第6話 翡翠色の疾風
「………紫、外れか」
「クフフフフ。随分なセリフだな、外れとは。コレでも定評はあるのだぞ?『揉み心地』などには♪」
「ハ、ハワワワワ!」
「なっ!!!!! す、少しは恥じらったらどうだ破廉恥な!!!」
「フ♪ 手ずから剥いておきながら、また随分とウブいじゃないか、え?お前様。呼ばれているのだろう?
「そ、其方が構わずとも俺が構う! 魔女とて
ユサユサと、露わとなった乳を
口元は常に
と、とにかく谷間に埋もれた
「クフフフフ♪ 顔を背けつつもチラチラと視線を送っていては、説得力に掛けるぞ? なぁお前様、フフフフフ♪」
「う、うるさい! 俺はもはや其方に用は無い。これ以上続けると言うのであれば、この先は刃を返す。
我が黒き一灯にその命焼べたくば、かかって来るが良い」
「ク、ハハハハハハ。この紫電の魔女が、怖気付くとでも? 杖を折り、
ハハハハハハ、興が乗った。
是非とも炙って貰おうじゃないか、その黒き
「………そうか、ならば死ね!!!」
『浦島一灯流』
『疾風結界!!!(ウインドベール)』
「二人ともそこまでです!」
戦さ場を吹き抜ける、一陣の
翡翠の色を纏うその疾風は、俺を囲いし檻と化す………。
「動かないでください。貴方は今、風の刃に囲まれています。その壁に触れれば、タダでは………」
「止めろミーヤ! ソイツに手を出すな!!!」
「ヘッ!?」
『刀術壱ノ型』
一歩、また一歩と踏み出す度、ザクザクと頬が、頸が、腕が、脚が、刻まれる。
痛くないワケでは無い。
されど、身の
『黒椿!!!』
「ミーヤ!!!」
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