第209話ラブストーリーは計画的に ①

【深雪side】


信太郎くん。


失恋したばかりなんだから、今は そっとしておこう。


そう、考えていた……………私が バカだった !


一年C組 博子と一緒に教室に入ると、そこには………

仲が良さそうに おしゃべりしている信太郎くんと薫くん………バージニア姉妹 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ が居た !


その光景を見た瞬間、私達深雪と博子はカタマってしまった。


「 おはよう、玉造たまつくり(深雪)さん 牛堀うしぼり(博子)さん」


その声に正気を取り戻して振り返ると、慈母観音じぼかんのん みなみと その後ろに荒川沖あらかわおき 達也たつやくん、十二橋じゅうにきょう 由香ゆかが居た。


クソゥ、リア充め !


私に声をかけてきたのは、慈母観音 南のようだ。

そう、かつて私がフラれた達也くん達が同じクラスなのよ !

なんて運命の悪戯いたずらなのよ !

博子は、忠夫くん達と別のクラスに成ったのに どうして私だけ………


「 プー クスクス、 ぐずぐずしているから『 男 』を奪われるのよ !

弱った獲物えもの(草食男子)を肉食動物(肉食女子)が見逃す訳が無いでしょう !

まさに『とんびに油揚げを奪われた』訳ね」

十二橋 由香が意地悪そうに言った。





※作者より

アルファポリスのコンテスト

第5回ライト文芸大賞にエントリーしました。


期間中(5月中)500文字から900文字くらいで、出来るだけ間を開けないように更新する予定です。


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