ミスリルを素材に防具を作る
来斗はSPを50支払い、『鍛冶』スキルを習得した。『鍛冶』スキルとは、鍛冶師が習得するスキルである……通常であれば、戦闘職である戦士や剣士、前衛職に就いている者が習得する事はない。
鉄則(セオリー)からすれば、本来は自分の得意な領域に集中し、不得意だったり、不要な分野は切り捨てるのが得策とされている。
だが、それは他の面々が仲間の弱点を補える場合のみである。来斗は今、ソロでこの地下迷宮(ダンジョン)を攻略している。その為、来斗はある程度は万能に立ち回らなければならなかった。他人に頼れない以上は、どんな事も自分で成し遂げなければならない。それがソロ攻略の辛い点でもあった。
来斗は習得したばかりの『鍛冶』スキルを早速しようする。素材として使用するのはミスリルゴーレムがドロップした『魔法金属(ミスリル)』だ。
『魔法金属』は軽い上に強度も高い。物理的な防御力に秀でている上に、魔法防御力にも秀でている、便利な素材だ。
来斗は『鍛冶』スキルを使用し、防具を作り出した。トンキンカンコン! 甲高い音が響く。
「できた……」
来斗は家事スキルで防具を作り出した。その防具は『魔法金属(ミスリル)』で、出来た鎧。『ミスリルプレート』であった。
早速、来斗はこの『ミスリルプレート』を装備する。これにより、来斗の防御力及び魔法防御力が大きく、向上する事となる。
装備を慎重した来斗は30階層に挑む事となる。そう、四竜がいる、あの階層である。
その第30階層より深くに進んだところで、来斗の運命は前回とはまた、大きく変わっていくのであった。そう、一人の少女の登場によって――である。
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三雲来斗 16歳 男 レベル:30
天職:無名剣士【ノービス】
攻撃力:200
HP:300
防御力:200
素早さ:150
魔法力:150
魔法耐性:200
スキル:錬成 料理 鍛冶
装備属性剣(エレメントソード)攻撃力+50
※四属性の属性効果が付与(エンチャント)されている。
旅人の服。防御力+10 →『ミスリルプレート』防御力+50 魔法耐性+50
※現SP残250SP
保有アイテム 干し肉×5
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