第141話 冬休み最終日 ②
【 博子side 】
あの『乙女ゲーム』は危険だから封印することにしたわ。
冬休みの宿題も反省文も終わり『 MMO‐RPG』をプレイしていた。
深雪とコンビを組んでモンスターを狩っているんだけど………
ゲームの中でさえ、男の子達が寄って来ないのは何故なんだろうか ?
『 親しくなったら〖オフ会〗 を開いて、彼氏ゲット計画 』
が実行出来ないよう !
『クリスマスイベント』も『 お正月イベント 』も男の子のプレイヤーを狩りに誘ったけど断られたり、逃げられたりしたわ。
というか、戦闘職を選んでいるのが女の子ばかりなのは何故なの ?
男の子達の大多数は、鍛冶や商人や農民と料理人を選んで、のんびりゲームをしている。
『 RPGゲーム 』はモンスターを倒して攻略するのが王道よね。
アッ、深雪から『 チャット 』が来たわ。………え~と、なになに
〖 今日子(委員長)から連絡あり、『 学年末試験』に向けて勉強するよう
忠告があったから私は、ここで オチル( ゲームを止める)わね。
…………学年末試験、ナニ ソレ オイシイノ…………わっ 忘れてたわ !
私は、ゲームを止めて教科書を探した………
アーーー ! 教室の机の引き出しに置きっぱなしだったわ !
私は学園に教科書を取りに行く為、自転車を探したけど無いのに気づいた……………そして、『 駅 』の駐輪所に停めっぱなしなのを思い出してしまった。( 隣の市に買い物に行って帰りは、たまたま お父さんに会って車で家まで送ってもらったのよね )
私は、学園まで自分の足で向かうことにしたのだった( 駅と学園は逆方向なのよ !)
私が復習を始めたのは結局、夜になってしまったわ。
どうせなら、もっと早く教えて欲しかったわ !
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