第69話 新学期 ①

【 由利子side 】


う~ん、頭が ガンガンするなぁ~

二日酔いだな !

時間を見ると、午前 三時だった。


私は台所で冷たい麦茶を飲んだ後、シャワーを浴びにお風呂に向かった。


シャワーを浴びると完全に目が覚めた。

これが漫画やアニメだと主人公による

『 ラッキースケベ』があったりするのだが、現実は甘くない。


あったら、あったで責任を取ってめとって貰うのだが………

イカン イカン、私は教師なんだぞ !


それに、私には『ハルト(恋人予定)』が居るではないか ! うへへへへ……




〖 由利子先生の妄想劇場 スタート 〗


「 浮気は良くないわ !

いくら私が魅力的でも、貴方には婚約者がいるじゃないの ! 」


「由利子先生 いや 由利子さん、僕と結婚してください。

幸い、この国は一夫多妻が認められました。

僕のに成ってください !」


「「「 そうです !

由利子先生なら私達は大歓迎します !

私達を導いてください 」」」



【楓side 】


いつまでも、 お風呂場で シャワーの音がしていると思っていたら、由利子先生が可笑しかった………可怪しかった。


由利子先生が、ここまでこじらせていたとは………

見なかった事にしよう。

私達楓、瞳、勇気は静かにその場を去ることにした。


【 仁side 】


朝、朝食の用意をしていると ユウキ達が起きてきた。


「ジン 、おはよう

何か手伝う事が、あるかなぁ ? 」


「仁くん、おはよう。 私も手伝うよ 」


「仁、おはよう

私も 私も 何か手伝うぞ ! 」


何か、皆の様子が可怪おかしいけど………


「 皆、 おはよう

今日はパンだから、瞳ちゃんはジャムとバターを用意してね

楓ちゃんは、レタスを水にさらしてあるから 水をきって、お皿に盛ってね

トマトのスライスは、冷蔵庫に入っているから、トッピングを頼むね

ユウキは、僕と一緒に『スクランブルエッグ』を手伝ってね 」


「「「 わかった(わ) 」」」


朝食を並べて用意が出来た時に、由利子先生が起きてきた。


「「「「 おはようございます 」」」」


「 おはよう、皆

いつも悪いわね 」


朝食を食べ始めたんだけど………

由利子先生を含めて、皆の様子が変だなぁ?


とにかく、今日から新学期だから頑張っていこうね、皆。

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