第6話 戦闘 ~Eランク冒険者、初めての討伐依頼~
依頼の目的地であるアルブ平原に到着し、
アルブ平原、大小さまざまな草木が茂っており、小高い丘も存在する。
「む、これは」
小さな足跡を発見したレオネス。
足跡の続く方へ向かうと、木の根元に
「三匹。まあ、こんなもんか」
レオネスは腰に差した剣を抜くことも無く、剣魔法・
剣魔法・
素材回収用のアイテムポーチには、
「一匹で二本の角が取れるから、六本。必要な角の数は五本だから、角はもういいな。あとは
討伐した
「魔石タイプだと楽でいいんだけどな……」
魔物は変異タイプと魔石タイプの二種類が存在する。
変異タイプの魔物は瘴気という毒性のある高濃度の魔力を浴びた生物、主に動植物が変質したものであり、基本的には動植物と同じであり、死体がそのまま残る。
魔石タイプの魔物は瘴気が形を持ったもので、魔石という核を持ち、死ぬと魔石以外は灰となり消滅する。
そのため、魔石を回収すれば終わるため、死体の後片付けをする必要が無いのである。
「っと、
剣魔法・
突如、剣の雨に襲撃された
「悪いな、これも仕事でな。増えすぎると困るんだ、間引かせてもらうぜ」
レオネスは討伐した
レオネスが
ウサギが魔物化したものが
また、
そのため、
「これで依頼完了だな、晩飯も確保できたし帰るか」
8匹の
「討伐採集依頼って、かさばるんだな。
見た目は小さなポーチだが、見た目の何倍もの容量を持つ、名前の通り、魔法のポーチである。
ポーチの口も可変し、その気になれば、
しかし、
また、希少な空間魔法を使っていることから、それなりの値が付けられている。
リフィアの町への帰路につくレオネスであるが、視線を感じて足を止める。
辺りを見回し、背の高い草むらに視線の主が潜んでいることに気付く。
ある話を思い出す。
アルブ平原には、まれに
「血の匂いにでも惹かれたか? こっちは腰の角で動きづらいんだ、厄介だな」
こちらの動きを
レオネスの敵意を察知した
体長3メートルはあろうかという
「放っておいたら危険だ、悪いが仕留める!」
蹴りの反動で距離を取り、剣の弾丸・
しかし、
「流石に速いな!」
「だが、これで終わりだ!」
魔力を剣状に収束し、魔力剣・
──アルハザード流剣術・
闘気を
レオネスの
レオネスは
「悪いな、流石にお前は食えないし、町に持ち帰るだけの装備もないんだ」
レオネスは
◆◆◆
「あれは剣魔法!? 兄さん以外で使える人、初めて見たかも……」
レオネスと
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