第26話

 勝手知ったる様子で荷物を置き、戻ってきたアレンの姿を見つつ、レイシーは複雑な思いをかかえていた。それを口にするのは少々無粋だし、これはレイシー自身の問題だ。ぐっと重たい気持ちを飲み込み、ありがとう、とアレンに礼を告げると、アレンはいつものにっかり笑いを見せた。つられてレイシーも小さな口元を緩めた。


 わだかまった気持ちが消えていく、と胸をなでおろしたときに、アレンはふと視線を移動させた。


『何でも屋、星さがし』


 屋敷の前に立つ手作りの看板には、器用に文字が刻まれている。立てられたのはつい一週間ほど前のことで、まだまだ真新しさが目立つ。

 アレンの視線に気づき、そっとレイシーは顔をそらした。「なあ、レイシー姉ちゃん」 しかし逃げようがなかった。


「何でも屋の依頼、一個でも来たのか?」


 アレンの言葉は、ぐっさりとレイシーの胸を貫き、静かに地中に埋もれた。もちろん比喩であり、実際のレイシーは静かに帽子のつばを両手でひっぱりつつ顔を隠して、小刻みに震えているだけであったが。ぶるぶるしている。アレンはその様を、無言のままに見つめた。全てを物語っていた。


 ――何でも屋、星さがし。

 レイシーがこの村に来てからというもの、すでにこなした依頼の数は三つ。それが多いのか、少ないのかはわからないが、実は人間以外の魔物からの分もカウントしているので、水増ししての三つである。


 けれどその三つは、なあなあのままに受けてしまったものだから、過去の仲間からの依頼を受け、レイシーは決意した。レイシーの目的は、しっかりと自分の足で立って、生きること。国に命じられるがままに決められた道を歩むことはやめた。だからそう。この看板はレイシーにとって、大きな一歩、となるはずだった。


 一日目、どきどきしつつ看板の周囲を回った。

 二日目、そわそわして、家から出たり、入ったりを繰り返した。

 三日目……以下略。


 先程アレンの成長に気づいてしまい飲み込んだ気持ちとは、成長しない自分自身に対しての苦々しい感情である。幼いと思っていた少年が、実は前に進んでいた。それに比べて、レイシーはどうだろう。とりあえずぶるぶるするしかない。レイシーの頭の上ではあまりのバランスの悪さにティーが踊り狂っている。


「……いやでも看板を立ててから、まだ一週間だしさあ。っていうかそもそも、姉ちゃんの店があることって、みんな知って……うん、知ってはいるか……」


 アレンはフォローしようとしてくれているが、中々ならない。一応、レイシーだって、看板を立てて、はい終わり、としたくはあったが、そんなことはしなかった。新しく店を始める許可も必要である。村の長老であるババ様のもとに向かったし、アレンの父であるカーゴも応援してくれた。顔の狭いレイシーだって、半年近くも村に住んでいればある程度の知り合いもできてくる。その他ほそぼそと小さく声をかけと、彼女なりの努力をしたつもりだ。


 ――しかし、レイシーは気づいてはなかったが、そもそもの問題があった。

 何でもする何でも屋、と言われたところで、プリューム村の住人からしてみれば、何を頼めばいいのかピンとこない。道具を売っているならちょっと店を見に行こうか、と足を踏み入れることはあったかもしれないが、住人達は今の小さな村での生活に満足しているし、困りごとがない以上、レイシーのもとにやって来ることもない。


 という事実を、落ち込むレイシーを見ながらアレンは薄々想像がついてきた。レイシーは、なんだかすごい魔法使い、ということは村の人間達も理解しているが、魔術をまともに使える人間が周囲にはいないから、どんなものかわからないのだ。それにレイシーが作る匂い袋の生産の手伝いで、村自体も潤っている。


 困りごとがなければ、活躍ができない。なんとも悲しい話であった。

 ただでさえ小さな体を、どんどんと小さくさせるレイシーを見て、アレンはなんだか気の毒になってきた。

 凹んで、いつの間にかうずくまっているレイシーの背中を、「まあまあ」と優しく叩く。


「別に急いでるわけじゃないだろ? 何事も始まったばかりはうまくいかないもんだって父ちゃんが言ってたよ。今からが本番だよ。それよかさ、たまには気分転換だって必要じゃない?」



  ***



 アレンに誘われるままレイシーは屋敷から村に下りてきたわけだが、陰鬱な気持ちが消えることなく、杖を握りしめふらふらしている。ティーは体いっぱいに太陽の光を浴びて空の上を滑空し、くるくると楽しそうだ。

 朗らかな道と頭の上とは相反して、レイシーは大きな杖の先をとすん、とすんとつきながら、静かにべそをかきつつ歩いていた。


「どうしよう……。このまま一人もお客さんが来てくれなかったら……どうしよう……」


 基本的にレイシーは後ろ向きだし、社交性もない。もっと自信を持っていいのでは、とアレンは不思議に思わなくもないが、それはレイシーが育った環境にも関係している。


 彼女は間違いなくクロイズ国一番の魔法使いで、暁の魔女の異名を持っているわけだが、レイシーからしてみれば努力に運よく結果が付随してきただけだ。孤児として生まれたレイシーは魔術の腕を磨かなければ、生き延びることができなかった。


 魔術を使用することができるのは、魔力を持つ人間だけだが、レイシーと同じように魔力のある人間が、彼女のように魔術漬けの生活をすれば、誰でも同じように魔術を使うことができるだろうと思っているし、命じられるがままに人との関わりも少なく生きてきただけだから、自分なんてまったくもって大したことがないと思っている。


 ――そもそも、誰しもがレイシーのように努力ができるわけもない、という事実が、そこからは抜け落ちているわけだが。


「一人も来なかったらって……別に急がなくたっていいじゃん。客なんていつかは来る来る。っていうか前から気になってたんだけど、その杖なに? でかくなったり、小さくなったり、それも魔術?」


 アレンの言う通りであったけれど、何でも屋の看板をつける手前、レイシーとしては多大な覚悟が必要だった。自分自身で選んだ道を進んでいく勇気は、レイシーの中ではときおり大きくなったり、小さくなったりを繰り返す。けれども、覚悟をした結果になんの後悔もないし、胸の内にはウェインと見た星空のように、きらきらした気持ちがあった。


 けれども、まあ。

 空回りをしてしまったような、がっくりとした感情は仕方がないと思えなくも、ない。

 アレンに返事をする声はやはり静かなものだった。


「……この杖自体は普通の杖だけど、私の気合に応じてサイズが変わるの」

「なんなのそれ……」

「集中しやすくできるように、そうすることを意識していたんだけど、いつの間にか逆に私に引きずられるようになった、というか……」

「よくわからないけど、魔術って難しそうだなあ」


 魔力を持っているものは、大半が貴族である。使うことができる人間が限られている上、術式を覚えるには苦労する技能だ。一般的な市民にとっては、馴染みがないのも仕方がないだろう。だから、魔法使いに何ができるかわからない、となると、もっと魔術自体を馴染みがあるものに変えればいいのでは……? とレイシーが何かを掴めそうな、そんな気になったときである。


 小さな家の前で、オレンジ髪の女の子が、ふんっと気合を入れて立ち上がった。近くにある柵を頼りに、足をぷるぷるとさせている。あっ、とレイシーが驚いて、目を大きくさせたとき、一瞬のうちに、とすんとお尻から落っこちた。女の子は両手を突き出したまま、呆然としている。レイシーとアレンも同じ表情で彼女を見つめた。しかし彼女は気合の言葉を繰り返し、再度ふんっと勢いよく立ち上がり、お尻をぷりんとさせている。


「あー、あー、レイン、あぶないあぶない!」


 またひっくり返った――となる前に、アレンはすばやく滑り込んだ。少年の膝の中で、レインと呼ばれた赤子は嬉しそうにきゃっきゃと笑っていて、下の歯は、数本の乳歯が見えている。そう、彼女が生まれるときには一騒動あった。なにしろ、それはレイシーの二個目の依頼であったのだから。


 この間見たときは、まだ歯も生えていなかったはずなのに、いつの間にかしっかりしてなんでも一人で挑戦している。さらにレイシーは愕然とした。前に進んでいないのはレイシーだけなのではないだろうか。あまりのショックに、レイシーはがくがくと震えている。


「リーヴ、ヨーマ! 見てるならちゃんと手助けしろよ!」


 レインをかかえたまま、アレンは幼い弟達を叱責する。アレンよりも悪戯小僧が抜けきれていない顔つきだ。怒られたはずなのに、茶髪の二人の少年はほっぺたに両手を当てて座り込みながらにっかりと笑い、「いやだって」「やる気に満ち溢れてたみたいだし」「止めるには忍びないと思ったんだもの」と、軽快に言葉を重ね合い、「「なー!」」 二人で顔を合わせている。アレンの双子の弟達だ。


 レイシーも彼らに会うのは初めてではないが、野菜を届けてくれるアレンよりも顔を合わせる回数は少ない。だから少しばかり気まずく口元をこすったのだが、双子はケタケタを笑いながらレイシーの周りを回った。ひえっ、と飛び跳ねるレイシーのことなんて、気にしていない。


 あわあわと目を回しているレイシーに気づきアレンが止めようとするが、腕の中にはレインがいる。幼い妹を抱きかかえて叫ぼうとするものの、一歩が足りない。


「あんた達! 静かになさい!」


 フライパンの底をお玉で叩く音とともに聞こえた声に、びたりと双子は動きを止めた。文字通り、カチンコチンに静止している。まるで時が止まったようで、静止魔法でも使ったのだろうか、とレイシーは目を白黒させた。声の主は知ってはいるものの、ごくんと一つ、唾を飲み込み、おそるおそる、窺うようにして彼女を見つめた。

 けれども、声の主はレイシーを見て、にっこりと口元を緩めた。


「レイシーさん、お久しぶりです。うちの双子がすみません」

「いえその」


 トリシャさん、お気になさらず――と頭を下げた瞬間、空の上からティーがずしんとレイシーの頭に落ちた。「うんぐっ」 子供の頃ならまだしも、手加減されているとはいえ、いきなりやってこられては首が痛い。


 崩れ落ちるレイシーをアレン達は呆然と見下ろし、レイシーの帽子の上で高らかに羽を広げるティーに双子達は拍手したのだった。



 ***



「ほら、レイシーさん、遠慮なんてしないで食べてくださいね。本当に大したものではないけれど」

「あ……いえ、そんな」


 食卓の前で、まるで借りてきた猫のように小さくなっているレイシーである。アレンの母、トリシャは、アレンとよく似た髪色の女性で、四人の母とは思えないくらいに若々しく精力的だ。トリシャは半年前、レインを産む際に、命を落としかけた。そのとき彼女を救った縁が今も続いているわけだが、兄妹四人と、母一人の食事の中にいきなり混じってもいいものかと困惑が激しい。しかしレイシーの足元では、彼女の葛藤をあざ笑うが如く、皿の上に載せられた豆をティーが遠慮なく突きまくりご相伴に与っている。


 レイシーの左右では双子が暴れているし、それを諌めることでアレンは忙しい。トリシャはレインをかかえて、ゆっくりと野菜のスープを飲ませている。スプーンを握ったまま、レイシーはただ固まっていた。父であるカーゴは未だに畑から帰ってはいないようだが、それでも十分賑やかだ。


「……ごめんなさい、お口に合わないかしら」

「い、いえ、トリシャさん、そんな」


 さっきから同じことばかりを繰り返してしまう。基本的にレイシーは人付き合いが苦手だ。魔術に関わることや、いざというときは、あっと驚く瞬発力を見せるが、それ以外はからきしだし、どうしても自分の手元ばかりを見てしまう。


 けれどもこれじゃいけない、と止まっていた手を慌てて動かし、豆のスープを飲み込んだ。ほくほくとして、温かくってとてもおいしい。


 ふと、ウェインや仲間達と旅をしていた頃のことを思い出した。身分の高い貴族であるはずなのに、いつの間にか料理上手になってしまったウェインは、こんな風に温かいスープをいつだって出してくれた。


 そんなときだ。うぎゃあ、と叫んだのはリーヴなのか、ヨーマなのか。どっちだかわからなかったが、「あっつい!」と悲鳴が上がる。そして反対のもう一人からは、「ぬっるい!」 もちろん二人は同じものを食べている。レイシーからすれば丁度いい温度なのだが、二人とも汗をぶるぶるにかいていて、弟を見る呆れ顔のアレンも、同じような状況だ。


 家の中はドアや窓、いたるところが開けられており、できる限り風を通すようにしていたが、それだけでは十分でないようで、トリシャはレインの服をめくりながら忙しく汗を拭っている。


 レイシーは首を傾げた。

 たしかに、いわれてみれば暑さを感じる。我慢できないほどではない……と思うレイシーの我慢強さはピカイチだ。自分自身に鈍感といえるかもしれない。黒のローブはやっと卒業したものの、服のバリエーションも少ない。


 そういえば、とまた旅をしている最中の仲間達の様子を思い出した。レイシーはぼんやり杖を握って座り込んでいたが、周囲は灼熱の炎が燃え上がっていた。魔族の土地で、人間が住むには難しい場所はいくらでもある。悲鳴を上げる仲間達にせがまれ、なんとか氷の結界を作ったものだ。


 懐かしい、と瞳を細めていたとき、「氷結石があればなあ!」とおそらくリーヴが涙目になっていた。よく似た双子であるが、だいたい話し始めるのはリーヴが先ということに気づいてきたレイシーである。


「……そんな簡単に魔道具が手に入るわけないだろ。夏は特に需要があるんだから」

「いいんだよアレン兄ちゃん。そういう、冷静な意見は聞いてないんだ。氷結石じゃなくてもいい。氷がほしい。冬みたいに、いっぱいに外にできてたら……」

「今は夏だ」


 今度はヨーマを相手にすげなくアレンは首を横に振る。レイシーはなるほど、とすっかり飲みきってしまったスープ皿を見つめた。くるくる、と指を回して、小さく呪文を唱える。かららん、らん。


 涼やかな音とともに、レイシーの皿の中にいくつもの四角い氷がこぼれ落ちた。


「よかったら、どうぞ?」


 双子に声をかけると、アレン達一家は、呆然としてレイシーを見つめていた。まるで時間が止まったようだ。


「……こ、氷!?」

「うそ! どうやって、魔術、魔術なの!?」


 やっと理解したのか、甲高い悲鳴は、暑がりの双子の狂喜の声である。あまりの喜びように瞬いてしまう。トリシャはあんぐりと口を開けていた。


 レイシーからすれば、冬の川を凍らせるのも、夏に氷を出すのも、まったくもって同じことだ。けれど、彼らからすれば違ったらしい。


 夏に氷なんて、できるわけがない。それが当たり前の認識だ。

 何もない場所から、あるはずのないものを作り出す。それがどんなに驚くべきことか。


「れ、レイシーがいれば、氷結石なんていらないじゃない!? めちゃくちゃすごい!」

「リーヴ、姉ちゃんを呼び捨てにするな! たしかにすごいけど……だいたい氷ができたってすぐに溶けるだろ!」

「氷嚢庫がほしいよお!」

「うちの家のどこに作るんだよ、ヨーマ、ないものをねだるな!」


 兄として忙しいアレンである。トリシャはしっかりものの兄を見て苦笑していた。

 氷嚢庫とは、魔道具である氷結石を部屋の四隅に置いた一種の結界であり、部屋の温度を場合によっては氷点下まで下げることが可能だ。氷結石自体はレイシーもウェインから譲り受け保有している。定期的に魔力を注がなければ氷よりも長持ちするとはいえ、少しずつ溶けてしまう。だから魔力がない平民にとってはただの使い捨てのようなものであり、中々手を出しづらい道具だ。


 レイシーも旅をしている最中に知っていたことだが、実際アレン達の生活を見ていると夏という時期はとにかく不便なのだと思い知った。


「……暑さを我慢していればいい、というわけでもないものね」


 レイシーは口元に手を当てながら考えた。できれば彼らの役に立ちたい、とは思う。レイシーができることは魔術を使うことだけだが、それでも何かができれば。


 アレンの家に定期的に氷を作って送り届けることはできるが、手間もかかるし村の中で一つの家だけを優遇するのはあまりよくない、ということはレイシーにもわかる。

 それなら、と思い浮かんだ。

 レイシーがいなくても、彼らの生活を豊かにすることができる、そんなものを作ることができないだろうか?


「あ、アレン! トリシャさん、ほ、他に何か困っていることはない!?」


 夏を涼しく、快適に。というのは簡単だが、あまりにもざっくりとしすぎている。家の中に氷嚢庫を作るという手もあるが、レイシーの屋敷のように広さのないため、少し難しいだろう。


 拳を握りしめながら気合を入れるレイシーを見て、アレンとトリシャは二人で顔を合わせた。


「……夏は暑くて、もちろん困ってはいるけど、他って、もっと具体的にってことか?」

「いきなり言われると難しいわねえ……だって、暑いことなんて当たり前だし」


 まだ幼い双子達ならともかく、大人になってくると我慢を覚えてしまう。ううん、と考えている間に、トリシャの腕の中でレインが、うきゃきゃと笑っていた。そのときだ。


「ただいまあ。あれ、レイシーさんもいらっしゃったんですか」


 風を入れるために扉を開けたままにしていたから、少しばかり気づくのが遅れてしまった。笑いじわが目立つ風貌の壮年の男性だ。アレンの父、カーゴはレイシーを見て、幾度か瞬いた。食卓の上には片付けていない皿が並んでいる。すぐに状況を理解したのだろう。カーゴはため息をついた。


「ああ、レイシーさんもいらっしゃったなら、もう少し早く帰ってきてみんなと食えばよかったな。今日はさすがに暑すぎる。硬いパンはきつかった」


 持っている空っぽになった布袋を持ち上げて主張する。しばらくの間、レインがきゃっきゃと笑う声だけが響いていた。「……それだ!!!」「う、うおっ」 アレンの声に、カーゴは跳ねた。双子達は両手を叩いている。どうやらそれだけで互いに理解し合っている一家と異なり、レイシーは首を傾げた。けれどもトリシャから説明を聞き、すぐさま理解した。


 暑い日に何が困るかと言えば、やはり食料の保存ということだ。


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