第218話 男女 9人物語 ? ③

【 忠夫side 】


皆でボーリング場にあるゲームセンターで遊んでいたらスマホに電話があり出てみると


「 竜ヶ崎、デート中にスマナイが ボーリング場に来てくれ !

埋め合わせは 後でするから頼む !」


一方的に要件だけ言って電話を切りやがった、達也のヤロウ !

俺は令子さん、お絹ちゃん、明日香、蛍に事情を話したら、


令子

「 念のため、ボーリング場まで追いて行くわ 」


明日香

「そうね、コイツは信用出来ないからね ! 」


「 ねっ ねっ 蛍、ボーリングは初めてなんだけど教えてね、お絹お姉ちゃん ! 」


「 私も あまり上手くないけど教えてあげるから大丈夫ですよ、蛍ちゃん」


俺の知らないウチにボーリングをする事に決まっていた………せぬ。




♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔



俺達がボーリング場に行くと、達也の他に男が二人と女の子が六人居た。

なっ あれは高等部に編入してきた バージニア姉妹ではないか !

これは、是非ともお近づきになるチャンスではないか !

俺が 張り切って行こうとしたら、後ろから襟首を捕まれ引きもどされた。


令子

「あんた、分かっていると思うけど 私達の前でナンパ・ ・ ・ なんかしたら、どうなるか分かっているんでしょうねぇ~ 」


明日香

「 ウワァ~ このバカ、やっぱり浮気しようとしたのね !

このバカ犬は、本当に懲りないわね ! 美少女三人もはべらしていて、まだ足りないなんてしつけが足りないのかしら 」


「 まあ まあ 令子さん 、 明日香、 ここは人の目もあるんですから その話は後でしましょうよ、ねぇ………フッフフフフ」


「 やだなぁ~ 俺が浮気なんて、するわけ無いじゃないですかぁ~」


達也のヤロウ、せめてオゴラシちゃる !



「達也ぁー ! デート中を邪魔したんだから、後で俺達にオゴレよ ! 」


俺は達也のチームに入ることになり、お絹ちゃん達は俺達の隣のレーンでボーリングを始めていた。

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