第225話男女 9人物語 ? ⑩

【 達也side 】


 崑崙三姉妹と信太郎、薫の話しを聞きながら南と由香の相手をしているが、思わず情報が手に入ったな。

 これで竜神峡りゅうじんきょう 会長の依頼を達成出来るな。

 今日の経費は『非公式情報部』に請求するとして、情報部の一員として任務を達成出来た事に安心していた。


「 たっちゃん、南に隠し事してない ? 」


「 隠し事 ? 俺が南に『 嘘 』を言った事があるか ? 」


「 そっ それは無いけどね、ちょっと気になったのよ 」


「 それより、深雪と博子を応援するんだろう !

 バージニア姉妹に加えて 崑崙三姉妹まで参戦したんだから、南も頑張らないと失敗するぞ ! 」


「 うっ、それを言われると………バージニア姉妹だけでも強敵なのに、崑崙三姉妹まで参戦なんて 難易度が爆上がりだよ、たっちゃん、由香~ 」


「 はい、はい、 由香も手伝うから、考えるのは南が考えてよね ! 」


 フゥー、何とか 誤魔化せたかな。 南は『 かん 』が良いから気をつけないとな。

 とりあえず、後で報告書を由麻先輩にメールで送らないとな………



堪忍かんにんやぁーーー! ちょっと『 』が差したダケなんやぁーー ! ちょっと………かなり色気があった雪蓮しぇれんが悪いんやぁーー! 」


 ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! 忠夫を蹴り続ける令子と明日香。


「 本当に、コイツは、コイツは、懲りないわね !」


 ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ !


「 忠夫さん、言い訳は後で聞きますから 早く帰りましょうね( ニコッ)」


 ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ !


「 このバカ犬 !その言い分だと、私達に『色気』が無いみたいじゃ無いの ! やっぱり念入りにお仕置きしないと駄目ね 」


 ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ ! ゲッシ !


 忠夫、令子、絹、明日香が騒いでいた。


 にぎやかな連中だ………………やれやれだな。



 ─── その後、由麻先輩から報酬で学食の割引券を貰った達成でありました───

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