第165話 雪の日の臨時休校 ②

【アリスside 】



ニヤァ ニヤァ ニヤァ ニヤァ ニヤァ


寒いで~すね。 もうすぐ雪が降ると言うのはわかるで~す。

早く、新聞を取って暖かい部屋に戻るで~す。



ニヤァ ニヤァ ニヤァ ニヤァ ニヤァ ニヤァ ニヤァ


早く戻るで~す。 私は、何も見なかったで~す。

私が無視して家に戻ろうとしたら………


ひどいじゃないのか ? 君は、可愛らしい可哀想な仔猫こねこちゃんを見捨てるのかい 」


眼鏡をかけた美人のお姉さんが語りかけてきたで~す。


「 見捨てる訳じゃ無いで~す。 不審者 ふしんしゃには、近づいては駄目だと ママに言われたで~すね。

お姉さんは、怪しさMAXマックスで~すね。 」



「 ハッ ハッ ハッ これは、お姉さん 1本とられたな。

この家は『 大江戸 仁 』君の家なんだろう、なら私は関係者だ 」



「怪しさMAXなお姉さんですが 一応、ジンに聞いて見るで~すね」


私は急いで部屋に戻ったで~す。





【 勇気side 】


ドタドタ ドタドタ ドタドタ


「 たっ 大変で~す! 入り口に変なお姉さんがいま~す

ジンの関係者とか言っていましたが気お付けま~す、絶対に変質者に間違いないで~すね ! 」


「 変質者は、酷いなぁ~。 やっ ! 仁ちゃん、久しぶり 」


エッ エッ 誰なの ? 何でジンを仁ちゃん 呼ばわりするの ?


真理姉 マリねえ ! 何で戸々にいるの ?」


「 もちろん、仁ちゃんにいに来たんだニャァ 」


そう言って、ジンに炊きついた………「あぁぁぁ ! 僕のジンにぃぃぃ~!」


「 クン クン 相変わらず良い匂いだニャァ 」


「あぁぁぁ 僕のジンの匂いをいでいるぅぅぅ~

僕だってアンナ事した事ないのにぃぃぃぃ~ 誰なの、このお姉さんは ?」


ジンは、困ったような嬉しいような複雑な顔していた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る