大江戸くんの恋物語

第112話 宿泊学習 After...④

────時間を 休みの日の朝まで巻き戻します ────

【 聖子side 】

秋奈

「今日は 休みだ ！ だから デートだぁー ！ 」

聖子

「 賛成 賛成 ！ 反対は 認めません ！ 」

ポカッ ポカッ

秋奈、聖子

「「 痛いよぉ～（いったぁ～いよぉ～） 」」

政雄、和彦

「「 少しは 落ち着け ！ 」」

聖子

「 バスの中で 熱々だったのは 『 嘘 』だったのぉ～…………エ～ン エ～ン 」

秋奈

「 お～～ よし よし 二人とも酷いねぇ～ ！ こんな可愛い彼女を泣かせるなんて ！」

政雄

「 見え透いた『 ウソ泣き 』は やめろ ！」

和彦

「 そうだよ 昔から『 ウソ泣き 』ばかり上手いんだから二人とも ！」

政雄

「 それで 何度 俺達が悪者にされたことか ！ 」

和彦

「 二人共、成長しないんだから ！ 」

聖子、秋奈

「「 バレてぇ～～らぁ 」」

─── その後 四人は 仲良くデートする辺り 甘々カップルなのでした ────

【 アリスside 】

昨日は 宿泊学習から帰って来てから冷蔵庫を見て食材が無いのに気付きました………今さら買い物に行くのも面倒なので 買い置きしていた インスタントラーメンを 夕食に食べたので～す

流石（さすが）に 大江戸ファミリーの家に突撃する程 私はズウズウしくありませ～ん…………兄さんは 文句も言わず食べました………流石 兄さん、略して『さす兄（にい） 』ですね♬

朝食は まだ 食材屋さん（スーパー）が 開店していないので ファミリーレストランに行きました。

モーニングサービスのセットを頼み ソフトドリンクを取りにいったので～す…………飲み放題なのは 嬉しいですねぇ～

兄さんと一緒にいるのも良いのですが そろそろ本気で 彼氏を見つけないとイケマセンねぇ～………… ミユキ や ヒロコ の仲間入りは 勘弁（かんべん）で～す。

【 博子side 】

竜ヶ崎忠夫くんの自宅に朝早く突撃して あの娘達（絹、令子）を 出し抜いてやろうとしたら 忠夫くん も 朝早くから 何処かへ 出掛ける所だった。

後を尾行（びこう）していたら 『 ナンパ 』 を始めたので 偶然を装い『 ナンパ 』されようとしたら 一足先に あの娘達（絹、令子）がいた。

急いで隠れて様子を見ていたら よりにもよって 忠夫くんは あの娘達を 『 ナンパ 』してしまい 二人に耳を引っ張られながら 何処かに行ってしまった。

？？？

「 残念だったわね 」

後ろを振り向くと 深雪が 良い笑顔でいた

深雪

「 約束を 破って『 出し抜こう 』としたから 『 罰（ばち）』が当たるのよ 」

その後、私の 『 驕り（おごり） 』で 深雪と 自棄食（やけぐ）いをしてしまった…………今月の おこずかいがぁ～