10話 目覚め
こんにちは!前世で強盗に撃たれて転生したテル=ハングルです!
俺は今・・・盗賊に胸をぶっ刺されています。
★★★★★★
「グハッ。」
「テル!」「「テル様!」」
俺、死ぬ?
は?チート能力は?
おい、アマテラス。どういうことだよ!
意識が薄れていく。これ、あの時と同じだ・・・
★★★★★★
ここは・・・?
ああ、俺が転生する前にきた場所だ。
「こんにちは。テル様」
うわぁ。なんだアマテラスか。
で、これはどういうことだ。チート能力くれるって言ったじゃないか。
でも、俺は死んでいる。
「いいえ、あなたはまだ生きていますよ。そして今この瞬間、
あるキッカケ?ああ、転生する前に言ってたあれか。
「アルファ王国イコール学園の試験に向かう前にチート能力に目覚める。目覚めるためには、キッカケを達成する必要がある。そう、もうすぐ意識が戻るはずですよ。」
こうやって話してる間に殺されることは?
「ありません。ここでの1時間は、あちらの世界の1秒に満ちません。」
あるキッカケってのは?
「それを聞いてきますか。まあ当然ですね。あるキッカケは、あなたの命の危機です。」
命の危機?
「そうです。あなたは一度死ぬことで、封印されし力に目覚めるのです!」
命の危機なら、俺がドラゴンと戦った時にもあったはずなのだが・・・
「あれでは完全な命の危機ではありませんでした。ドラゴンのあなたに攻撃は当たりませんでしたよね?でも、今は盗賊に刺されてります。ザックリと。お分かりいただけましたでしょうか。」
今一よく分からんが、まあいい。意識はまだ戻らないのか?
「もう戻りますよ。さあ頑張って踊ってくださいね。私の掌の上で。」
★★★★★★
バチン!
「どわっ!」
《ピーガガッ。転生者テル=ハングルの覚醒を確認しました。スキルの取得を開始します。
・・・成功。テル=ハングルは
・・・誰?
《
もっかい言って?
《
そういうことじゃない!じゃあ俺が獲得した、スキルを教えてくれ、
《テル=ハングルのスキルは『神解析』、『ステータス操作』、『自動再生』の3つです。》
『神解析』と『自動再生』はいいとして、『ステータス操作』って何?
《『ステータス操作』は自分のステータスと、24時間以内に触れた相手のステータスを操作できるスキルです。追記、スキルも操作できる。相手のスキルを消したり、見たことのあるスキルなら、自分に付与することも可能》
何それ強いの?
《使えばわかります。なお、今は時間が1000分の1に引き伸ばされているので、試すことも可能です》
じゃあ試しにレベルを999にしてみるか。
レベル10
↓
レベル999
おえっ。気持ち悪い。
おろろろろろー
「うわっ!汚ったね!何しやがんだ!」
《レベルを999にしました。ステータス全般が大幅に上昇しました。スキル『鑑定』を入手。
進化。
なんだこれ?体が軽い。ほんとにレベル999になったのか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます