第217話 牡牛座《Taurus》の乙女たち

5月5日 大江戸家では、合同誕生日会の準備が行われていた。

連休前のある夜に偶然作者の都合、誕生日の話に成ったのだ。



勇気

「えっー ! 僕達だけでなく、ジン や アリスに由利子先生までが 5月産まれなの ! 」


「 私達はゴールデンウィークに生まれたから、お誕生会は家族だけだったんだよ 」


「 そうそう、それで私達は意気投合して仲良しに成ったんだったな」



5月3日生まれ 北浦 瞳


5月4日生まれ 利根川 楓


5月5日生まれ 霞ヶ浦 勇気



「 連休中は、家族旅行とかが多いから仕方無いとは云え 辛かったよね 」


アリス

「 USAでは、平日だったから分かりませ~んが 誕生日は家族で祝うモノですよ 」


真理愛

「 なんで、私だけ 10月生まれなんだ !私だけ蠍座さそりざの乙女で、皆が牡牛座おうしざの乙女なんだ ? 作者の悪意を感じるぞ………由利子先生は、乙女と云うには若干 歳を取りすぎて………


由利子

「 『歳を取りすぎて』の次のセリフは何かな ? 先生、聞きたいなぁ~ 」



5月19日生まれ 大江戸 仁


5月20日生まれ アリス=ノースダコタ


5月15日生まれ 潮来 由利子


5月14日生まれ ハルト=ノースダコタ


10月30日生まれ 世田谷 真理愛



その日、真理亜以外の大江戸家の人々の誕生日会が始まったのであります。


誕生日ケーキ、唐揚げ、ピザ、ポテト、柏餅かしわもち



ついに、由利子先生もハルト先生との結婚を前提にしたお付き合いも始まり、めでたいことばかりの楽しい一日を過ごす大江戸ファミリーでありました。



【由利子side 】



どうにか、こうにか 大台(30代)に成る前に彼氏を作る事ができた。

最近は、母親からもあきらめられていて、


『 老後の為に お金を貯めて置くのよ。 お母さんが言わないと、全部 酒代に消えてしまうんだから心配なのよ。 本当に この娘は、どうしてガサツなのかしら ? もう、旦那様の事はあきらめたから 真っ当に生きるのよ ! 』


ふふふ。 これで お母さんを見返してやれるわ !

ハルトを連れて行ったら 驚くだろうなぁ~


とりあえずは、ハルトと真剣交際をして もっと仲良く成ってからの話だな。





───由利子は気がついていない。 由利子もハルトも家事、得に『料理』に関しては壊滅的だと云う子とを……… ───

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