偽善憲法

九条

やはり、日本国憲法について話すとなれば、九条だろう。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。

とあるが、やはり、反吐が出るような文面だ。自由を謳っておきながら、いざ中身を開けば｢日本国民は何々する｣等と抜かす。まるで、降伏文書(事実似たような所ではある)だ。

美学において、戦争と死と美というのは、血の匂いのする官能であるが、いわゆるそのヘンな考えではなく、｢一般論｣として考えてもこれはおかしいだろう。

戦争とは何か、交戦権とは果たして。結局、急造憲法で、そういう細かい定義もしていないから、今になってこういうボロが出てきたのだ。

平和とは、武器を持たないことか？

平和とは、黙って殺されるこてか？

武士道とは、無抵抗で死ぬ事か？

違う。日本国憲法は、この時点で武士道の否定をする。現人神も、否定する。つまりは、日本の伝統の否定をしているのである。

恐れ多くも、国の憲法が、国を否定するのだ！

そのくせ、自衛隊員ら武士達は、黙って主に仕えている。彼らは自らの主を勘違いしているのだ。彼らは、憲法を主だと思い込んでいるか、何も考えていないかだが、彼らが主だと思わなければならないのは、日本の伝統、そして文化である。自衛隊員は、日本の文化と伝統の為に死ななければならない。