第219話男女 9人物語 ? ④
※ 作者より
ボーリングのルールはうろ覚えなので おかしな処があると思いますがよろしくお願いいたします。
【 絹side 】
私達の隣のレーンでは真剣勝負のボーリングをしています。
男の子達ばかりか女の子達までが本気で勝負している姿は鬼気迫る迫力がありますね。
あのクールなイメージだった 荒川沖 達也くんが隠れ熱血だとは思いませんでしたし忠夫さんと仲が良さそうにしているのも意外でした。
「 お絹お姉ちゃん の番だよ 」
蛍ちゃんに言われて『 ハッ 』とした私は自分達のレーンに戻りボーリングのボールを持ちましたが………一番軽いボールを選んだのですが、それでも私には重いです。
ヨロヨロとしながらレーンの前まで行き
「 あちゃぁ~ お絹ちゃん、また『 ガーター』よ !
いっそのこと、蛍ちゃんが使っているミニ
令子さんに
「
「 それに比べて、どうよ ! やっぱり私は天才ね、初めてだと云うのに この成績………自分の才能が怖いわ 」
初めてボーリングをすると言っていたのに凄いなぁ、明日香は。
ボーリングの事は良くわからないけど、コンピューターがスコアをつけてくれるので安心です。
蛍ちゃんは、小さな滑り台のようなモノを使いレーンの前に設置してから子供用のボーリングの玉を滑り台に乗せてから転がしています。
狙いが良いのか、私達の中では明日香の次に成績が良いのです。
隣のレーンでは『ストライク』と云うのを何度も繰り返して、その
鎌倉信太郎、江ノ島薫、アルテ=バージニア、シア=バージニア、牛堀博子
VS
荒川沖達也、竜ヶ崎忠夫、慈母観音南、十二橋由香、玉造深雪、
最初、何故か落ち込んでいた玉造さんもゲームが進んでいくうちに元気を取り戻したようです。
令子
「 隣は凄い盛り上がっているわね…………後で皆に
明日香
「 賛成 ! アイツらばかり楽しんでいるんだから当然の権利だわ ! 」
蛍
「 ごめんね、蛍が居るから お姉ちゃん達が皆と一緒に遊べないんだよね 」
こんなに小さいのに気を使う蛍ちゃんを私は思わず抱きしめてしまいました。
絹
「 どちらにしても人数が合わなかったんだから気にしなくて良いんですよ、蛍ちゃん」
令子
「 そうそう、悪いのはアイツらなんだから 蛍ちゃんは気にしなくて大丈夫よ 」
令子さんも蛍ちゃんを気遣い頭を
明日香
「 そうね、悪いのは全部、アイツらなんだから高いモノでも要求してやるわ ! 蛍の
────勝負は接戦しながら続いているのだった────
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