第4話 ワガママが標準装備
【チューし隊】はセクシー系アイドルユニットだそうだ。
もちろんインディーズ アイドルだ。
【チューし隊】と言う安易なネーミングからしてキワモノだろう。
アイドルヲタのボクも知らないほど無名の地下アイドルだ。
《ご存知、我輩はユッピーの熱烈なファンじゃ》
「いえいえ、ご存知と言われてもそんなこと知りませんよ」
《だが我輩は好きな美少女アイドルの前だと何も話せないシャイなタイプの魔王なのじゃ》
「どんなタイプの魔王ですか」
《なので是非ポチに仲介してほしいのじゃ》
「ボクに……、仲介を」
《もちろんタダとは言わん!! ここにある緑のたぬきを全部やろう!!》
「いやいや、元々、ここにある緑のたぬきは全部ボクのですから!!」
《構わん》
「うゥ……(ب_ب)!」
まったくワガママな魔王だ。
もちろん大概の魔王には、ワガママが標準装備されているが。
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