第224話 男女 9人物語 ? ⑨

雪蓮しぇれんside 】


 月蓮ゆえれん花蓮ふぁれん を連れて、信太郎たちに合流することにしたネ。

 只、一足遅れで 二人神宮コンビに先を越されたネ。

 だけど、残念な和茂が余計な事を言ってしまったので 二人して令子たち三人に連れていかれたネ。

 邪魔者が居なく成ったので、私達三人は無理矢理アプローチせずに世間話に終始することにしたアル。

 ここはあせらずに、先ずは仲良く成る事を優先するアルネ。

 日本人の二人 深雪、博子は、人が良さそうだから敵対行動をしなければ大丈夫そうアルが、バージニア姉妹は私達崑崙三姉妹を警戒しているアルネ。


「 へえ~、 崑崙村って本当に人里離れた所に在るんだね。 」


「そうアル、 中国五千年の歴史の中で一度も侵略された事が無い『 魔鏡 』アルネ ! 」


 信太郎と花蓮ふぁれんが楽しそうに話しているアルネ。

 そうそう、まずはコミュニケーションを取って仲良くなるネ。


「 崑崙村って、本当に女性ばかりの村なんだ ! 」


「 居るには居るけど、男の人は 年寄り と 幼子だけアルネ。

 だから私達は『お婿さん』を探しに、遥々はるばる日本に来たアルネ ! 」


 コラコラ、月蓮ゆえれん 薫に全部話しては駄目アルネ !


 雪蓮が心配していると


「ねえ、ねえ、雪蓮しぇれんちゃん、俺なんかは『 お婿さん候補』にどうかな ? 」


 竜ヶ崎 忠夫が話しかけてきたアル…………


 だけど、私は……


「 後ろの三人の許可が出れば考えてもよろしいアルヨ 」


 忠夫の後ろには、先程 二人神宮コンビを連れ出した三人が居たアル。

 忠夫は顔を真っ青にして脂汗あぶらあせを流しながら、


「 お早いお帰りで………


「 ちょっと目を離すとコレだわ、コイツ ! 」


「……… 忠夫さん、後でじっくり話しをしましょうね(ニコッ )」


「 あんた、バカァー ! 本当にしょうがないわね、帰ったら お仕置きよ !お仕置き ! 」


 怒れる令子、絹、明日香が居たアルネ。

 アレに交じるのは遠慮するアルネ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る