学園編~1年~
12話 入学式
今日から学校生活が始まるらしい。
テストの前に盗賊に襲われて、チート能力に目覚めたから魔法の試験の結果が2位だった。
1位の人はすごいんだろうな。
それとテストの問題が12×12とか、小学生の問題でめっちゃ簡単な問題でほとんどで、よくわからない問題は神解析に聞いて答えを書いた。
おかげでテストの結果は1位で歴代最高点を取れた。当然ながらSクラスの主席になった。
まあ、6歳児に交じって20歳くらいの人間がテストを受けてるし、知識チートもあるから当然っちゃ当然だな。
前世は引きこもりで、友達がいなかったけど今世では彼女とか作ったりしてリア充になりたい!
まあ18歳になるまで時間があるしリア充になる時期もあるかもしれない。
第二王子様と第一王女様もいるらしいし、友達になれるといいな。
★★★★★★
「先生!おはようございまーす。」
「おはようございまーす。」
「おはよう。」
へぇー、さすが国一の学校だ。あそこにいる先生からすごい魔力を感じる。
「こんにちは!君も新入生?」
うわっ。いきなりなんだこいつ。
「そんな顔しないでよ~。私の名前はコアー=フィーネっていうの。君の名前は?」
「俺はテル=ハングルだよ。」
「テル=ハングルって、Sクラス主席の人じゃん!すごいんだね!」
「そういう君もSクラス次席でしょ。で、何の用?」
「私、友達百人作りたいんだ~。あの有名な『1年生~になったら~』って曲みたいに!
だからさ、私と友達になってよ!」
その歌こっちの世界でもあるのか?
でもとにかく初友達チャンス!
「いいよ。今日から友達だね。」
「ありがとう!じゃあまた入学式でね!」
俺は入学式に向かった。
★★★★★★
「ありがとうございました。 次は生徒会長の言葉です。」
「こんにちは!私は生徒会長のヘンリー=バーネスです。まずは1年生の皆さんご入学おめでとうございます。
この学園では友情、魔法についての知識、努力、実践の経験など多くのことを学ぶことができます。他にも、学校対抗で実践形式の大会など、多彩なイベントもあります。この学園に入ってよかったと思えるように私たちの生徒会や、先輩方がサポートしていきます。改めてようこそ!アルファ王国イコール学園に!」
トテモキョウミブカイスピーチデシタ。
俺あんまり話聞くこととか得意じゃないんだよね。
「以上で第57回入学式を終わります。一同、礼!在校生は担任の指示に従ってください。
新入生は教室に向かってください。」
★★★★★★
Sクラスは・・・ここか。
「失礼しまーす。」
教室にはすでに1人いた。
話しかけるべきか・・・それとも話しかけないか・・・
どちらにしようかな天の神様のゆー通り!鉄砲打ってバンバンバン!
う・・・こっちか・・・
「初めまして。君の名前はなんていうの?」
「・・・」
無視!?
「俺はテル=ハングルだよ。君は?」
「・・・」
また無視か・・・傷つくんですけど。
「クレス。」
「え?」
「私の名前。クレス=モデラート。」
モデラート?モデラートって、どこかで聞いたことあるような・・・?
「クレスさんって次席の人だよね?」
「そういうあなたは主席でしょう。」
「それにモデラートって、魔女と同じ苗字じゃ・・・?」
「・・・。」
「魔女の娘?」
「その名前で呼ばないで!」
「えっ・・・ご、ごめん。」
「・・・わかればいいわ。」
「?」
・・・結局何だったんだ?
俺はよくわからないままほかの人が来るのを待った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます