第185話 春休み ①

真理愛まりあside 】

❄️が溶けて◌になって 流れていきます~♪

つくしの□が 恥ずかしげに ♡を出します~♬

もうすぐ🌸ですね~♫

ちょっと☆取ってみませんか~♬


かなり昔のアイドル某三人組の歌を口ずさみながら、アタシ達は お弁当を作っていると


「 皆は歌が上手だけどアイドルに成りたいとか思っているの ? 」


仁ちゃんが聞いてきたけど、フム………


「アタシ達、四人組で『 大江戸ラバーズ 』なんて面白いかもね ! 」

と、アタシが発言したら アリスが質問してきた。


「 四人 ? 一人足りなく無いで~すか ? 」


「 いやいや、アタシ真理愛と勇気ちゃん、瞳ちゃん、楓ちゃん、の四人だから足りなく無いよ 」


Oh , my god !オーマイガー !(なんてこったい !)

私を忘れているでーす !差別は反対でーすね 」


「 いやいや、アリスは『アニソンアニメソング』しか歌えないだろう。

実際、さっきも一緒に歌っていなかったしね」


「 それなら、皆で『 アニソン 』を歌うでーす !

『 アニソン 』には『 神曲 』が沢山あるで~すよ 」


私達のやり取りを仁ちゃん達が『クスクス』笑いながら、なま暖かい目で見ていた。


う~ん、『朱に交われば赤くなる』と云うけど

さしずめ私達の場合は『 さくら色 』と云うところかな。

このアタシが甘酸っぱい空気にれる時が来るなんて思わなかったよ。


まあ、今日は楽しいピクニックだから態態わざわざ 雰囲気を壊す必用もないか。

アタシも丸く成ったなぁ~



…………皆、突っ込まないからアタシが突っ込みするしかないのか ?

お笑い担当は、アリスに任せたいんだけどなぁ~


「 瞳ちゃん、 その巨大な『米のカタマリ』は何かな ? 」


そう質問したら、あからさまに仁ちゃん達仁、勇気、楓が目を反らしていた。


「 これは私の得意料理の『 おにぎり 』だ !

家族にも仁にも褒め称えられたんだぞ ! 」


どや顔で言う瞳ちゃんに私は言葉を失った。

これ、誰も忠告しなかったパターンなのか ?

流石のアタシもサポート出来んぞ !



【 ????side 】



四月からの入学式に備えて一足早くこの田舎に来た。

荷物は明日にでも学生寮に運ばれる事になっている。

とりあえず、今日はビジネスホテルを予約しているけど

もしかしたら、彼に出逢えるかも知れないと外を出歩いているんだけど…………本当に田舎ねえ、緑ばかりでビルがほとんど無いわ。


結局、彼の運命の女の子は私

湘南しょうなん 勝字菜カテジナだけなのよ。


騎士莉愛キシリア先輩も浜雲ハマーン先輩も家がお金持ちだから既に親の決めた婚約者がいるみたいであきらめざるを得なかったみたいね。


不麗フレイは、別の男の子に告白されて付き合う事にしたみたいだし。


九江素クエスは、最近 イケオジが経営している喫茶店『 紅い悪魔 』に入り浸りだと聞いたわ。


檸個有レコア先輩も大学生の司露狡シロッコさんにターゲットを変えたらしいから………


鎌倉 信太郎くん と結ばれるのは私だけだったようね。



ウフフフフフッ 絶対に逃がさないからねぇ~

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