急用が出来てしまい神戸に帰った。俺は「結局俺をスカウトした理由ってなんだ?」とふと聞いてみると少女は「わかった、私の目的も話しておくよ、君を仲間にしたい、そして君と同じような能力に覚醒仕切って居ない暴走しそうな人たちを一緒に止めたい、そう思って私は君を東京に呼んだ」と言った。
俺は「わかった、少し考えさせて」と言い、少し、いやかなり慎重に考えることにした。
まず、ここまで来ると本当だと信じるようになってきた
それにあの剣も普通はあんなことになら無い、だから能力は実在するのか?いや、でも信じられるのか?それに別の人格が居るという話もあまり信じたくない。
でも信じるしかなさそうだ、今は信じるしかないみたいだ、信じたくはないけど...
俺が自問自答を繰り返していると少女は「息抜きに屋上に行きませんか?」と言った。俺は「そんなのあるなら行ってみたいな」と答えた
少女は俺の手を握り、階段を昇る、俺が「ちょっとまっておくれ」と言うが少女は微笑みながらただ手を握り階段を昇る、そして少女はドアを開けて、屋上へと立ち入った。そこには綺麗な大空があった、青く美しい空が、俺が空を見ていると少女は「私の名前、月宮、空何ですよ」と言う、続けて少女は「この空にぴったりでしょ」と言いニヤリと笑う、その姿がどこか、妹に似ていた。
そんな時間が少しすぎて行くと、2階の壁が急に崩れた
突然の出来事だった。
少女は「さあ、私のお仕事の時間のようだ、君はどうする?」とニヤリした表情で俺に言った。俺は、どうすれば良いんだ?やり方も何もわからない..だから俺は「それは、人を救うことになるのか?残酷な結末にはならないのか?」と少女に聞いた。少女は「それなりにすればならないよ、それと教えないと不便だと思うから私の名前教えとくね、私の名前は白川 有再 だよ、これから覚えね」と言った。どうやら俺がやる前提みたいだ、まあやろうとは思っていた。俺は「やり方を教えてほしい」と言った、すぐに有再は「大丈夫、私の能力があるよ」と言う、壁が壊れた場所の近くからは声が聞こえる、苦しそうに何度も何かを繰り返して言う声が...
それに声のする方向には黒い霧のような物があった。
有再は声の方向に真剣な顔をしながら屋上から黒い霧のような物の方向に飛び出した。俺もすぐについていった
気がつくとよく分からない場所に居た。
この今までの出来事がフィクションだと思うほど現実離れしていっている、でもつまらない現実から離れれると思うと良い気がした。そんな事を考えながら有再を探す。いろんな場所を..
10分後
有再を見つけた。
有再は「あなたに素質があるかを確かめさせてもらうね」と言い、居なくなったことには一切触れずに、有再は俺に顔に手を当て、有再はそっと手をもとに戻した。何をしているか一切わからない、でもたぶん有再は能力というのを使ったのだと思う、俺は考えながら有再の顔などを見てみると有再の目が少し赤色になっているような気がした....
数分後
ここはどこだ?
気がつくとここにいた。
どこかを調べるために周りを見ると、一人の少女が居た
そして...
「私とは何なのだろう、ただ生きてるだけで何にも無いただのクズなのか?
もう理想とかも捨ててしまった
■年前にいじめられて以来自信が持てない
また中二病だからといじられた
生きたくない
死にたくない
すべて壊れてしまえばいい」
頭の中に言葉が一気に流れてきた。
これはこの少女の考えていることなのか?、俺はどうすれば良いんだ?いや、こういう時は迷ってはいけない
有再は救うと言ってた。でも俺にはそんなことはできない、なら、できないなりやってやる!
俺はゆっくりと少女に近づいて「お前は今まで、苦しかったんだろ?能力にも覚醒しようとしている、中二病だからだとかはお前が考えるんだ、無責任に死ぬなとは言わないが、俺は少なくとも生きててほしい」と言った。
少女はさっきまで暗い顔だった。なのに今は少しは明るい顔に変わった。
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます