第11話 魅力 【CHARM】 ①

とある会社でのお話。


「どうなっているんだ!?」

「課長!外は危険です!」

「どうだっていい!車を出せ!娘が心配だ!」


「吉田課長。」


1人の女性社員が課長の名を呼ぶ。


「なんだ!?お前、たしか新人の高島たかしま雛美ひなみか!?」

「はいそうです。課長に言いたいことが…」

「お前で良い!早く車を出せっ!」



高島雛美は笑う。



「なんだ!?なにを笑っている!?」

「[charm]、吉田課長、死んでくださ

い。」


吉田課長、吉田岳斗は窓から身を投げ出した。


「課長っ!お前課長に何した!」

「スキルを使っただけですよ。」

「スキル!?お前何を言っている!?」

「まあ良いです。[charm]この場にいる全員、飛び降りて死んでください。」



高島雛美がそう言うと、全員が順番に窓から飛び降りて死んでいった。



「アハハハハハハ!!!」



 〜〜〜



(大会か…チームとかなんとか言ってたし誰がいないかな…)


「イヒヒ…死ぬ前に体を俺にくれよ…」


変な男が目の前に現れた。


「じゃあ死なないでください。」

「うるせぇ、どうせ俺は死ぬんだ…その前に童貞をお前で捨ててやる…」

「[charm]、あなたの名前、スキルを全て教えてください。」

伊藤いとう春樹はるき、スキルは隷属の能力を持つ[slave]。」


伊藤春樹、言葉を放った後、すぐに戻った。


「え?俺はなんで…」

「私のスキルは[charm]というものです。あなたの[slave]を合わせれば完全な奴隷を作ることができます。」

「そんなことしない…だって…そんなことしたって死ぬんだ。」

「私の戦略はこうです。出会った人達を全員奴隷化させて最低100人の奴隷ができたところでみんなに殲滅の命令をするという感じです。」

「それで俺は生き残れるのか…?」

「はい…100%生き残れますよ…」



高島雛美はニヤリと笑った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



今回、名前を

さそりから夜間蠍(YorumaSaSoRi)に変更しました。


自話の投稿を12月10日にします。

自話からちゃんと毎日投稿をするので勘弁してください

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夢と現実の狭間で悪魔と舞い踊る 【夢REAL】 創意工夫  @souikuhu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ