第3話 チューしたい✨😚✨✨💕

 ボクは必死に首を横に振った。


 できれば魔王とチューなんて経験したくない。



《ぬうゥ!! チューしたいのじゃ……》

 なおも魔王はボクの両肩を掴んで脅すように告げた。


「いやいや、落ち着いてください。

 魔王様……(;ŏ﹏ŏ)!!」

 なんとかなだめて執成とりなしたい。魔王とチューなんて考えただけでもゾッとしてくる。




《今すぐチューしたい……んじゃァ!!》



「いやいやァ……(´-﹏-`)!!!! 困りますよ。

 ボクは初めてなのに」

 いきなり初体験が魔王だなんて残酷だろう。



《ぬうゥ、ポチしからんのじゃ!!》

 だが魔王も諦めず、両肩を掴んだまま威嚇してきた。


「いえいえ、ボクには荷が重すぎますよ。

 他に誰かないのですかァ?!」



《頼む!! ポチが最適なんじゃ!!》

「いやァ……、そんなに頼まれても」

 


《今、召喚するから!! 頼んだぞ!!》


「しょッ、召喚ッて、なにをするんですか」



《チューし隊のユッピーを召喚するのじゃ》



「えェ……(⑉⊙ȏ⊙)!! チューし隊のユッピーッて、なァんだッ!!

 ボクとチューしたいンじゃないのか!!」



《当たり前じゃ!! なんで我輩がポチとチューしなきゃならないンじゃ!!》

 


「そ、それならそうと言ってくれれば……」

 一時はBL展開になるのかとハラハラした。








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